【伊藤幸弘の子育てアドバイス】#95 これが本物の愛情というものです
おはようございます。
伊藤幸弘です。
本日も子育ての悩みから、
ひきこもりや非行など、子どもの問題行動に
悩む親御さんに役立つ情報をお伝えします。
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前回のおさらい
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前回は
『環境が人を作る』
また、
『暴走族は
寂しがり屋で気が弱く、
優しい面も
たくさん持っている若者が
圧倒的に多い』
というお話をさせていただきました。
さらに、
『暴走行為や喧嘩によってしか
自分を表現したり、楽しんだり、
エネルギーを消化したりすることができない』
ということもお伝えしましたね。
そして、暴走族に限らず、
世の中には、
『うまく自分を表現することができず、
その鬱憤（うっぷん）のせいで心が歪み
問題行動を起こしてしまう』
子ども達がいる、というお話もありました。
あなたのお子さんはいかがですか？
お子さんは自分を表現して
生きることができているでしょうか？
今回のメルマガを読みながら
そんなことを考えてみてください。
さて、それでは本日のお話です。
本日のテーマは『愛情』です。
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本日のテーマ
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当時、私が付き合っている彼女が
私以外の男と付き合っているということが
風の噂で分かりました。
私はキレました。
そして怒りに身を任せ、
私は彼女の家の前で待ち伏せをしました。
しかし、
彼女はなかなか家に帰ってきません。
５時間ほど待った頃
１台の見慣れた車がスーッと
私の横に止まりました。
乗っていたのは
行きつけの喫茶店の
マスターとママでした。
実は私は、
「彼女の家の前で待ち伏せしてやる」
という話を怒り狂いながら
その喫茶店で話していました。
その様子を見ていた
マスターとママが
心配して見に来てくれたのです。
マスターは
「おい、大丈夫か？」
と言って、
１杯の温かいコーヒーを
差し入れてくれました。
その時点では
まだ私は怒り狂っていましたが、
差し入れのコーヒーを口に入れると
胸につっかえていたものが
スーッと抜けていく
不思議な気分になりました。
温かいコーヒーを飲んで
気持ちが落ち着いてくると
「彼女にふられて惨めになっている
こんな自分のことを
２人で心配してくれている」
ということに対して
体の奥から熱いものが
一気にこみ上げてきました。
そして、
「彼女が浮気したのは
俺のせいかもしれない」
と思った瞬間、
心の中の殺気が消えていました。
その後、自宅に帰ってきた彼女に
「幸せになれよ」
と言ってその場を去りました。
結局、マスターとママの愛情で
私は彼女を傷つけずに済みました。
人間はちょっとした縁によって
良くもなり、悪くもなるものだと、
つくづく思いました。
「他人の愛情が
生きて行く上で本当に大切なんだ」
ということに気付けたのだと思います。
つづく
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編集後記
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本日は私の恋愛のお話でしたが、
あなたにお伝えしたかったのは
もちろん恋愛事情などではなく、
マスターとママの
私に対する『愛情』についてです。
具体的に言うと、
『本物の愛情は子どもの感情、
そして運命までをも動かしてしまう』
というお話です。
マスターとママは
実の子どもでもない私のために、
わざわざコーヒーを差し入れに来てくれました。
それがその時の私にとって
どれほど嬉しいことだったか
お分かりいただけるでしょうか。
正直涙が出そうになるくらい
嬉しかったことを
今でも覚えています。
そして、私の中にあった邪気は
一瞬にして消えてしまいました。
、
これこそが本物の愛情の力なのです。
あなたは今、
お子さんを本当に愛していると
自信を持って言えますか？
もし、本当に愛していると
自信を持って言えないなら
今すぐに変わり始めましょう。
あなたがお子さんを本当に愛さない限り
問題が解決することはありません。
ぜひこれを機に、あなたの中にある
お子さんへの愛情を呼び覚ましてください。
中にはご自身の体験から
「愛し方が分からない」
という方もいらっしゃるかと思います。
また、
「激しく反抗し暴言を吐く子どもに
愛情を持って接することが難しい」
という方も少なくないでしょう。
そんなときは、ご自分の幼少期を
ふり返ってみてください。
自分が親にして欲しかったこと
自分がやりたいと思ったこと
自分が子どもの時に考えていたこと
などを思い出してみてください。
きっと、
今のお子さんの気持ちがわかると思います。
そして、
あなたが親にして欲しいと思ったように
お子さんにしてあげてください。
それが愛情です。
更に、お子さんの反抗や暴言が
愛情を求めていることの裏返しであることも
忘れないでください。
愛情が満たされれば、
自然と反抗や暴言はなくなってきます。
どうか、正しい子育て法を信じて、
お子さんに愛情をかけていただければと思います。
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読者の方から頂いた喜びの声
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それでは読者の方から頂いた
メッセージを紹介させていただきます。
本日は、KAさんからのメッセージです。
発達障害をお持ちの
お子さんとの関わりについて
お便りをいただきました。
正しい子育てに出会う前と後、
また、過去と現在について、
その対比を書かれています。
ぜひ参考にし、
あなたも勇気を手に入れてください。
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我が子は発達障害があります。
褒めて育てなさいと言われ、
努力してきましたが、
やはり人よりできない事が多くて、
成長期あたりになると
その差がはっきりしてきました。
おそらく本人はかなり
しんどかったんだと思います。
「どうしてしないの？」
ハードルを下げれば下げるほどやらなくなり、
やらない事に対して私の追及が多くなりました。
多分、本人にはそれが限界だったのだと、
後で気づかされました。
今でもやれる事があるはずなのに失敗を怖れて、
全くやりません。
部屋から出てこなくなり、
暴言、昼夜逆転と
一気に生活が変わっていきました。
沢山のカウンセリングを受けましたが、
なんの解決にもつながらず
途方に暮れていました。
そんな時に伊藤先生のメルマガに出会い、
自分の子育てを振り返るきっかけとなりました。
今はできるだけ過保護に徹しています。
好きなおやつを準備してあげたり、
「オムレツが食べたい」と言えば作ってあげ、
過保護に徹するようにしました。
すると、だんだん心が満たされてきたのか、
暴言が少しずつ治り、部屋からも出てきて
時々、食事をしてくれる様になりました。
先日は「映画を観たい」と言ったので、
一緒にゴジラを観てきました。
とても楽しかった様で
家でもずっと映画の話をしていました。
祖父が厳格な我が家では、
以前は、不登校だということで、
「学校に行かない＝悪い子」
になっていました。
今、その祖父も変わり始めています。
子どもが一番犠牲になってきだと思っています。
今更ですが、子育てのやり直しだと思って、
頑張っています。
これからも、よろしくお願いします！
*******************ここまで********************
KAさん、
事細かにお子さんとの関わりを書いてくださり
本当にありがとうございます！
KAさんがおっしゃるように
お子さんは
「学校に行かない=悪い子」
という価値観の
犠牲になっていたのかもしれませんね。
しかし、
おじいさまの考えが変わり始めたということは
非常に大きいことだと思います。
おそらくKAさんの行動が
おじいさまの考えを変えたのではないでしょうか？
また、映画を一緒に観に行かれた
ということも素晴らしいことですね。
問題行動を起こしていなかったとしても
「親と外を一緒に歩くのが嫌だ」
と言う子どもは非常に多いので、
かなり大きい進歩だと感じます。
まだこれからも
大変な時期があるかもしれませんが
どうか辛抱強く
過保護を続けてくださいね。
これからもKAさんにとって
お役に立てるような情報を発信して参りますので
ぜひ引き続きメルマガをご覧ください。
それでは、改めまして
素晴らしいメッセージを
ありがとうございました。
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このメルマガを読まれている親御さんの中には
KAさんと同じように
お子さんの発達障害に悩まれている方も
いらっしゃると思います。
しかし、お子さんが発達障害であっても
「子育ての本質は変わない」
ということを忘れないでください。
逆に、発達障害があるお子さんにこそ、
『過保護に接する』
ことが必要だと考えて下さい。
それでは
本日も最後までご覧下さいまして
ありがとうございました。
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