【伊藤幸弘の子育てアドバイス】#53 親の愛情を子供に伝える絶好のチャンスとは?

2016-01-21

おはようございます。
伊藤幸弘です。

本日も子育ての悩みから、
ひきこもりや非行など、子どもの問題行動に
悩む親御さんに役立つ情報をお伝えします。

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前回のおさらい
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前回も、「親離れ・子離れ」
についてお話させてもらいました。

世間一般的に、
「親離れ・子離れ」に対して
間違ったイメージがある
というお話でした。

ちなみにあなたは
「親離れ・子離れ」に対して
どんなイメージを持っていましたか?

もしかしたら
親と子が、物理的にも精神的にも離れることを
イメージされていたのではないでしょうか?

でも、そのイメージは正しくありませんでしたね。

精神的な繋がりというものは
子どもが何歳になっても存在するべきものですし、
母性が断ち切られるということは
あってはならないことです。

子どもにとって親は一生の存在だし、
親から見れば子どもは一生の存在ですから。

もしかしたら、
「親離れ」とか「子離れ」という言葉が存在するから
良くないのかもしれません。

「親離れ」とか「子離れ」という言葉が存在するから
親と子は物理的にも、精神的にも離れなければいけない、
という間違ったイメージが
生まれてしまうのではないでしょうか?

もしあなたがこれまで
「親離れ」とか「子離れ」に対して、
精神的にも関係が断ち切られるような
イメージを抱いていたとしたら、
改めて考え直してみてくださいね。

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本日のテーマ
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本日も前回に引き続き、
やはり親離れ、子離れがテーマです。

それでは佐々木先生と、
僕 伊藤の対談をご覧ください。

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■伊藤:

僕が23歳で刑務所に入れられた時のことなんですが、
地元の駅ビルのシャッターにペンキで

「伊藤幸弘この街から出て行け」

と書かれたんです。

そのペンキを親父が夜中に
1人で消しに行って、
自分の親兄弟や親戚なんかに

「息子が出てきたら、
街のシャッターにこういうことを
書かれたってこと、内緒にしてくれ」

って頭を下げて回ったらしいです。

要するに、
刑務所を出れば白い目で見られてしまう。

その負担を少しでも小さくしてやりたいと
親父は思ったんでしょうね。

世間から白い目で見られて、その上
親戚からも白い目で見られたら、
僕にとって
決定的な致命傷になってしまうことを
親父はわかっていたんですよね。

それで、親父が1人で頭を下げてくれたんです。

それを聞いたのは親父が死ぬ時でした。

僕はそれを聞いて、本当に涙が止まりませんでした。

「最高の出逢いは親なんだ」

とその時に思いました。

●佐々木先生:

そういうお父様の愛情があったからこそ、
伊藤さんが再出発できたんでしょうね。

僕がお手伝いをして
非行少年のテレビ番組を作った時に
少年たちのいろいろな言葉を聞きました。

実際の放送では編集されて
使われなかったところも多いんですが
どの少年も必ず口にした言葉があります。

それは、

自分のプライドと親のプライド
自分の自尊心と親の自尊心
自分の世間体と親の世間体

がぶつかった時、
親はいつも親たちのプライド、
世間体の方を優先したと。

どの少年も言っていました。

■伊藤:

本当に、みんなそうですよね。

●佐々木先生:

伊藤さんのお父さんは、
親のほうがプライドを犠牲に
してくれたわけですよね。

みんなに頭を下げて、
1人で夜中にペンキを消しに行って。

お父さんは

「おまえのことを書かれたんだから、
おまえが自分で消してこい」

と言う親ではありませんでした。

そういう親の愛情から
子どもたちは出発するんだと思います。

僕も、伊藤さんのお父さんの真似事
みたいなことをしたことがありますよ。

自分の子どもが不始末をやらかしても
子どもを叱らないでおいてやろうと思っていました。

子どもに親の愛情らしきものを伝えるのは、
こういう時がチャンスだと思って
子どもと一緒に謝りに行きました。

子どもを叱らず、

「おまえがしでかしたことは、
このように謝らなきゃならないことだよ。
お父さんが謝るから見とけ」

という気持ちで自分が謝りました。

本当は嫌ですよ。

子どもの不始末をお詫びに行くというのは
親として辛いことですから。

けれど、こういう時こそ
親は自分のプライドを
捨てなくちゃいけないんですよ。

親であることを子どもに示せるチャンスなんです。
親としての愛情を伝えるチャンスなんですよ。

こういうことをやってあげるからこそ、
子どもは親を信じることができるし、
親に安心できるんです。

それに我が家は、
子どもが褒められるような立派なことをした時とか、
試験に合格した時とかには
あまりお祝いをしませんでした。

でも失敗をしでかした時、
試験に落ちて落ち込んでいる時、
とんでもないことをやらかした時は、
家族中で大騒ぎして応援する。

こうしたことを徹底してやってきました。

■伊藤:

僕も、
例えば娘達が試験前で頑張っている時には
ケーキを買ってきて応援してやる
ということはしています。

何かした時は、
子どものためにプライドなど
捨てて頭を下げる事もします。

失敗した時、
頑張っている時ほど応援してやる、
こういう親の気持ちや態度も
子どもにとって安心できる場を作ってあげることに
つながるんじゃないでしょうか。

●佐々木先生:

親がいかに安心できる場所になってあげるかですよね。

子どもが親に安心し、
親のいないところでも
行動できるというのが親離れ、子離れ。

親子が完全に離れてしまう、
縁が切れてしまうことではないんだと、
そう考えたらいいと思います。

■伊藤:

縁を切るという意味で
親離れ、子離れをしてしまったら、
依存できるところをなくしてしまうことになります。

それでは子どもは安心して自立できませんからね。

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編集後記
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僕はこれまで、
何千人もの親御さんに出会ってきましたが、
多くの親御さんは
子どものために頭をさげることが
できない方々でした。

だからこそ、
これを読まれている親御さんに
これだけは言わせてください。

『つまらないプライドは捨てましょう』

あなたが、世間体を気にして、
実際に世間体が良くなったからといって
何が得られるのでしょう?

近所のママ友から

「すごい」

と言われるかもしれませんが、
そう言われたからといって
何が得られますか?

親のプライドを保つのと引き換えに、
親子の信頼関係という
何ものにも代えがたい大切なものを
失うことになるのです。

どうか見栄やプライドのために、
あなたのお子さんを犠牲にしないでください。

あなたが一番に考えるべきは
子どもの幸せです。

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読者の方から頂いた子育て体験談
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さて、それでは本日も
読者の方から頂いた子育ての
体験談を紹介させていただきます。

まだ特に問題は起こっていないものの
問題発生の予防のためにDVDを購入され、
そしてメルマガをご覧になっているお母さんから
メッセージが届きました。

*******************ここから********************

はじめまして。

私の子どもたちは小学校低学年や未就学児なので、
まだ不登校や大きな問題はなかったのですが、
親の考え方や子どもへの接し方、
姿勢などを学びたくて
DVDを購入させていただきました。

過保護がとても大事なこと、
今の段階からどうすべきかが分かり、
本当に良かったです。

長男は小学校1年生で、
少し気になることがあったのですが、
話をよく聞くようにしたり、
なるべく望むようにしてあげることで、
2年生の現在、以前の明るい表情に
戻ってきています。

これからも子どもたち全員に
過保護を心掛けていきます!

また、メルマガも、
親の大切な考え方・姿勢を理解した上で、
具体的にどうすればいいのかを教えていただき、
大変役立ちます。

前回のメルマガの

【伊藤幸弘の子育てアドバイス】#49 子どもの感情を鷲掴みにする「Yes」の法則

も具体的で分かりやすいですね。

親の都合やほかの兄弟との兼ね合いなどで、
なかなか「Yes」と言うのは
難しい状況もあるのですが、実践していきたいです。

いつも素晴らしいメールをありがとうございます。

はっとすること、確認できること、ヒントがたくさんで、
そのたびに初心に戻ろうと思えます。

メールを頂くたびに
子どもたちを思い、愛しくなります。

今日は、感謝の気持ちを伝えたくて、メールいたしました。

これからもたくさんの保護者と子どもたちの笑顔のために
情報発信してくださいね。

これからもどうぞよろしくお願いいたします。

*******************ここまで********************

メッセージいただきまして
本当にありがとうございました!

正しい子育てを知りたいと
問題が起こる前から、学ばれる姿勢は
素晴らしいですね。

「全てのお母さんに
お子さんが小さい頃から、
正しい子育てをしてほしい」

と切に願いながら情報発信をしておりますので
本当に嬉しい限りです。

これからも、YESの法則を大切にしていただき、
そしてお子さんの気持ちを汲み取ってあげることで
円満な親子関係を築いていただければと思います。

これからもお役に立てる情報を
発信してまいりますので
引き続きご覧いただければ幸いです。

改めて、メッセージをいただきまして
ありがとうございました。

もしよろしければ、
周りのお母さん方にも
正しい子育てを教えてあげてくださいね。

**********************************************
やはり、一番の理想は
今回メッセージを下さったお母さんのように
問題が起こる前からしっかり
正しい子育てをされることです。

と言っても、問題が発生するまで
子育てを勉強されない方が多いのが現状です。

多くの親御さんは、

「自分の子育てが正しい」

と確信は持てないながらも
本当に問題が起こるまでは、
今までのご自身の子育てを続けられます。

この子育て法が当たり前になり、
子どもの問題行動を未然に防ぎたい。

そんな理想の世界に1歩でも近づくために
これからも精一杯発信していきます。

もし、お近くに
子育てに悩まれているお母さん、
問題行動をされているお子さんのお母さん
が居ましたら、是非このメルマガを紹介してください。

完全無料ですから安心してご紹介下さい:

https://futoukou365.com/opt/

また、文章だけではお伝えしきれない
情報・ノウハウはDVDに収録しておりますので
ぜひ合わせてご覧いただければと思います。

https://futoukou365.com/dvd/16/

さて、次回は・・・
今までとは少し違った角度から
子育てのお話をします。

例えば私が、1組の親子と面談をして、

「親子の信頼関係が構築されていないなあ」

と感じた時、
信頼関係が構築されるように
どのような手段をとっているのか、
ということを明かします。

あなたにもすぐにお使いいただけるテクニック
というわけではありませんが、
子育ての考え方としては非常に参考になりますので
ぜひご期待下さい。

それでは、本日も最後まで
お読みいただきましてありがとうございました。

PS:

最近、子育てで何か嬉しいことはありませんでしたか?

もしよろしければ、このメールへの返信で
お知らせ頂けたらとても嬉しいです。

匿名でこちらのメルマガで紹介させていただきたく思います。

あなたの体験談が他のお母さんにとって
貴重な情報になり、救いにもなりますので
ぜひよろしくお願い致します。

あなたからの貴重な体験談を心待ちにしております。



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