【伊藤幸弘の子育てアドバイス】#93 祝!20歳の息子さんがひきこもりから契約社員に!

2016-11-17

おはようございます。
伊藤幸弘です。

本日も子育ての悩みから、
ひきこもりや非行など、子どもの問題行動に
悩む親御さんに役立つ情報をお伝えします。

*********************************************
前回のおさらい
*********************************************

前回は私が相州連合の
二代目総長に就任したお話でした。

ついに不良の頂点に立ってしまったのです。

当時を振り返ると本当に悪いことを
たくさんしてしまったと思います。

ただ、結果的には
暴走族の総長ならではの経験が
現在の問題を起こしている子ども達を
助ける活動に役立ってもいます。

決して暴走族を正当化するわけではありません。

しかし、過去の誤った経験を
正しい形にして社会に還元したい
そんな気持ちでこのメルマガを書いています。

本日も最後までお読みください。

*********************************************
本日のテーマ
*********************************************

暴走族の総長となった私は
さらに全国6カ所に支部を作り、
全国制覇を狙いました。

最盛期は1万5千人超のメンバーがいました。

夜になると爆音とともに
派手な改造車が湘南公園に集まってきます。

改造車の爆音が聞こえてくると
公園にいた一般の車は
一斉に逃げて帰っていきます。

多いときで
5台ほどのパトカーが待機して
こちらの様子を伺っています。

警官が総長に
走るコースや車の台数を聞きますが
当然、本当のことは言いません。

「けんかをしないで、気をつけて」

と言って、
走り出した我々の車についてきますが
それも最初だけです。

何十年も前の話なので
今はそんなことはないのかもしれませんが、
当時の警察の対応はそのようなものでした。

相州連合のメンバーだという目印に
各車、屋根に青いライトをつけます。

特攻隊のバイク10台余りを先頭に、
数百台の車両が続きます。

敵のグループと会えば、
特攻隊が車体をぶつけて襲いかかり、
次々に相手の車を潰して
目的地に向かって前進します。

人に注目されたい連中ばかりなので
助手席の窓枠に座ったり、
蛇行運転したり、
車体から火花を散らしたりしながら、
爆音と共にゆっくり走ります。

まるでパレードのようでした。

つづく

*********************************************
編集後記
*********************************************

一見、子育てとはあまり関係ない話のようですが、
随所にキーワードが隠れています。

例えば、

>人に注目されたい連中ばかりなので

という箇所に注目してください。

暴走族や不良は「目立ちたがり」です。

その裏にあるのは

「誰かに認められたい、愛されたい」

という感情です。

つまり、
「愛されたい」という欲求が
満たされていないために、
「外で暴れて目立ちたい」
という感情が生まれるのです。

家庭で満足するまで愛されていたなら
外で暴れる理由が無いので
子どもが不良になる確率は
限りなくゼロに近くなるでしょう。

子どもの問題行動の全ては
愛情不足によって引き起こされるということを
改めてご理解いただければと思います。

ところで、
あなたのお子さんは何人兄弟でしょうか?

兄弟が多い場合は要注意です。

兄弟が多ければ多いほど
どうしても親の愛情は分散してしまいます。

自分に向けられる愛情が足りないと感じた時、
子どもはちょっとしたサインを出します。

わざと悪いことをして
注意を引いたりするのがそのサインです。

それでも親の注意が
自分に向かなかった場合・・・

その悪い行動は次第にエスカレートし、
最終的には歯止めがきかないところまで
行ってしまうことが多々あります。

それこそが
子どもが非行に走るメカニズムなのです。

もし、
あなたのお子さんが非行に走っている
または、その兆候がある場合は、
非行に走らなくても満たされるように
お子さんを認めてあげれば良いのです。

いつもかまって愛情を注ぐようにすればいいのです。

*********************************************
読者の方から頂いた喜びの声
*********************************************

それでは本日も
読者の方から頂いた
ご報告のメッセージを
紹介させていただきます。

KYさんから、
息子さんが契約社員として働き始めた
というメッセージをいただきました。

不登校になってからの過程を
細かく書いてくださっているので
ぜひあなたの子育ての参考にしてください。

今回はお便りの前半をご紹介します。

*******************ここから********************

三男は、今年、二十歳の誕生日を迎えます。

今年のGW明けから、
車で片道45分かかるところで
契約社員として働き始めました。

長く昼夜逆転でゲーム三昧だった息子が、
早朝から自分で起きて、一日も休まずに、
「きつい」と言いながら、また時には
「やめたくなる」と弱音を吐きつつも、
真っ黒になって働いています。

休日は疲れから寝てばかりです(笑)

不登校に悩んでいた日々を思えば、
今は毎日が夢のようです。

まだ家族と食事が出来ず、
家では部屋にこもっているため、
食事を運び、そこで仕事も含めた色々な会話をし、
要望通りに一緒にテレビを見たり、
不登校になってから飼い始めた猫の世話を
手伝ったりと過保護を心がけています。

三男は、高校に入学して間もなく不登校になり、
同時にほぼ引きこもり生活になりました。

当初の私は、高校へ通って欲しいばかりに、
毎日しつこく登校を促すなど、
大変な過干渉をしてしまいました。

スクールカウンセラーに始まり、
精神科も受診し、
臨床心理士によるカウンセリングは、
就職するまでの実に三年間に及びました。

不登校になり始めの頃には、
「別に生きていなくてもいい」とか、
「人生終わった」とか言っていましたが、
三つの高校、四つの科にわたる高校生活を経て、
三年半かけて昨年九月に
高校(通信制)を卒業しました。

つづく

*******************ここまで********************

KYさん、
貴重なメッセージを送ってくださいまして
ありがとうございます!

そして息子さんが就職されたとのこと
本当におめでとうございます。

KYさんが努力して
変わられたことが実を結びましたね。

まずは過干渉をしていたということに
気づかれて、
過保護に徹してらっしゃる様子が
伝わってきました。

>まだ家族と食事が出来ず、
>家では部屋にこもっているため、
>食事を運び、そこで仕事も含めた色々な会話をし、
>要望通りに一緒にテレビを見たり、
>不登校になってから飼い始めた猫の世話を手伝ったりと
>過保護を心がけています。

と書いてくださっていましたが、
もう一息ですね。

ぜひKYさんご自身がストレスを溜め込まれたり、
あまりに我慢しすぎて
体調を崩してしまうことのないよう、
バランスを考えながら
これからも過保護なコミュニケーションを
心がけていただければと思います。

改めまして
貴重なメッセージをいただきまして
ありがとうございます。

**********************************************

KYさんのメッセージに

>スクールカウンセラーに始まり、
>精神科も受診し、
>臨床心理士によるカウンセリングは、
>就職するまでの実に三年間に及びました。

という箇所がありましたが、

KYさんと同じように
カウンセラーの方に相談をしたものの、
改善にはいたらなかったという方も
多いと思います。

ご相談者の方の中には

「カウンセラーに相談しても
様子を見ましょうというだけで
何も改善しなかった」

と言われる方が多いのです。

なぜカウンセラーは

「様子を見ましょう」

と言うのでしょうか?

それは、
「保護者の方の心のケア」
を第一に考えているからです。

このメルマガでも何度か書きましたが、
保護者であるあなたが幸せなら、
子どもも幸せなんです。

カウンセラーさんに相談して

「それじゃあ、だめですね」

などとアドバイスされたら、
あなたはどう思いますか?

・落ち込んむ
・むかつく
・途方にくれる

のではないでしょうか。

少なくとも、
問題行動を起こしているお子さんに対して
前向きにはなれないでしょう。

そのため、
あなたもお子さんも否定しない

「様子を見ましょう」

というアドバイスになるのです。

そう考えると私のカウンセリングは異色ですね。

私はまずお子さんの事を考えます。

その後に保護者の方の事を考えます。

そして、双方に良いであろうという方法、
保護者の方が無理なく実行できる方法を
提示します。

時には保護者の方には
きつく聞こえることもあるかもしれません。

しかし、
実際にアドバイス通りに対応していただければ
私のカウンセリングの良さは
身をもって実感していただけることと思います。

あなたはすでにこのメルマガで
私の正しい子育てを学んでらっしゃいます。

横道にそれることなく
自信を持って過保護な子育てを
続けていただければと思います。

それでは
本日も最後までご覧下さいまして
ありがとうございました。



まだメルマガにご登録されていない方は、下記よりお申し込みができます。
この他にも不登校やひきこもり役立つ情報を随時発信しております。
下記フォームよりお申し込みください

メールアドレス【必須】
お名前【必須】

※ご記入頂いた個人情報は、メールマガジン配信やセミナー情報など、その他弊社のからの不登校解決のご案内のみに使用させていただくものです。どんなことがあってもあなたの情報を第三者にはわたしません。詳しくはプライバシーポリシーをご覧下さい。 ※ご登録後も「いならい」「役に立たない」と思ったら、ワンクリックで配信解除ができます。お金は一切かかりません。あなた自身の目で内容をご確認下さい。
guest
0 Comments
Inline Feedbacks
View all comments

TOP