【伊藤幸弘の子育てアドバイス】#154 親に依存できている子ほど自立が早い

2018-02-01

こんにちは、伊藤です。

本日も子育ての悩みから、
ひきこもりや非行など、子どもの問題行動に
悩む親御さんに役立つ情報をお伝えします。

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前回のおさらい
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前回も元鑑別所所長の奥村晋氏と
私の対談の内容をご紹介しました。

前回は

「過保護」と「過干渉」の違い

についてのお話しでした。

「子どもが行動することを全て認めて、
子どもが望むことを望んだ通りに叶える。

その上で、子どもにとって、
危険なもの、害のあるものは除いてやる。」

これが「保護」です。

これを十分すぎるほどにすることが
「過保護」です。

一方、「過干渉」はその逆です。

子どもの自主性などを認めず、
あれこれ親の都合で指図することです。

この違いをしっかりと認識して
お子さんと接するだけでも
親子関係に変化が生まれます。

それでは本日も
前回の続きをお届けします。

「過保護に育てると、
子どもはある時、そこから出ていく。

それはなぜか?」

というお話しの続きです。

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親に依存できている子ほど自立が早い
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■伊藤:

子どもを「過保護」に育てると、
子どもはある時、そこから出ていきます。

なぜだと思いますか?

●インタビュアー:

嫌になってくるのですか?

■伊藤:

嫌になるわけではなく、

「もう結構です」
「もう十分です」

という感じですね。

子どもがそう感じた時に
子どもは親の手から離れていきます。

◆奥村:

「依存から自立」

ですね。

親への依存関係が十分にできている子ほど
自立が早いんです。

親子の間の信頼関係が深いほど、
子どもの自立心も強くなります。

●インタビュアー:

親に頼ってばかりで依存していると
逆に、

・何もできない
・なんでも親に頼る

と自立がうまく行かないような
気がしていましたが・・・

◆奥村:

そんなことはないんです。

親が保護し、子どもの希望を叶え、
子どもの考えや意志を認めることで
子どもは、親から

「自信」

を貰います。

生まれてからずっと自分を見てくれていた親が、
自分のすることを認め希望を叶えてくれる、
それは、

「おまえはもう大丈夫だよ」

という保証書のようなものなのです。

だから、ある時期になると、

「もう親の保護はいらないよ」

「自分の力で
社会に飛び込んでいけるよ」

と、そこから出て行くのです。

●インタビュアー:

なるほど・・・・

では、子どもが

「もう親の保護はいらないよ」

と思うまで、
親は、保護し続けなければいけない
ということですか?

子どもが何歳になっても?

◆奥村:

本来はそうです。

ですが、「過保護」は
親にとって本当に大変なことです。

ですから、無理せず、
できなくなったら

「もうこれ以上できない」

と子どもに本音を言うことも大切ですね。

■伊藤;

私もそう思います。

私もできないことは
「できない」とはっきり言います。

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編集後記
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とても大切なお話しでした。

本文にもありましたように、

『依存関係が十分できている子は自立が早い』

そして、

『親に依存することで
子どもは、親から「自信」を貰う』

のです。

誰よりも近くで
生まれてからずっと
自分を見ていてくれる親が
自分のすることを、

「いいよ」
「上手だね」

と認めて褒めてくれる。

自分が「やって」と親に頼んだことを
否定せず、拒絶せずすべてやってくれる。

そんなにも親が自分を愛してくれている。

そんなにも好かれている自分だから、
きっと友達もみんな自分を好きになってくれるはず。

だから、自分は大丈夫。

子どもの「自信」はこのように形成されていきます。

「依存」の大切さが
お分かりいただけたでしょうか?

お子さんとの依存関係がご心配な方も、
今からでも十分に間に合います。

ぜひ冒頭でお伝えした過保護を実践し、
親子の依存関係を築いてください。

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本日は
このメルマガとは別にご提供している
【子育てラジオ定期便】の
内容を特別に紹介させていただきます。

今回は、

中1で中高一貫校に通う不登校の息子さんに
登校刺激はしていいのか?

というご質問にお答えしました。

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息子は、幼児期からすぐお友達ができるタイプではなく
幼稚園入園時、転園した時などは、幼稚園の入り口で
1週間くらい「行きたくない」と泣いていました。

小学校入学時も最初は周りを伺い
大人しくしていました。

慣れてくればだんだんお友達もできて
元気で、やんちゃで、
先生にいつも叱られていたタイプでした。

中学受験をして大学付属の
中高一貫校へ入学しましたが、
第一志望校ではありませんでした。

5月の連休前に発熱し早退をしたことを
きっかけに3日間休みました。

その後、耳が痛いと通学途中に
帰ってきてから学校に行かなくなりました。

先週からスクールカウンセラーに夫婦で会い、

「1時間半の通学の辛さ」
「中学受験で疲れきっている」

というお話を聞きました。

息子にも「今までわかってあげなくてごめんね」
と言うと、「照れくさいな」
と言いながらとても表情が明るくなりました。

ご質問:

・昼夜は逆転していませんが、
 ほぼ1日ゲーム三昧です。
 しばらくこのままでいいのでしょうか?

・学校の話はほとんどしませんが、
 たまには「学校どうする?」みたいに
 話を振ってみたほうが良いのでしょうか?

・部活で注文した防具が届き、
 喜んで見て、着ていました。
 授業は出なくて部活だけでも少しずつ行くようにして
 自信をつけさせた方がいいのでしょうか?

・息子は元々甘えん坊で今でもとても甘えてきます。
 私も今まで以上に甘えさせています。
 息子が親を信じてくれるようになれば
 変化は出てくると思って良いのでしょうか?

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実は、中高一貫の学校に入学されて
不登校になるお子さんは多くいます。

受験勉強の数年は
親御さんも相当な労力を使いますし
本人も受験がなければ
気楽に遊んでいられる小学校時代を
勉強に捧げることになります。

中学受験への挑戦は、
まだ幼い小学生に対して
「十分に過保護にする」ことも
「遊びから社会性を学ぶ」ことも
難しい面があります。

もちろん、
お子さんがストレスを感じないくらい
愛情や保護を与えられれば
全く問題はありません。

今回のご相談には、
受験に至る経緯が書かれていないので
過干渉があったかなどはわかりませんが、
私が気になったのは、
親御さんが受験前にお子さんに対して

「中高一貫の学校がどういうところなのか」

「1時間半の通学がどういうものなのか」

きちんと説明できていたのか?
というところです。

「家族の仲が良い」

と書かれていましたが、
本当に仲が良いのであれば
子どもが1時間半の通学をすることに対する
気遣いがもっとできたのではないかとも感じます。

メルマガでもDVDでもお伝えしていますが、

「甘えん坊」

のお子さんには普通のお子さんよりもさらに

「過保護」が必要になります。

では、親はどうすべきなのでしょうか?

詳しい解説は、
『子育てラジオ定期便』の本編を
参考にしてください↓

http://futoukou365.com/user/radio/

ちなみに、

「一日中ゲーム三昧」
「学校の話はほとんどしません」

これらが、お子さんにとって
良いわけがありませんね。

どのように話せば、
お子さんが心を開くのか?

その方法も『子育てラジオ定期便』の本編で
説明していますのでぜひ参考にしてください。

http://futoukou365.com/user/radio/

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読者の方から頂いた喜びの声
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続いて、DVD、メルマガ、
子育てラジオ定期便などをご覧になり、
状況を改善された読者の方の喜びの声をご紹介します。

今回はIWさんからメッセージをいただきました。

IWさんがこれまで何を考え、
どのように行動されてきたのかを
詳細に書かれています。

*******************ここから********************

伊藤先生 スタッフの皆様
こんにちは。

中1の2学期から不登校になった息子が、
8ヶ月経ち、ようやくフリースクールに
通うことになりました!

不登校になったばかりの頃は策や方法に溺れ
息子の気持ちなど一切考えずに
家庭教師を半ば強制的に雇い
結局続けることが出来なくなり辞めました。

その後、過干渉を辞め、
過保護に徹し半年が過ぎたところで、
息子に家庭教師やフリースクール、保健室登校、
支援センターなどあらゆる方法を提案し、
息子に考えさせ決断させました。

「過保護と過干渉の順番を間違えると
上手くいかないのだ」

と改めて気付かされた瞬間でした。

初期の頃は昼夜逆転も激しくゲーム三昧。

しかし最近は自分で目覚まし時計をセットしたりして
生活改善をしようと努力しているのが見受けられます。

今も勉強は一切せずにゲームや動画、
テレビなどの生活は続いておりますが
うちの子は大丈夫だと確信しております(^^)

フリースクールも続くかどうか
不安はまだまだ続きますが
これからも100%過保護に徹する
意気込みで!笑頑張ります(^^)v

また変化がありましたらご連絡させて頂きます。
ありがとうございます!

*******************ここまで********************

IWさん、
貴重なメッセージをいただきまして
ありがとうございまました。

>8ヶ月経ちようやくフリースクールに通うことになりました!

とのことですが、
本当におめでとうございます!

とても嬉しく思います。

また、

>過保護と過干渉の順番を間違えると上手くいかないのだ
>と改めて気付かされた瞬間でした。

と書いてくださっていますが、
素晴らしい気づきですね。

その通りです。

学校に行かなくてなって
だらだらしているお子さんを見ると
親は癖のように、

「過干渉」

に接してしまいます。

しかし過干渉に接していては、
どんなに策や方法を用いても
お子さんの心には決して響きません。

その事に気がつければ
IWさんはもう大丈夫です。

ぜひ自信を持って
過保護な子育てを続けてくださいね。

改めまして
貴重なメッセージをいただきまして
ありがとうございました。

引き続き、メルマガなどを参考に
子育てを続けてくださいねす。

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IWさんは、お子さんが不登校になった当初、
「策や方法」ばかりを試していたそうです。

具体的にどんなことを試されたかは
書かれていませんが、
マニュアル本に書かれているように

・子どもにこう言われたら、こう返事をしよう
・こういう時にはこうしよう

などでしょうか?

不登校のお子さんへの対応には、
当然、策や方法も必要です。

ですが、それだけでは
お子さんの心には届きません。

まずは、

お子さんに愛情と信頼を伝える

「過保護」

からです。

この「順番が大事」なのです。

ですから、
お子さんに対する愛情を忘れず、
過保護な子育てを実践してください。

あなたとお子さんとの関係が改善すること、
問題行動が解決に向かうことを願っています。

本日も最後までご覧いただきまして
ありがとうございました。



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かっし

こんにちは。中二の息子が不登校です。
4ヶ月息子と向き合い、家では安定しています。そろそろ別室登校から始めたいと思っているところです。よろしくお願い致します。

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