【伊藤幸弘の子育てアドバイス】#9 親子関係の修復に唯一必要なこと

2015-03-05

おはようございます。
伊藤 幸弘です。

今日も子育ての悩みから、
ひきこもりや非行など、子供の問題行動に
悩んでいる親御さんに役立つ情報を
お伝えしたいと思います。

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前回のおさらい
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子どもに問題行動が見られたとき、
それを薬の力で解決しようと
される親御さんがいます。

でもいくら薬に頼っても
根本的な問題解決には
なりません。

なぜなら子どもの問題行動の原因は

“愛情不足”

にあるからです。

愛情を与えてくれる薬は
世界中どこを探しても
存在しません。

問題解決に向けて本当に必要なのは
薬ではなくて

“親への信頼の回復”

です。

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今日のテーマ:親子関係の修復に唯一必要なこと
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でも、そうは言っても

「どうしたら信頼が回復するの?」

と思われている方も多いと思います。

それが分かっているのであれば
そもそも子どもの問題行動なんて
起こっていないのかもしれません。

ですから本日は、
具体的な例を紹介しながら、

“どうすれば信頼が回復するのか?”

というテーマでお伝えしていきたいと思います。

ぜひご自身の状況にあてはめて
参考にして頂ければと思います。

それでは本日も前回に引き続き
佐々木先生との対談をお伝えしていきます。

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■伊藤:

以前、相談を受けた子なんですが、
32キロにまで
体重が減ってしまった女の子がいたんですよ。
会った時には、もうとにかくガリガリで。

1週間くらい僕のところにいて
それから家に帰ったんだけど
やっぱりモノが食えない。

それで入院することになったわけですが、
点滴も入らない。そんな状態だから

「もう1回うちに来なよ」

と言って車に乗せて連れてきたわけ。

その時に

「本当は何か理由があるんじゃないの?」

って聞いてみたんです。

それまでは理由がない拒食症という感じだったけれど、
話の端々にお父さんのことが出てくるんです。

「ひょっとして、
この子はお父さんに愛されたいんじゃないのか」

と感じたんですね。

それで、お父さんに電話をしたんだけれど、
お父さんは

「北海道で場所も遠いし、
会社が明日にもつぶれそうな状態で
仕事が大変だから行けない」

と言うんですよ。

●佐々木:

うん。

■伊藤:

「会社と娘さんとどっちが大事ですか?」

と聞いたら

「そりゃ両方大事です」

と言うわけ。

「ふざけるな!」って怒ってね、

「会社なんかいつでも起こせるじゃないか、
でも娘が死んだら取り返しがつかないんだよ」

と言ったら、分かってくれたみたいで
北海道からすっ飛んできたんです。

来てみたら、娘がものすごく衰弱している。
その姿を見て本当に反省したらしんだよね。

枕元に座って娘の手を握って涙を流していた。

そうしたらその子が目を開いて
すぐにね、スポーツドリンクを口にしたんですよ。

ほとんど何も口にできなかったのに。

お父さんは1週間ほど僕のところにいましたけれど
その1週間でその子はみるみる回復していっちゃった。

会社は潰れてしまったけれど、
親子で元気に家へ帰っていきました。

●佐々木:

その子にしてみると、会社が潰れようと何しようと
自分を救いにきてくれたということがね、

気持ちの上でとても大きかったんだよね。

■伊藤:

そう思います。
もうひとつ、不登校の女の子の話なんですけれど、
学校にも行かない、
髪も金髪に染めちゃった子がいたんです。

お父さんは警察官で、年に2回ぐらいしか
家に帰ってくることができない。

子どもが大変だという状況を聞いても
なかなか帰れないわけですよ。

でもそのお父さんは、娘が髪を金髪に染めて、
学校にも行かないという状況を知って
警察をクビになってもいいという覚悟で

「家に帰る」と

署長に話したそうです。

そうしたら

「まず家庭の安全を守るのが第一だ」

と言われたそうです。

●佐々木:

うんうん。

■伊藤:

それで
「明日は帰るよ」という電話を家に入れてね、

電話を受けたお姉さんがその子にお父さんが
帰ってくるということを伝えたんですね。

そしたら、その子に

「なんで帰ってくるの?」

と聞かれて、お姉さんが

「あんたが大変なことになって、
お父さんが心配しているんだよ」

と答えるんだけれど、

「何があっても帰ってこない
お父さんが私ごときのことで帰ってくるわけないじゃん」

とその子は信じない。
お姉さんは涙を流しながら

「本当にあんたのことが心配で帰ってくるんだよ」

と訴えて、その子もジーンときたらしいんだよね。

で、

お父さんが帰ってきたでしょう。
ところが不登校の金髪の子どもがいるのに
なぜか家の雰囲気が明るいんですよ。
しかも金髪のはずの子が金髪じゃない。
お父さんが自分のことを心配して帰ってくる、
お父さんに金髪の自分を見せたくない
というので、黒い髪に急いで戻したそうなんです。

しかも

「明日から学校へ行くよ。
お父さんも仕事に戻っていいよ」

って笑顔で言ったんだそうです。
僕ね、これに尽きるなって思うんですよね。

●佐々木:

そうだよね、
子どもはそういうものを求めているんですよね。
愛されるという実感を。
その実感を小さい頃からいろいろなやり方で
十分与えてあげさえすれば、
思春期の問題行動なんて起きない。
本当にそう思います。

■伊藤:

よくね、

“荒れてしまった子どもが本当にもとに戻るのか?”

“更生できるのか?”って聞かれるんですが、

僕は

「絶対にもとに戻りますよ」

と言うんです。
ただし

「その鍵を握っているのは親ですよ」

とも言うの。

どんなに悪い子でも
僕のところに来ると変わったように見える。
けれど

「親が変わらなければ根本的に子どもは変わらないよ」

って言うんです。

●佐々木:

だから、
優れた治療院やカウンセラーというのは、
つまるところ親の気持ちを
変えることができる人のことなんだよね。

———————————

本日の対談は以上です。

崩壊していた親子の信頼関係が
どのように修復されたのか、
2つの実話を紹介しました。

2つの話に共通するキーワードは、

「愛情の実感」です。

全ての子どもの問題行動に対し
本当に効果がある薬は、親の愛情です。

そして、それを実際に子どもが実感できる、
ということがいちばん重要なんです。

そして、次回ですが、

「それでもやっぱり愛情が伝わらなくて困っている」

とお悩みの方にとってヒントになるような話をお伝えします。

テーマは「どうしたら愛情は伝わるのか?」です。

答えを言ってしまうと

「子どもの気持ちを大切にしてあげること」

それが全てなのですが、
それだとまだ少し抽象的かもしれませんね。

そこで、子どもに愛情を伝えたいのに
拒絶されてばかりで全然うまくいかない、
そんな方のお役に立てる内容を
具体的にお伝えします。

ちなみに、人間が本能的に愛情を感じる瞬間があるのですが
それがどんな瞬間かお分かりになりますか?

そんな話もさせていただきますので
ぜひその答えも、次回までに考えながらお待ちいただければと思います。

1日も早く、親子関係が良好なものに改善することを
心から願っています。

本日も最後まで
お読み頂きましてありがとうございます。



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