【伊藤幸弘の子育てアドバイス】#54 不登校の原因の影には親の問題が隠されています

2016-01-28

おはようございます。
伊藤幸弘です。

本日も子育ての悩みから、
ひきこもりや非行など、子どもの問題行動に
悩む親御さんに役立つ情報をお伝えします。

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前回のおさらい
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前回は、
僕の親父の話をしました。

僕が23歳で刑務所に入れられた時
地元の駅ビルのシャッターにペンキで

「伊藤幸弘この街から出て行け」

って書かれまして・・・

そのペンキを
親父が夜中に1人で消しに行って
自分の親兄弟や親戚なんかに

「息子が出てきたら、
街のシャッターにこういうことを
書かれたってことは内緒にしてくれ」

って頭を下げてくれた、
というエピソードでした。

この話を知ったのは
親父が死んだ後でしたが、
これを知った時は涙が
止まりませんでした。

もし親父が生きているときに
このことを知っていたら、
親父に対する見方は全く
違ったものになっていたと思います。

例えば
あなたのお子さんが逮捕されて、
お子さんの名前が落書きされていたのを
見つけたらどうしますか?

僕の親父がやったことと
同じことができますか?

親戚に頭を下げることはできますか?

もしかしたら、

「そんなことカッコ悪くてできない」

と言う方が多いかもしれません。

世間体、プライドがありますから、
その気持ちも分かります。

でもお子さんが何か悪いことをしてしまった、
そんな時こそ、お子さんのために
頭を下げる勇気を持ってください。

あなたのプライドは傷つくかもしれませんが、
その代わりに「親子の絆」という
何よりも大切なものを手に
入れることができます。

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本日のテーマ
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本日も前回に引き続き、
親離れ、子離れがテーマです。

それでは佐々木先生と、
僕 伊藤の対談をご覧ください。

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■伊藤:

親子の関係から考えた
「親離れ、子離れ」という話から離れて、
今度は他人から見て

「ああ、
この親子は親離れしていないなぁ。
子離れしていないなぁ」

と感じた場合、
どうしたらいいのかということで
話をしていきたいと思います。

こういう親子には、
周りはどういう風に
したら良いのでしょう?

●佐々木先生:

大切なのは、
その親子を肯定してあげることなんですよ。

ただ「肯定してあげる」
というのは簡単なんですが
どういう仕組みで肯定してあげるか
ということが問題ですよね。

■伊藤:

親子離れできない親子というのは、
はたからはとても仲良く見えますよね?

いつも親子でひっついていますから。

それを利用したらどうかと思うんですが。

例えば

「いつも仲がいいね」などと

褒めて、認めるのです。

周りが認めてあげることによって
親に自己肯定感が生まれて
子どもが依存できるような
親になっていくんではないでしょうか?

そして、結果的に子どもが
自立していけるようになるんじゃないかなと
思いますがいかがでしょうか。

●佐々木先生:

なるほど、そうかもしれませんね。

保育園の場合、
僕は保育園の先生方に必ず言うことがあるんです。

子どもというのは
自分の親が信頼を寄せている人であれば
その人に依存できるようになるんです。

自分の親への依存が大前提ではありますが、
それが不十分でも
自分の親が親しく交わっている人には
依存していきやすいんです。

ですから

「朝晩に子どもの受け渡しをするとき
子どもが見ている前で
僕のお父さん、お母さんは
先生と仲良しだなあと感じ取れるように
親御さんと接してください」

と話しています。

それが実際には
そのお母さんを肯定することになっていくんです。

子どもはもちろん
親にも自己肯定感を
与えていくことになるんです。

■伊藤:

幼児の場合は
子どももまだ小さいから
親子離れしているかどうかは
周りからあまり分かりませんが
これが思春期になると
ハッキリ見えてきますよね。

●佐々木先生:

決定的に分かりますね。

■伊藤:

分かると、この親子をなんとか
親離れ、子離れさせるには
どうしたらいいかと考えてしまいます。

それには
佐々木先生の言うように

「社会で認められるところから始める」

ことが大事かなと思います。

ただ、そういう親に限って
人の意見を聞けませんよね。

●佐々木先生:

聞けませんね。

ですから

「親を教育してやろう、しつけてやろう」

なんて発想では絶対ダメなんです。

難しい子どもの親は
大抵難しいんですよ。

保育園なら保育園の先生、
地域や社会なら親子に関係している人

ということになるんでしょうけれど、

その親とすぐに

・いい関係をとろう
・仲良くしよう

と思ったって
いきなりはできないんです。

ところが伊藤さん、

「子どもの目から見ると仲良く見えるようにする」

と言うとこれはできるんですよね。

ここが隠し味みたいなものですね(笑)

■伊藤:

なるほど(笑)

●佐々木先生:

「親を認めてあげよう」と言った場合、
親を直接認めようなんて考えると、
どう対応していいか分からなくなりますよね。

ところが子どもの目から見て
「自分の親がその人と仲良しに見えるようにする」
ということなら色々な手段をとれるんです。

例えば子どもに語りかけながら
親と話をするとかね。

色々な方法があるわけです。

それが結果として
親の自己肯定に繋がって行くのです。

■伊藤:

思春期の子どもにしても

「うちの親は近所のおじさんやおばさんと仲がいい」
「○○先生と仲がいい」

そう見えるように
その子の親と接していけば良いということですよね。

●佐々木先生:

そうです。
そうすれば子どもは
嬉しく、安心できますからね。

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編集後記
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僕の子育て理論の根本は

「親が変われば子も変わる」

です。

子どもの問題行動の根本を探ると
必ず、親の問題に行き着きます。

親が自信を持っていなかったり
親が幸せを感じていなかったり、
親が愛されているという実感を
得られていなかったり・・・

そういった問題が
必ず浮き彫りになります。

ですから、
子どもの問題行動を解決するということは、
親御さん自身が抱える問題を
解決するということでもあるのです。

今回の本編の内容は
いかにお母さんに
自己肯定感を持ってもらうか、
というお話でしたが、
その話の裏にもやはり

「お母さんを変えたい」

という意図があります。

お母さんに自信を持ってもらうことで
子どもが頼れるような存在になってもらう

そういう意図です。

おそらくあなたは
お子さんの問題を解決しようと思った時に
なんとかお子さんの行動を変えようと
頑張っているかもしれませんが、
本当に変えなければいけないのは
あなた自身なんです。

あなたの行動が変われば
お子さんの行動は変わるのです。

ぜひそのことをもう一度頭に入れて
子育てをしてみてください。

あなた自身を肯定してあげてください。

あなた自身が幸福を感じて生きてください。

あなたが自信を持って
お子さんに頼られる存在になってください。

そしてその上で、お子さんが求めていることを
してあげてください。

その先には必ず問題の解決があります。

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読者の方から頂いた子育て体験談
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さて、それでは本日も
読者の方から頂いた子育ての
体験談を紹介させていただきます。

DVDをご購入し、メルマガをお読みになり、
問題解決への第1歩を踏み出された
NMさんからのメッセージです。

*******************ここから********************

高校一年生の息子は夏休みから不登校になり、
4ヶ月、ほとんど引きこもり状態でした。

特に最初の頃は、
精神的にもかなり不安定でした。

不登校一ヶ月目くらいで、
伊藤先生のDVDを購入させていただき、
メルマガでもさらにいろいろと
教えていただきました。

私も、主人も一緒に勉強して頑張ってきました。

すると、息子が少しずつ明るさを取り戻し、
リビングで過ごす時間も増えました。

笑顔も会話も増えました。

ただ、12月に通信高校に転校したのですが、
一ヶ月近く経ってもなかなか登校できず、
歩みが止まっていたように見えていました。

ところが、冬休みに入って、
元の高校の同じクラスの男子達と遊びにでかけ、
その二日後、転校した通信高校へも、
初めて行くことが出来ました!

本当にありがとうございます。

年内に一歩踏み出せて、
とても嬉しかったです!

まだスタート地点に立ったばかりですが、
一歩踏み出すことが出来たのも、
伊藤先生から
いろいろ教えていただいたおかげだと思います。

これからも、息子と一緒に
頑張っていきたいと思います。

嬉しい変化があったので、ご報告させて
いただきたいと思い、メールしました。

*******************ここまで********************

貴重なメッセージいただきまして
ありがとうございました!

成果が出たとのこと、
本当に嬉しく思います。

息子さんは
本当に大きい一歩を
踏み出されたんですね。

最初の1歩を踏み出すことは
とても価値のあることです。

0から1の状態にすることほど
難しいことはありません。

1歩目から100歩目まで進むことより
最初の1歩を踏み出すことの方が
100倍難しいと思います。

DVDとメルマガをご覧いただき、
子育ての正しい方向性は
しっかりと理解されていることと思いますので
あとはそれを続けけいただくけですね。

過去の習慣から、どうしても
正しい子育てができなくなることも
時にはあるかもしれません。

そんなときには、ぜひDVDやメルマガを
繰り返し見返していただき、
過保護な子育てを継続してくださいね。

これから息子さんの新たな人生が始まりますね。

NMさんにとっても
新たな親子関係の始まりです。

これからが楽しみですね!

今回いただいた内容は、
子育てに悩まれている他の親御さんにとっても
非常に価値があり、勇気が湧く内容だと思います。

改めまして、貴重なお話を
送っていただきまして
ありがとうございました。

また何か動きがありましたら
シェアいただけましたら幸いです。

これからもメルマガを通じて
応援させてくださいね。

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NMさんからのメッセージを読まれて
あなたは何を感じましたか?

もしあなたが

「なんかうまくいかないなあ」

と悩まれているとしたら
とても勇気の湧く内容だったのでは
ないでしょうか?

信じて行動すれば
必ず結果はついてきますので
どうか諦めずに
過保護な子育てを続けてくださいね。

また、このメルマガだけでなく
DVDもご覧いただけたら
理解がより深まりますので
ぜひご覧ください。

まだ、ご購入頂いていない方は、
是非、ご覧頂ければと思います。

https://futoukou365.com/dvd/16/

まだの方はぜひご購入をご検討ください。

さて、次回は・・・

悩める親子に社会が手を差し伸べる時、
何が突破口になるのか?

という話をさせていただきます。

突破口になるのは●●です。

たった1つの●●によって
社会とその親子の関係が変化する、
そんなお話です。

社会と親子の関係と言うと
少し遠い話に聞こえるかもしれませんが、
あなた自身の子育てにも
必ず役立つ情報なので
ぜひ期待ください。

それでは本日も最後まで
お読みいただきありがとうございました。

PS:

最近子育てで
何か嬉しいことはありませんでしたか?

もしよろしければ、
このメールへの返信でお知らせ頂けたら
とても嬉しいです。

匿名でこちらのメルマガでシェア
させていただきたく思います。

あなたからの貴重な体験談を心待ちにしております。

どうぞよろしくお願い致します。



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