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【伊藤幸弘の子育てアドバイス】#135 怒られても平気な子とそうでない子の違い

2017-09-14

こんにちは、伊藤です。

本日も子育ての悩みから、
ひきこもりや非行など、子どもの問題行動に
悩む親御さんに役立つ情報をお伝えします。

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前回のおさらい
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前回も
問題行動を起こす15歳の少年の
母親の手記を手を加えずご紹介しました。

その少年の通知表には、

「大変明るく、ユーモアがあり、
クラスを明るくし、
クラスのムードメーカー」

と書かれていました。

そんな少年が
いよいよ変化し始めます。

中3のクラス分けによって
仲の良かったグループと離れ、
クラスに馴染むことができずに
ついに不登校になりました。

「学校は」と親が声をかけると
カッターナイフで
自分の手首を傷つけようとし、
この頃から家庭内暴力も始まりした。

本日は
問題行動が悪化してゆく様子を
ご紹介します。

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家庭でも家庭外でも暴力は続く
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少年が中3になって間もなく、
他校から5,6人がやってきて
中学校の校門前で大声で

「○○いるか、
いるなら出てこい!」

と息子の名前を呼んでわめきたてていたそうです。

その頃は、息子は学校へ行けなくなっていて
まだ寝ていましたが、
友達から電話がかかってきて、
あわてて出ていきました。

私は

「学校へ行ったんだ」
「良かった」

と思っていたのですが、
その後、担任から電話があり、
登校していないことを聞きました。

夕方遅く主任の先生から

「今、大騒ぎになっています」

の電話連絡がありました。

家を出た息子は、
別の場所で仲間と連絡しあい、
他の中学校の生徒と
乱闘騒ぎとなり、
鉄パイプで殴られた子もいたそうです。

最近に無い大事件として
警察、教育委員会が動きました。

その夜、息子に事情を聞きましたが、

「先輩たちが間に入って
このことは終わったんだよ」

というだけでした。

後から、他校の先生から聞いた話では、
ターゲットは
やはり息子だったとのことです。

このことも重なって、
どんどん行動は激しくなってきました。

そして生活は大きく乱れ、
歯止めがきかなくなったのです。

家は溜まり場となり、
いつも見知らぬ5,6人の子どもが
泊まっていました。

一言注意でもしようものなら、
壁を蹴り、障子ふすまを破り、
椅子を投げ、

「テメー、うるせー、死ね!」

とわめきちらし、暴れ回るのです。

食事はもちろん、不規則。

自分の好きな肉、ジュースしか
口にしません。

部屋は雨戸を締め切り、
夕方まで寝て
活動は夕方から。

学校内で暴力、
学校外でも暴力、
手がつけられなくなったのです。

息子がとんでもない方向へ
走り出したのがわかり、
私は焦りました。

相談室にも通い続けました。

しかし、どうにもならず、
私は落ち込む一方でした。

以前、地域ボランティアの講習会で
伊藤さんのお話を聞き、
何かあったら相談に行こうとは
思っていたのですが、
まさか私自身が真剣に相談に
乗ってもらう日が来ようとは
思ってもみませんでした。

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編集後記
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今回の手記で、
状況がどんどん悪化していく様子が
よく分かりました。

ここまで状況が悪化してしまうと
親御さんだけの力で解決することは
かなり難しくなります。

改めてこの手記を読み返して思うことは、
なぜもっと早く私に相談できなかったのか?
ということです。

解決に向けた対策を始めるのが
1日でも1秒でも早ければ
その分、解決が早くなります。

様々な窓口に相談に行くと、
「様子を見守りましょう」と言われることが
少なくないようです。

しかし、悪化してゆく状況を
ただ見ているのではなく
ぜひできるだけ早く対応してください。

そのため、
DVDや【子育てラジオ定期便】の
活用を迷われているなら
なるべく早く入手され、
すぐにでも対応を始められる事を
お勧めします。

いずれも有料なので
無理にお勧めすることはできません。

しかし、
お子さんとのかけがえのない時間を
取り戻すノウハウが詰まっている、
自信を持ってお薦めできる内容です。

【子育てラジオ定期便】

→ https://futoukou365.com/radio/

【不登校ひきこもり解決DVD】

→ https://futoukou365.com/dvd/16

【子育てラジオ定期便】に
興味を持たれたあなたのために、
コンテンツの一部を
特別にご紹介いたします。

今回は、

「ついうっかり言ってしまう余計な言葉」

というテーマでフリートークをしました。

先日、講演会の時に参加者の方から

「子どもがお風呂に入ってくれません」

という質問を頂きました。

その時に伊藤先生は

「そんなの別にいいじゃん」

とさらっと答えました。

その回答に、質問された方は
びっくりしていました。

親としては、子どもがお風呂に入らないと

・汚い
・肌荒れなどしそう
・頭シラミなど病気になりそう

などと心配し、

「お風呂に入りなさい」

を連呼してしまいます。

でも、実はそれは

「どうでもいいこと」(過干渉) 

なんです。

それ以外にも、

「髪を切りなさい」
「早くお風呂から出てきなさい」
「歯を磨きなさい」
「ご飯を早く食べなさい」
「片付けなさい」
「犬の散歩に行きなさい」
「習い事に行きなさい」
「勉強しなさい」

などと、つい余計なことを言ってしまいます。

これらは残念ながら、過干渉です。

このような言葉ではなく、
別の方法でお子さんを
動かすように工夫することが大切です。

【子育てラジオ定期便】では
実際にどのような言葉をかけて
どのようにコミュニケーションをとるべきか
詳しくお伝えしています。

ぜひ本編もご覧ください。

→ https://futoukou365.com/radio/

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読者の方から頂いた喜びの声
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続いて、DVD、メルマガ、
子育てラジオ定期便をご覧になり、
状況を改善された読者の方の
喜びの声をご紹介します。

本日紹介させていただくのは
KYさんからのメッセージです。

DVDをご覧になり、
問題行動の原因が過干渉にあることを気づいた
お母さんからのご報告です。

*******************ここから********************

中学1年の息子が不登校になって
1ヶ月半が過ぎました。

親としてどう対応していいのかわからず、
伊藤先生のメール講座に登録しました。

その後、
メール講座で説明している本当の過保護と
過干渉がどういうことか知りたくて
DVDを購入しました。

息子は、小さい頃から
母親ベッタリの甘えん坊でした。

中高一貫校に入学して、
1学期は学校で先生に何度も怒られたり、
嫌なことがあったらしくて、
迎えに行った車の中で
私の肩に頭をもたれ掛けてきて

「さすが、母親だね。落ち着く」

と言いながら、
つらそうな時も有りました。

2学期が始まり9月半ばから
朝、頭痛が続いて不登校になりました。

でも原因は私の過干渉だったんですね。

息子に謝りました。

まだ学校の先生が怖いようで、
学校の近くに行く事も出来ないのですが、
息子の気持ちをゆっくり聞いて、
少しずつ進んで行きたいと思っています。

*******************ここまで********************

KYさん
貴重なメッセージをありがとうございました。

DVDをしっかりご覧いただけたようで
嬉しく思います。

>原因は私の過干渉だったんですね。

と、ご自分の非を認め、
真正面から受け止められる姿勢は
素晴らしいと思います。

中学生になってからも
お母さんの肩にもたれかかってくるところから、
お子さんが愛情を人一倍求める子だということが
伝わってきます。

育て直しはいつからでも可能です。

過干渉を控え、
幼児のように甘えさせて
要望を聞いてあげてください。

そうする事で、
息子さんに自信がつき、
登校できるようになると思います。

頑張ってください。

改めまして
貴重なメッセージをありがとうございました。

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メッセージに、

>1学期は学校で先生に何度も怒られたり、
>嫌なことがあったらしくて、

>まだ学校の先生が怖いようで、
>学校の近くに行く事も出来ないのですが、

と書かれています。

同じように

学校の先生が怖い
クラスの友達が怖い
部活の先輩が怖い

というお子さんは、実は少なくありません。

最近は陰湿ないじめもあるので
一概には言えませんが、
同じクラス・同じ部活で
同じように怒られても平気な子もいます。

「怒られても平気な子」と
そうでない子の違いはなんでしょうか?

実は、これが、

「過保護な子育て」をされてきたか
そうでないかの違いなんです。

幼児期に、

・自分のしたいことをさせてもらった
・自分の話を聞いてもらえた
・いっぱい褒めてもらえた

など「過保護」に育てられた子どもは、

親を好きになります。

親を信じる事ができるようになります。

自分が好きで、信じている親が、
自分を好きだと言ってくれる、
だから、自分も自分が好き。

親が好きだと言ってくれたから、
友達もきっと自分の事を好きになってくれるだろう

と思えるのです。

大好きな親が、
「お前は大丈夫だ」と言ってくれる。

だから、「自分は大丈夫だ」という自信を得ます。

ですので、何かで挫折した時にも、

「失敗しちゃった」

「でも、親がいつも大丈夫って言ってくれるから大丈夫」

「きっと次はできる」

と前向きに考えらるのです。

一方、過干渉で心配ばかりされて育った子どもは
怒られたり、何か挫折すると

「いつも親にも怒られている」

「自分はダメな人間なんだ」

と落ち込んでしまいます。

そして、自分に対して怒った人の前に行くこともできません。

これが続くと挫折から逃げる人間になります。

その結果、学校にも行けなくなるのです。

この部分だけ見ても
「過保護な子育て」の重要性が
お分かりいただけると思います。

ぜひ、「過保護な子育て」を
心がけてください。

あなたが抱える問題が
1日でも早く解決することを
心から願っています。

本日も最後までお読みいただきまして
ありがとうございます。

PS:
今年3回目となる講演会を
10月7日(土)、東京23区で開催します。

今年は最後の講演会となります。

ご都合のつく方はぜひご参加ください。

https://futoukou365.com/user/kouen171007/

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