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【伊藤幸弘の子育てアドバイス】#143 朝、子どもを起こす方法
こんにちは、伊藤です。
本日も子育ての悩みから、
ひきこもりや非行など、子どもの問題行動に
悩む親御さんに役立つ情報をお伝えします。
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前回のおさらい
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前回も元鑑別所所長の奥村晋氏と
私の対談の内容をご紹介しました。
前回、私が最も強調したかったのは
ナイフなどの凶器はすぐに取り上げるべきだ
ということです。
「ダメなものはダメ」
とはっきり言わなければいけません。
もちろん過保護は必要ですが、
必要なときには毅然とした態度で
言うべきことをはっきりと伝えることも大切です。
本日も奥村氏と私の対談の
続きを紹介させていただきます。
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今は幼児がナイフを持っているという感じです。
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■伊藤:
今の子ども達がナイフを持つ理由の1つに、
ナイフがどこにでも売っていて、
手軽に買えることがあるでしょう。
また、自分の子どもが
ナイフを持っていることを知っても、
「ナイフは持ち歩くなよ」
くらいしか言わない親もいます。
これではダメですね。
私だったらナイフは即座に取り上げます。
これは常識だと思います。
親も、教師も、世間の大人も
もう一度考え直せば
案外簡単なことだと思います。
●インタビュアー:
奥村さんは、
いろんな少年を見てこられたわけですが、
伊藤さんのお話を聞かれて
どう思われますか?
◆奥村:
伊藤さんのおっしゃる通りです。
子どもの問題行動に対応するときは
ルールをできるだけ
シンプルにすることが大事です。
一度禁止すると決めたら、
厳格に取り締まればいいと私も思います。
■伊藤:
現代では幼児がナイフを持っていると
いう感じがします。
昔は、
凶器を持ち歩くような人間はごく一部で、
それを使うのは喧嘩相手など
非常に限られていたように思います。
ところが最近は、たとえ成人していても
ナイフを持つ人間の精神が幼児のままです。
そのため、以前は社会にあった
凶器の取り扱いに関する暗黙の了解のようなものが
通用しなくなってきています。
格好つけるために持つなら、
ナイフではなくて他の物でも良いはずです。
物が溢れている中で、あえてナイフを選ぶのは、
少しでも「強く見せたい」という願望です。
つまり、そのような子どもは
気が弱い子だと言えるでしょう。
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編集後記
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本日も引き続き凶器についての
お話を紹介してまいりました。
凶器を持つ子どもの心の底には
「弱さ」
があります。
弱いからこそ虚勢を張るために
ナイフを持たなければいけないのです。
悪びれたり、非行に走るような子どもは
精神的に弱いのです。
私たち大人は
子どもの本質を見なければいけません。
見た目や言動だけで判断するのではなく、
「なぜ、今この子はこんなことをするのか」
「なぜ、こんなことを言うのか」
しっかりと考え、理解する必要があります。
問題解決のためには、
子どもの内面を理解しなければいけないのです。
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読者の方から頂いた喜びの声
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続いて、
DVD、メルマガ、子育てラジオ定期便などを
ご覧になり状況を改善された読者の方の
喜びの声をご紹介します。
本日紹介させていただくのは
UNさんのメッセージです。
正しい子育てを実践したら変化が見られたと、
喜びのメッセージをくださいました。
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23歳の息子ですが、
私の息子も不登校で昼夜逆転のゲーム依存です。
以前のメルマガに「朝 起こす方法」が載っていたので、
その方法を実践してみました。
朝、息子を起こすときに、
優しく時間だけを伝えました。
3回くらい、15分おきくらいに
優しく声をかけて待っていたら
本当に起きてきたんです!
穏やかな朝が向かえられました。
先生のアドバイス凄いです。
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UNさん
貴重なメッセージをありがとうございました。
メルマガをご愛読いただいており
ありがとうございます。
正しい子育てを実践していただけて
とても嬉しく思います。
以前のUNさんは
息子さんをどのように起こしていたのでしょうか?
「早く起きなさい」
「遅刻よ」
「いつまで寝ているの?」
こんな感じの言葉ではないでしょうか。
息子さんを起こすとき、UNさんご自身も
イライラしていたのではと思います。
イライラしながら起こされた息子さんも
その度に嫌な気持ちになっていたでしょう。
でも、少し言い方や表情を変えるだけで、
お互いが嫌な気持ちにならず、
穏やかな朝が迎えられる
というのは、本当に素晴らしいですよね。
これからも、子育てに役立つ情報を
メルマガで配信してまいります。
改めまして貴重なメッセージを
ありがとうございました。
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%%NAMESei%%さんのご家庭はいかがですか?
朝、お子さんを起こすときに
イライラしたり、喧嘩になったりしませんか?
忘れてしまった方もいらっしゃるかと思いますので、
UNさんさんが参考にされた
メルマガを改めてご紹介します。
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今回は、この「伊藤幸弘 不登校・ひきこもり解決講座」を
受講されている方から
こんなご質問をいただきました。
同じように疑問を持っていらっしゃる方が
いると思いますので、
今回メールさせていただきました。
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中学2年の息子です。
不登校ですが、週に1度くらい学校に行きます。
もちろん遅刻ですが・・・
夜遅くまでゲームをしているせいか、
朝はなかなか起きれません。
毎朝、
「今日は学校はどうするの?」
「遅刻よ」
と起こすのですが、
まったく起きません。
朝の声かけはどうすればいいのでしょうか?
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親としては、「子どもに学校に行ってほしい」と思い
朝は何が何でも起こしたくなります。
お子さんの状況によって変わるとは思いますが、
朝の声かけは
「○○時よ」
と時間だけ伝えるだけでいいです。
毎朝、その時間に起きているのであれば、
本人は起きなければいけないとわかっているはずです。
ですので、時間だけ伝えればOKです。
時間を伝えるときも、優しい声で言って下さい。
お母さんが学校に行く時間が気になるのであれば、
15分・30分おきくらいに、
「○○時30分よ」
とこちらも怒った声ではなく優しい声で言って下さい。
ついついお子さんが起きないと、
大きな声を出したり怒った声になりがちですが、
意識して優しい声で、
ゆっくりとわかりやすく言って下さい。
これだけでいいです。
起きてくる起きて来ないは本人の意思に任せましょう。
%%NameSei%%さんもそうだと思いますが、
朝から、怒鳴り声を聞いたらどう思いますか?
いい気持ちはしないですよね?
学校が嫌で行きたくないと思っている子に
朝から「学校に行きなさい」と
嫌な事を思い出させたらどうでしょう?
起きたくても起きれないですよね^^;
ある小学生の不登校児のお母さんは、朝
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今日は、○○してお母さんと遊ぼうか?
早く起きて遊ぼうよ
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と言ったら、朝起きるようになったそうです^^
嫌なことでなく、楽しい事を想像させる!!
それも朝の声かけのポイントかもしれませんね
%%NameSei%%さんも試してみて下さい。
小さいながらもきっと変化があると思いますよ^^
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これが、UNさんが参考にして、
穏やかな朝を迎えることができたメルマガです。
ぜひ、%%NameSei%%さんも実践してみてください。
ポイントは、
「子ども目線で考える」
です。
こういう言い方をしたら、
自分が子どもだったらどう思うかな?
嫌な気持ちになるかな?
と考えると
わかりやすいと思います。
本日も最後までご覧くださいまして
ありがとうございました。
PS:
メルマガでお伝えしていることを実践されて
何か変化はありましたか?
・子どもの態度が変わった
・ついに学校に通えるようになった!
など、改善の兆しが見られましたら
ぜひご連絡ください。
こちらのメルマガで他の親御さん方に
共有させていただきたいと思います。
あなたの体験談が多くの方の希望となります。
ご連絡をお待ちしています。
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