【伊藤幸弘の子育てアドバイス】#107 悪事を働く小学生に対する正しい対処法

2017-03-02

こんにちは、伊藤です。

本日も子育ての悩みから、
ひきこもりや非行など、子どもの問題行動に
悩む親御さんに役立つ情報をお伝えします。

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前回のおさらい
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前回は
動物を傷つける少年、次郎の
お話の最終回をご紹介しました。

大人がきちんと対処すれば
どんな子どもも問題行動から解放される、
ということを
ご理解いただけたのではないでしょうか?

さて、
前回「卵事件」について
概要をお話しました。

本日はその続きをお伝えします。

残念ながら
近年、小学生の問題行動も
目立ってきています。

このメルマガをご覧の方の中にも
小学生のお子さんの問題行動にお困りの方も
いらっしゃることでしょう。

ぜひ参考にしてください。

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「卵事件」解決への道のり
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それは、4?5人の小学生が
屋根をつたって町内の家に侵入し、
冷蔵庫の中にある卵を盗んでいく、
という事件でした。

しかも彼らは卵を盗むだけではなく、
その卵を自分たちの拠点に持ち帰り、
通行人めがけて投げつけていたのです。

そんなことを許しておいては
もっと大きな事件が起こると思い、
悪ガキ退治に乗り出しました。

まず、
その子たちがいそうな場所を探し回り、
公園で見つけました。

そして、その子たちを
私の家の前の公園に連れてきて

「なんでこんなことをするんだ!」

と聞きました。

すると彼らは

「何もしていないよ・・・」

と嘘をつきます。

「嘘をつけ!
お前らから卵をぶつけられた人が
ここにいるんだぞ!」

と知人にも登場してもらいました。

「確かにこの子たちだ」

と知人も断言しました。

「正直に言った方がいいぞ」

と優しく諭しても彼らは黙っています。

そこで

「いい加減にしろよ!

黙っていたんじゃ分からないだろ!!」

と強く叱りつけました。

私のその一声で
その子たちは直立不動の姿勢になりました。

中には震える子もいました。

「正直に言わないかっ!!」

さらにすごんで叱りました。

すると子どもたちは
ガタガタ震えながら
涙をポロポロと流し、

「ごめんなさい、ごめんなさい。」

と謝り始めました。

「ごめんなさいじゃ分からないだろ!!

何をどうしたのか言わなきゃ分かんないんだよ!!」

「僕らが、よその家から卵を持ってきました・・・」

ついに白状しました。

私はすぐに彼らの両親を呼びました。

30分後、両親が揃ったところで
全員を私の家に招き入れました。

私は子ども達の両親に、

「あなた方のお子さんが
小学生だというのに
犯罪まがいのことをしているのを
知っていましたか?」

と尋ねました。

「いいえ、全然知りませんでした。」

と1人の父親が答えます。

「そちらのお母さんも知らなかったんですか?」

と聞くと

「・・・知っていました。」

と答えました。

父親は驚いた顔をして、

「知っていたんなら
なぜおれに言わないんだ!!!」

「だってあなたはいつも帰ってくるのが遅いし、
私の話なんて聞いてくれないじゃないの!!」

と夫婦喧嘩を始めました。

私はこの夫婦の会話を聞いて
腹が立ちました。

「ここで夫婦げんかしている場合じゃないでしょ!

そんな夫婦関係だから
子どもたちはストレスをためて
バカなことをするんだ!」

ときつく言いました。

そして子どもたちに目を向けて

「なんでこんなことをしたんだ?」

と聞きましたが
また黙ってしまいます。

「黙っていたんじゃ分からないじゃないか!!

こんなことをしてお前たちは
楽しいかもしれないが、
やられた方はたまったものじゃないんだよ。

痛いし服も汚れるし・・・

そうだろ?」

それでも、押し黙っている子どもたちに
自分達が何をしたかはっきりわからせるため、
冷蔵庫から卵を取り出し、投げつけました。

「どうだ、ぶつけられた気分は?」

子どもたちは

「ごめんなさい、もう2度としません。」

とやっと謝り始めました。

その間、子ども達の両親は泣いていました。

つづく

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編集後記
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私が「卵事件」をどのように解決したのか、
その一部始終をお伝えしました。

動物を傷つける次郎のケースと同様、
やはり「徹底して叱る」ことがポイントです。

卵を子どもに投げつけるなんて
大人げない、乱暴だ、
と思われた方もいることでしょう。

ですが、最近は

・相手がどう思うか?
・やられたらどんな気持ちになるか?

という想像力の足りない子どもや、
全く相手の気持ちなど気にしない子どもが
増えています。

いじめも、この想像力の無さが
原因の一端といえるでしょう。

ですから、私はあえて、
子ども達に対して
彼らがしたのと同じ事をしました。

相手(子ども)の事を思って
叱ることはとても大事です。

皆さんもお子さんが
何か悪いことをした場合は、
愛情をもって叱ってください。

さて、本日はもう1つ、
あなたのお役に立つ
お話をご紹介します。

私がお届けしている有料のメールマガジン、
『子育てラジオ定期便』に届いたご相談と、
私のアドバイスの一部を
特別に紹介させていただきます。

不登校になっているお孫さんをお持ちの
Sさんからご相談をいただきました。

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  ご相談内容
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現在、中1の孫が
小5の終わりから6年まで
不登校になりました。

伊藤先生のアドバイスを参考に
母親と協力し過干渉を止め、過保護に徹して
中学の入学式にはなんとか出席できました。

ところが、
中学校で心無い事を言う子達がいるようで、
それが原因なのか、
不登校になったまま夏休みを迎えてしまいました。

今は唯一の友達とほぼ毎日遊んでおり、
韓国語とオシャレに夢中になっていますが、
このまま好きなことばかり
やらせておいて良いのでしょうか?

また、繊細で心が弱く
些細な事にも気にする性格が気がかりで
孫の気持ちを強くできないものか
いつも考えています。

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正しいの子育て法を実践していただき、

過干渉をやめて
過保護に徹する

ことで、小学校には復学でき、
中学校にも何日かは通えたようです。

ですが、お友達とのトラブルをきっかけに
また不登校になってしまいました。

Sさんの娘さん、
つまりお孫さんのお母さんは
離婚されているようです。

ここで1つポイントがあります。

それは、
母子家庭(父子家庭)の場合は、

『過保護一辺倒ではいけない』

ということです。

ご質問者であるSさんは、お孫さんのおじい様です。

おじい様としてはお孫さんに
過保護を徹底することが重要です。

一方、お母さんは、
お父さんが居ない分
父性の役割も果たさなくてはなりません。

ご両親が揃っているご家庭では、

●お母さんが「母性」
過保護にして、優しくする、甘やかす
なんでもいう事を聞いてあげる

●お父さんが「父性」
社会性(ルールや社会の厳しさを教える)
しつけをする
つまり「干渉」する役割

と「母性」と「父性」の役割を分担して
バランスよく子育てをすることができます。

母子家庭(父子家庭)の場合は、
そういうわけにはいきません。

1人で2役を演じなければいけないのです。

ただし、もちろんその際には
気をつけるべきことがあります。

その答えとは・・・?

ここでご説明すると長くなりますので、
ぜひ、『子育てラジオ定期便』をご覧ください。

【子育てラジオ定期便】

→ https://futoukou365.com/radio/

ところで、ご質問の中にあった

「韓国語とオシャレに夢中になっていますが、
このまま好きなことばかり
やらせておいて良いのでしょうか?」

ですが、
あなたはこれについてどう思われますか?

Sさんのお孫さんの場合は
韓国語とおしゃれですが、

・ゲーム
・テレビ
・音楽
・動画サイト
・漫画・アニメ

など、お子さんによって
夢中になるものは異なります。

その子の夢中になっているものを
そのままやらせておいて良いのか?
もしくはやめさせるべきなのか?
ぜひあなたご自身で考えてみてください。

答えは『子育てラジオ定期便』の中で
詳しくお伝えしています。

【子育てラジオ定期便】

→ https://futoukou365.com/radio/

『子育てラジオ定期便』は
月額会員制(月1080円)です。

有料にはなりますが、
今お伝えした回答をはじめ、
具体的なアドバイスを
ふんだんに盛り込んだ内容でお届けします。

お支払い方法は、
従来のクレジットカードに加え、
銀行振込みでのお支払いも
可能になりました。

日本全国の書店を探し回っても
ここまで問題解決に直結する
アドバイスがされている教材は
存在しないと自負しております。

あなたのお子さん、
そしてあなたご自身が
1日も早く問題から解放されることを願い、
私が3000人以上の子どもを問題行動から
解放してきたその経験と知識を
惜しみなくご提供しております。

解約はいつでも可能です。

ぜひ一度お試しください。

1日でも早く問題を解決しましょう!!

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読者の方から頂いた喜びの声
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それでは本日も
読者の方から頂いた
ご報告のメッセージを
紹介させていただきます。

DHさんという方からのメッセージですが、
お子さんが少しずつ学校に通えるようになった、
とのご報告をくださいました。

諦めず、
じっくりと正しい子育てができれば
必ず変化は訪れる、ということを
実感していただければと思います。

*******************ここから********************

伊藤先生

いつもメルマガを拝読しております。

中2の娘が外泊や外出を繰り返し、
不登校になったので、
先生のDVDを購入させて頂きました。

最近は、外泊や遅い時間の外出は殆どなくなり
お手伝いもよくしてくれるようになりました。

特に食事の用意は好きみたいです。

学校はまだ、行かない日の方が多いですが
12月は登校が増えました。

学校に行くと、先生や友達と話すことが増えた
言っていました。

進路のことも少しずつ話してます。

中2の娘は三女です。

次女も中学生の頃、夜遊びが激しく
家出状態で、大変でした。

振り返ってみると、

次女も寂しかったんだ
過保護が足りなかったんだ

と思えます。

親が悪かったとしみじみと思います。

現在、次女は働きながら1人暮らしをしています。

三女も良くなってきています。

これからも「過保護」を頑張っていきたいと思います。

今後ともよろしくお願いします。

*******************ここまで********************

DHさん、貴重なメッセージをありがとうございます!

>最近は、外泊や遅い時間の外出は殆どなくなり
>お手伝いもよくしてくれるようになりました。

とのこと、本当に良かったです!!

DHさんも辛い思いをされていたかと思いますが、
DVDをご覧になり、解決に結び付けられたこと、
本当に嬉しく思います。

三女さんはもちろんですが、
一人暮らしをされている次女さんにも
愛情をかけてあげてください。

今からでも遅くはありません。

離れていても愛情は必ず届きます。

これからも過保護な子育てを
続けてください。

改めまして貴重なメッセージを
ありがとうございました!

これからもメルマガなどを通じて
応援させていただきます。

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>振り返ってみると、

>次女も寂しかったんだ
>過保護が足りなかったんだ

とのDHさんの言葉がありましたが、
まさにこれこそが、子育ての真髄です。

この部分を理解できているかどうかで
子育てが決まる、と言っても
過言ではありません。

ぜひあなたご自身も
今一度お子さんにしっかり愛情を注げているのか?

ということを
再確認してみてください。

「愛情が注げているか自信がない」

という方は、今からでも十分間に合います。

何歳からでも、子育てはやり直せます。

今からでも、ぜひ私の子育て法を
試してみてください。

それでは
本日も最後までご覧下さいまして
ありがとうございました。

お子さんの問題が
1日も早く解決することを
心から願っています。



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