【伊藤幸弘の子育てアドバイス】#5 その言葉、子供が傷ついてます。

2015-02-05

おはようございます。
伊藤 幸弘です。

先週に引き続き、
今日も子育ての悩みから、
ひきこもりや非行など、子供の問題行動に
悩んでいる親御さんに役立てる情報を
お伝えしたいと思います。

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前回のおさらい
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「なぜ荒れるのか?」

「なぜ非行に走るのか?」

非行に走っている子どもに聞いても
きっと答えは返ってきません。
実は子ども本人だってちゃんと分かってません。

お互いに原因が分からない問題に
向き合い続けたとしても
解決の糸口が見つからないまま
ただただ虚しく時間だけが経過するだけです。

ですから前回は

「なぜ子どもが荒れるのか?」

その答えを、佐々木先生との対話を通じて
お伝えしました。

「愛情不足」

もしかしたらこの言葉に
ドキッとされた方もいるのではないでしょうか。

「非行や引きこもりになる子どもが
実は寂しがりやで優しい」

この事実を意外に思われた方も
いるかもしれません。

愛に飢えた子どもと
それに応えてあげられていない親、
この関係性が全ての問題行動の根底にあるのです。

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今日のテーマ:その言葉、子供が傷ついてます。
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本日は「愛情不足」という部分を
さらに掘り下げてお伝えしていきたいと思います。

特に、

「愛情はいかに伝わるのか」

について前回同様、
佐々木先生との対談を通じて
お伝えしていきます。

本日もきっと多くの方にとって
身に覚えのあるような話が出てくるはずです。

みなさんもぜひご自身の子育てに
照らし合わせながら読んで下さい。

どうすれば子どもとの関係が改善するのか?

そんな事を考えながら読まれると
さらに良いと思います。

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■伊藤:

子どもたちが非行や問題行動に走るのは
やはり乳幼児期に原因があると言っていい?

●佐々木:

絶対に、そこにあると思う。
本当に基本的な部分は、
ほとんどが乳幼児期につくられていくんですよね。

■伊藤:

僕は、だいたい0歳から4歳、
あるいは6歳ごろまでが
人間の骨格をつくっていく基礎の年代だと
思うんです。

ここで完璧に骨格が作られていれば、
早く自立ができていくし、
良い価値観や全悪の判断基準も
もてるようになる。

自分にも自信がもてて、
自分が好きになれる。
そんな生き方ができるようになっていくと思う。

●佐々木:

そうです。
そうすると、あまり、やいのやいの言わなくても
子どもは自分で学んでいっちゃうんだよね。
社会のルールにしても何にしても。

■伊藤:

親って、よく

「自信のもてる生き方をさせたい」

と言いますね。
そのために小さい時から
スポーツをやらせたり、
ピアノをならわせたりしますけど、
だから自信のもてる子になるかといえば
それは違うと思うんです。

●佐々木:

とんでもない間違いですね。
何かの力をたくさんつけてやれば
子どもに自信がついてくると思いがちですが
そうじゃない。

人を信じる力を育ててやらなかったら
自信も自立も生まれてこないんですよ。

■伊藤:

人を信じることと、
自分を信じることは一緒ですからね。

●佐々木:

そう。
だから何より大切なのは
信じることができるような人に出会うこと。
それが母親であれば最善だということなんです。

■伊藤:

赤ちゃんの時には
三時間おきにミルクをあげて
おしめをかえて、
あれこれ手をかけてあげますよね。
泣いたら

「背中がかゆいのかな?」

「暑いのかな?」

と考えて
なんとか赤ちゃんを気持ち良くさせてあげようと思う。
泣き止めばうれしいし、
泣き続けていたら心配するし、
そうやって一喜一憂しているでしょ?
こうした関わりって全て保護だと思うんです。

100%保護の状態。

これがあるから
子どもは親を信じることができるわけですよね。

●佐々木:

そうです。
保護の無いところで自信や自立は育たない。

■伊藤:

それに、干渉も入りにくい。

●佐々木:

まさにそうです。
保護をしてあげるから、
そのあとでこちらの指示や命令が入っていく
つまり干渉が入っていくんです。

■伊藤:

例えば、スーパーマーケットで
次々にお菓子を欲しがる子どもがいるでしょ?
前のお菓子が食べ残っているのに
すぐに飽きて新しいお菓子をほしがったりする。
そんなとき、僕だったらこうするんですよ。
ほしいと言ったら買ってあげるんだけど
新しいお菓子を食べた後に
今度は食べ残しのお菓子を出す。
それで

「このお菓子をどうしようか?」

って聞く。

「食べたいって言って買ったのに、
このお菓子を残しちゃって新しいお菓子ばかりほしがって
この残ったお菓子かわいそうだけど」

って。

それで、次に

「じゃ、来週1週間、このお菓子を
お父さんとお母さんとお前と
3人で協力して食べていこうか」

と言うんです。
そう約束してからお父さんが

「同じお菓子ばかりじゃ飽きちゃうよね。
だからお母さんには内緒だよ」

と新しいチョコレートを買ってきて
一緒に食べる。
お母さんも

「お父さんには内緒だよ」

と言って新しいキャンディーを買ってきて
また子供と一緒に食べる。
こうして

「お父さん、お母さんはいつもお前の味方だよ」

と伝えておくことも保護だし、
これだけで子どもの気持ちって充実してくる。

●佐々木:

なるほど、おもしろいね。
伊藤さんの今の話を僕の言葉で言うとしたら

「お菓子を買ってほしいと言った時は買ってあげる」

というのは、子どもが

「ああ、お母さんはお菓子がほしいって言ったら、
すぐに買ってくれた」

という感情を抱いたまま家に帰ってくるというわけです。
そういう時に

「ちょっとお手伝いしなさい」

とかね、

「これをちゃんと片付けなさい」

と言えば
子どもも「うん」と言いやすいし
素直に言うことを聞ける。

■伊藤:

だから保護から干渉の順番なんですよね。
親が常にイエスから始めないと、
子どもはノーって言うばかりだと思うんです。

●佐々木:

本当にその通りです。
思春期の荒れ、非行、問題行動、
これはみんな子どものほうからのノーでしょ。
これまで親からさんざんノーと言われたから
子どももノーと言っているんですよね。

■伊藤:

お母さん方って朝から晩まで子どもに

「そんなことをしていないで、早くしなさい」

というでしょ。
子どもはいつも自分の要求を
後回しにされているんですよね。

「早くしなさい」と責められながら
親の要求を飲まされている。
その結果のひとつが
思春期に出てくる
問題行動だと思うんです。

●佐々木:

「早くしろ」

という言葉は、結局

「ノロノロしたあなたの行動はノーだ」

と言っているのと同じ。

「ゆっくりでもいいよ」

とは言ってあげてないんだもの。

■伊藤:

しかも

「早くしなさい!靴下はちゃんと自分で履きなさい!」

とか言っておいて
そのうち面倒くさくなって
親が履かしちゃったりする。
勝手だよね(笑)。

●佐々木:

本当に勝手ですね(笑)。
すべて親の都合でやるわけでしょ。
そうやって育てられてきて、
親に腕力で負けなくなった時に
今度は子どもの側が
自分の都合を言い出した、
それがある意味で非行ですよ。

■伊藤:

だからね、
保育園の子どもたちを見ていると、

「この子は思春期に入ったら絶対にグレるよ」

「家庭内暴力を起こすよ」

と太鼓判を押したくなるような子がわかるんです。
家でどういう接し方をされているかが
やっぱり園での様子の中に出てくるから。

●佐々木:

うん。
もうよく分かる。
攻撃的だったり、人を困らせたり、
わざと人に迷惑をかけるような行動をするでしょう?
そこには

「僕を大切にしてほしい」

というメッセージと
ムシャクシャしている腹いせと、
いろいろなものが混じり合っているんだよね。

そのまま思春期、青年期になったら
どうなっていくか。
伊藤さんは
それを嫌というほど見てきているわけです。

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本日の対談はここまでです。
いかがでしたか?

人間の骨格は6歳くらいまでには
できてしまうというくだりに、
もしかしたら

「もう手遅れだ」

とショックを受けられた方もいるかもしれません。

でも安心して下さい。

もちろん手遅れではありません。

子どもが何歳であっても
引きこもりや非行の問題が解決した事例を
僕はいくらでも見てきています。

対談の最後にありましたが、
引きこもりや非行に走る子どもたちは
これまで親の都合でたくさんのノーを
突きつけられています。

もしかしたら
みなさんにも身に覚えがありませんか?

イライラすることがあって
ついつい子どもに
八つ当たりしてしまったり。

子どものためと思いながら

「あれはダメ、これはダメ」

と必要以上に「ノー」を押し付けてしまったり。

もし

「そんなこともあったなあ」

と思われたなら・・・・・・

それに気づいただけで、大きな前進です。

何気なく突きつけた、
たくさんの「ノー」によって
子どもは傷ついてます。

そしてその傷を癒せるのは
他でもないあなたです。

とはいえ、

「それは分かったけど
具体的な解決方法が分からない」

という方もいらっしゃると思いますので
次回は、解決の鍵となる
ひとつのキーワードをお伝えします。

みなさんが抱える問題を
確実に解決に向かわせる
キーワードです。

さて、そのキーワード
何だと思いますか?

ぜひ次のメルマガの配信まで
考えてみて下さい。

そして、ぜひその答えを送ってきて下さい。
お一人ずつ返信をさせて頂くことはできませんが
必ず全てのメールに目を通させて頂きます。

ご自身で考え、そして
それを実際にメールに書いて送る、
という行動をすることで
読むことが受け身ではなくなり
それが
当事者意識を高めて
問題の早期解決に繋がるのです。

次回のメルマガは答え合わせになります。

それでは
本日も最後まで読んで頂きまして
ありがとうございます。

1日も早く、
良好な親子の信頼関係が築かれることを
願っています。

次回もあなたにとって価値のある情報を
提供致しますので
ぜひ期待してお待ち下さい。



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