あきらめないで下さい、子どもの問題は必ず解決できます!

LINE-メディア使用アンケート集計【食事編】

先日、お子さんのメディア使用についての LINEアンケートのお願いをしました。
本当にたくさんの方にご回答いただき ありがとうございます。

ご協力頂きました方、本当にありがとうございました。

※アンケートにまだお答えいただいていない方は こちらよりご回答頂けます。


今回は、そのアンケート結果の中から、

質問9:お子さんと一緒に食事をしますか?

こちらのアンケート結果について 掘り下げていきたいと思います。

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質問9:お子さんと一緒に食事をしますか?



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アンケート結果は、上記のグラフのようになります。
親御さんが働いている方は多いですし、完全不登校ではないお子さんは昼食は学校などでとることも多いので、

「毎食(朝・昼・晩)」
「平日は 朝・晩のみ で、休日は毎食(朝・昼・晩)」
「平日は 一食で、休日は毎食(朝・昼・晩)」

の方が多いのはとてもいいことです。

逆に

「平日も休日もほとんど一緒に食事をしない」
「平日も休日も1食くらい」

という方もかなりの多くいらっしゃいました。

そこで家族との食事がお子さんにどのような影響を与えるか?

を見ていきたいと思います。

まず、興味深い調査報告書がありましたので、ご紹介します。
この調査は、「独立行政法人日本スポーツ振興センター」が平成17年度に「児童生徒の食生活等の実態調査」というテーマで 全国の小中学生(小学生は5年・中学生は2年生)12,176名から回答を頂いた内容を元に作成されたものです。

項目が私が行ったアンケート項目とは異なるものもありますが、参考に見て貰えればと思います。

このグラフは、

家族と食事を一緒にとらない場合にお子さんが体調が悪いと訴える割合

を示しています。



上記のグラフの項目の最後に「(小)」と書いてあるものは、小学生の回答で、「(中)」と書いてあるものは中学生の回答です。
グラフは「不定愁訴を感じていない」割合ですので、棒グラフが短いほど、「不定愁訴を感じている」事になります。

「不定愁訴」の項目としては、下記です。

・立ち眩みやめまいを起こす
・朝なかなか起きられず午前中体の調子が悪い
・顔色が悪い/青白いと言われることがある
・食欲がないことがある
・お腹をさすように痛くなることがある
・身体のだるさや疲れやすさを感じることがある

あなたのお子さんはどうですか?
このような「不定愁訴」を訴えたことはありませんか?

上記のグラフは、「不登校」になっている児童を対象に行っているものではありません。
にもかかわらず、「朝夕食ともにひとりで食べる」中学生が「身体のだるさや疲れやすさを感じることがある」の項目のアンケート結果が14.7%です。つまり85.3%の中学生が身体のだるさや疲れやすさを感じている事になります。
これはすごい数値です。


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次に見ていきたいのは、「やる気」です。
不登校やひきこもりのお子さんの特徴として、

・無気力
・やる気がない

などがあげられます。

では、この「やる気」と食事の関係はどうなっているのか?
次のグラフを見てください。



このグラフもちょっと見にくいのですが、このグラフは「子どもが何もやる気が起こらない頻度」のグラフですから、一番右側の「緑色」のグラフの数値が大きいほど「やる気がある」という結果になります。 逆に一番左側「青色」の「しばしば」という数値が大きいほど「やる気がない」という結果になります。

小学生・中学生ともに「朝夕食ともにひとりで食べる」子の「やる気」が少なくなっていることが分かります。
特に中学生は顕著です。
自我が目覚めたり、思春期もあってか、家族と一緒に食事がする頻度が少ない子ほど、やる気がなくなるようです。

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最後に、食事と「イライラ」の関係を見ていきたいと思います。

お子さんの中には

・すぐキレる
・気に入らないことがあると物(壁)などにあたる
・暴力・暴言がひどい
・ゲームをすると人が変わる

という子もいるかと思います。


このグラフも「イライラする頻度」のグラフですから、一番右側の「緑色」のグラフの数値が大きいほど「イライラしない」という結果になります。 逆に一番左側「青色」の「しばしば」という数値が大きいほど「イライラする」「すぐキレる」という結果になります。

小学生・中学生ともに「朝夕食ともにひとりで食べる」子ほど、「イライラする」「すぐキレる」ということが分かります。
特に中学生は顕著です。

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いかがですか?

「家族との食事がお子さんにどのような影響を与えるか」が理解頂けましたか?
上記のグラフからもわかるように家族で食事を一緒に取っていただくだけで、

子どもが体調不良になる割合も
やる気がなくなる割合も
イライラする割合も減るということです。


家族で一緒にする食事にはとても意味があり、重要だということがお分かりいただけましたでしょうか?

お仕事のお忙しい方もいるかもしれません。
一週間のうち、一日でもいいです。
早く帰って家族と一緒に食事をしませんか?

平日に家族で一緒に食事をするのが難しい方は、休日だけでもいいです。
一食でも二食でも、少しづつでいいです。
家族と食事をする時間を増やしてみてはいかがでしょうか?