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【伊藤幸弘の子育てアドバイス】#162 愛情を感じるバロメーターは子ども毎に違います

2018-03-29

こんにちは、伊藤です。

本日も子育ての悩みから、
ひきこもりや非行など、子どもの問題行動に
悩む親御さんに役立つ情報をお伝えします。

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前回のおさらい
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前回は、
私の妻の手記を紹介しました。

「子育てとは、親自身の価値観や人生観が
すべて鏡に映し出されるようなものだ」

という言葉がありましたが、
この言葉に共感された方は
たくさんいらっしゃることでしょう。

まさにその通りで、
お子さんはあなたの鏡であり、
あなたの価値観や考え方のすべてが
お子さんに投影されます。

言い換えれば、
あなたが変われば
お子さんも変わるということです。

本当に大切なことなので
心に留めておいてください。

では、本日も
妻の手記の続きを
紹介させていただきます。

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愛情を感じるバロメーターは子ども毎に違います
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「子育てとは、親自身の価値観や人生観が
すべて鏡に映し出されるようなものだ」

これが、
「子育て」ではなく「自分育て」、
「育児」でなく「育自」、
であると言われる理由でしょう。

もう一つ気づいたことは、
子どもの持っている愛情の入れ物の大きさは、
子どもによって違うということです。

例えば、
2人の子どもがいて、
親が同じように愛情を注いでも
上の子は十分な愛情を感じても、
下の子は「ずるい」「もっと」と
親の愛情を欲しがることがあります。

親の愛情が、
10でいっぱいになる子もいれば、
20でも足りない子もいるのです。

親と言っても、
短所も癖もある一人の人間が、
もっと未熟な存在である子どもを
人間として育てて行くのです。

自分の中の未熟な「はかり」で
子どもをはかり、判断するのは
とても難しいことです。

私自身、母親として
そして主人が預かる子どもたちと関わる家族として、
いかにしつけるかということより
いかに自分のフィールドを広くするか、
いかに成長していくかが
一番の課題でした。

彼ら一人一人を
別の人格として尊敬し、
関わっていきたいと
常々思っていました。

そのためには
自分を高める努力を怠ってはならないと
日々、戒めていました。

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編集後記
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「子どもの持っている愛情の入れ物の大きさは、
子どもによって違うということです」

と手記にありました。

これはとても大切なことです。

これを理解していなければ、
子どもの問題行動は
決して解決しません。

「こんなに愛情を注いでいるのだから
満足するだろう」

と親目線で考えていると、
事態は全く改善されないのです。

「親の愛情が、
10でいっぱいになる子もいれば、
20でも足りない子もいるのです」

これが子育ての真理です。

2人以上のお子さんをお持ちの方は、
お分かりになるかと思い思いますが、
兄弟でも、学力も違えば、性格も違う。

体型や運動能力も違います。

全く別の人格なのです。

それと同様に、
愛情のバロメーターも違います。

愛情が入る器が、
10でいっぱいになる子どもと
20でも足りない子どもがいます。

また器の大きさだけではなく、

・何を愛情と感じるか
・どういう風に親の愛を欲しがるか

もまた異なります。

毎日、べったりと親にくっついていなければ
愛情を感じられない子もいれば、
親にくっついていなくても
平気な子もいます。

本当に子ども毎に違うのです。

まずは、それを理解して、
どのように愛情を伝えればいいかを
お子さんの性格に合わせて
考えてみてください。

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読者の方から頂いた喜びの声
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続いて、DVD、メルマガ、
子育てラジオ定期便などをご覧になり、
状況を改善された読者の方の
喜びの声をご紹介します。

今回はDVDをご覧いただいた
MSさんから、

「親への不信感はほとんど消えてきた」

とのご報告をいただきました。

お子さんと
どのようにコミュニケーションをとられているのか、
参考にしてください。

*******************ここから********************

物を殴ったり、妻に暴言を吐いたりしていましたが、
次第に学校の先生や友人の悪口が多くなり、
学校でも下級生・同級生を殴りました。

私と話し合い、しばらくは、
学校に行っていましたが、
そのうち朝起きれなくなりました。

すると、ゲームばかりするようになり、
私がいないときは頻繁に家で暴れるようになりました。

「親も変わらなければ」

と思っていた時に伊藤先生を知り、
先生の経験と具体的な対処方法を学びとれると思い、
DVDを購入しました。

子どもに真剣に対峙してゆくと、
やっと、これまでの親に対する不信感、
良い子を演じてきていたこと、
親を信用したいけどできない自分の心の葛藤を
話してくれました。

「本当の自分はこうじゃないんだ」

と悩み苦しみを解ってもらえないと話すうち、
現在は、まだ学校へは行けていませんが、
子どもからどんどん話しかけてくるようになり、
また、悩みも打ち明けてくれるようになりました。

私との関係が改善されても、
妻は、やはり暴力への怖さが先立つため、
子どもへの対応に悩んでおり、
子どももそんな母親に対して、

「お母さんは本当の自分を解ってくれない」

と不満が解消されず、
妻には対する荒れはなかなか止まりませんでした。

私が子どもに女性の心理を説明したり、
妻にも

「腹を据えて子どもを信じよう」

と話し実践したことで、現在では、

「両親への不信感は
ほとんど消えてきた」

と本人も言ってくれています。

家ではかなり明るく
自己主張をするようになりました。

本人はまだ、他人に対して暴力が出たら
という不安があり、
学校へ行くことは葛藤しているようです。

時折、妻へ暴言が出るので、
その対処については、
いまだ悩むところであります。

途中経過ですが
先生のアドバイスにより良き方向へと
進んでいると思います。

ありがとうございます。

*******************ここまで********************

MSさん、
貴重なメッセージをいただきまして
ありがとうございました。

「親も変わらなければと思っていた時に」

と書いてくださいましたが、
私の子育て法に出会う前から
それに気づかれたのは素晴らしいことです。

その後、DVDをご購入いただき、
真剣にお子さんと向き合われていることが
メッセージから伝わってきました。

「両親への不信感はほとんど消えてきた」

という言葉は本当に嬉しいですね。

とても上手に父性を発揮されたと思います。

これからも頑張ってください。

改めまして、
貴重なメッセージをお送りくださいまして
ありがとうございました。

また何か進展がありましたら、
ぜひご連絡ください。

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今回は、お父さんからいただいた
メッセージを紹介させていただきました。

お子さんに暴力が出ている時
わがままが出ている時

などは、お父さんが父性を発揮し
主導権を握って問題解決に当たると
上手に解決することができます。

MSさんのメールにもありましたが、

>妻は、やはり暴力への怖さが先立つため、
>子どもへの悩んでいた

これは力の弱い女性ですから、
無理もありません。

暴力や暴言などを恐れるあまり、
腫れ物に触るように態度になってしまい、

>「お母さんは本当の自分を解ってくれない」

とお子さんに勘違いされる母親はとても多いのです。

その勘違いを解くために、

>私が子どもに女性の心理を説明したり、

とありましたが、
このお父さんの行為がとても重要なのです。

MSさんは、さらっと書かれていますが、
同じような状況になったとき、

・暴力はなぜいけないのか?
・女性や力の弱いものにとってどれだけ怖いか
・恐怖心からどんな対応になってしまうのか?

をお子さんに説明し理解させてあげられる
お父さんがどれだけいるでしょうか。

そして、大事なことは、

・暴力をやめたらどうなるのか?

についても話すことです。

当然、お母さんの態度は変化し、
お母さんが変われば、
お子さん自身のわだかまりが解けるはずです。

それ以外にも、もっともっと具体的に
どんな風に事態が好転するかを
説明してあげられるかと思います。

「警察に捕まるぞ」
「犯罪者になるぞ」

などと子どもを脅すのではなく、

「良いこと」
「楽しいこと」

を想像させるようにしてください。

この文章を読んで、

「うちは母子家庭だし」
「主人は協力的ではない」

と思われた方もいると思います。

お父さんでなくても、近親者など
協力的な第三者に頼むのも一つの方法です。

お父さんが話すべき言葉を代弁してもらいましょう。

近くに協力してもらえる人がいない場合は、
ご自身で、”一人二役”を演じてください。

お子さんに暴力が出ている時は
まずは逃げてください。

お母さんが怪我をされては大変です。

お子さんの様子が落ち着いたら、
きちんとお子さんと向き合って、
話し合いをしてください。

1回や2回の話し合いでは
解決しないかもしれません。

しかし、その「向き合う姿勢」は
きっとお子さんの心に響きます。

「お母さんが自分と向き合おうとしている」
ことを子どもは敏感に感じ取ります。

あなたとお子さんの関係が改善し、
素晴らしい親子関係を築かれることを
心から願っています。

それでは本日も
最後まで長文をご覧下さいまして
ありがとうございます。

<<お願い>>

2017年10月に文部科学省が発表した小中学校の不登校は
13万人を超え、調査開始以来ずっと増え続けています。

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