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【伊藤幸弘の子育てアドバイス】#165 父親の暴言で不登校に。母親は何をすべきか?

2018-04-19

こんにちは、伊藤です。

本日も子育ての悩みから、
ひきこもりや非行など、子どもの問題行動に
悩む親御さんに役立つ情報をお伝えします。

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前回のおさらい
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前回も、妻の手記を紹介しました。

『今の親御さん達は
「××をしてあげたのに〇〇をしない」
と言う人があまりにも多いと思います』
という言葉がありました。

あなたはそう思ったことはありませんか?

子どもに「Give and Take」の関係を
求めているのならそれは間違えています。

親が子どもに与えるべきは
見返りを求めない「無償の愛」です。

残念ながら
子どもに見返りを求めてしまう
親御さんは少なくありません。

あなたも知らず知らずのうちに
お子さんに見返りを求めていないか
改めて考えてみてください。

見返りを求める気持ちが
1ミリでもあれば
お子さんはそれを必ず見抜きます。

本日は、
私が書籍を出版した際に
TVキャスターの草野仁さんが
書いてくださった手記を
紹介させていただきます。

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子どもは建て前的な関わりに飽き飽きしている
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私は仕事柄、
非行少年のカウンセリングをされている方々に
お会いする機会がありますが、
伊藤幸弘さんにお会いした時の衝撃は
今でも忘れません。

一般にカウンセラーは
少年の心理などを研究し、
その中から対処法を見出していくようですが、
それは向こう岸にいる少年のことを
こちらの岸から考えているように思えるのです。

伊藤さんの場合には、
自らが向こう岸にいた経験があり、
必要とあらば今でも向こう岸に渡って行きます。

そして本音で少年たちに
体当たりしています。

伊藤さんの言葉に

「子どもたちは
建て前には飽き飽きしています。

建て前的な関わりをいくらしても
信じてくれません。」

というのがありますが、
私も全く同感です。

この本のテーマ

「親が変われば子どもも変わる」

ということが
現実にはなかなか難しいのです。

これは荒れる少年たちを
立ち直らせるキーワードと言えるでしょう。

伊藤さんはこれまでに
100人以上の少年たちやその親たちと
関わってきていますが、
そこにはある共通点があると言います。

それは・・・

つづく

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編集後記
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あなたは本音で生きていますか?

おそらく本音と建前を使い分けている方が
大多数でしょう。

特に会社勤めされている方は

「思ったことは全て本音で話す」

などというわけにはいきません。

しかし、お子さんに対してだけは
本音でぶつかって欲しいのです。

「かっこ悪いから本音を言えない」

という場面もあるかもしれませんが、
かっこ悪いところを
見せたって良いじゃないですか。

以前もお伝えした通り、
お子さんにも対しても
できないことは「できない」と
本音で言えることも大切なのです。

もし、あなたがお子さんに対して
建前でしか発言しなければ、
お子さんも建前でしか発言しなくなります。

あなたに対して
固く心を閉ざすことになります。

お子さんの前だけでは
本音でぶつかってください。

そうすれば必ずお子さんも
本音でぶつかってきます。

「子どもが何も話してくれない」

とおっしゃる方もいらっしゃいます。

そういう場合は、
まずはあなたがお子さんに対して
本音で話せているのか、
考えてみてください。

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さて、本日は【子育てラジオ定期便】の
内容を特別に紹介させていただきます。

今回は、相談者の方とお電話でお話し
アドバイスした一部を
紹介させていただきます。

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夫は支配的で、上からものを言うタイプです。

娘の中学受験時は、

「バカか!そんなんで受かるわけがない!」

など人格を否定するような言葉で怒鳴っていました。

夫が休みの日は、娘は部屋から出てきません。

不登校の原因は、夫の娘に対する
度重なる精神的な虐待のためだと思います。

不登校になって初めて、

「このままではいけない」

と思い、今まで怖くて言えなかった、

・怒鳴らず、言い方を変えて
・娘が離婚して夫に家から出て行ってほしいと願っている
・転勤希望を出して欲しい
・プライドを捨てて娘に謝って

と、勇気を出して伝えました。

すると、夫もようやく理解し
娘にもメールで謝罪したそうです。

ですが、娘は、メールを読みもせず、
拒否反応を示し、私に怒りを爆発させました。

長年にわたるパワハラ、モラハラ、罵声、怒鳴り、
追い詰め、人格否定を浴びていたら、
メールなどですぐに許せるものでは
なかったのだろうと思い反省しました。

「お金がないから引っ越せない」

と言う夫でしたが、
なんとか、出て行ってもらう事が出来ました。

【ご質問】:

1)毎日、夫から「今日は学校に行けたのか?」
 とメールがあります。
 時々、「人を追い出しておいて、
 何で行かせないんだよ」
 と怒りをぶつけられます。

 夏休み明けにまた登校できない日があったら、
 夫に対してどのように話せば
 納得してもらえるでしょうか?

2)友達とお祭りや、海や、
 YouTubeのイベントに行ったりします。
 娘はYouTubeのリスナーさんと
 時々会うようになりました。
 そのリスナーさんの詳細を聞いても教えてくれません。
 どうすればいいでしょうか?

3)自分の貯金70万円位を、
 約1年間で使い切ってしまいました。
 貯金が無くなってからも、次々に要求され
 この1ヵ月で4万円以上を渡しました。
 こういうお金の問題は、どのように話せば
 理解してもらえるでしょうか?

4)1日に14時間くらいスマホを見ています。
 注意して聞きません。
 このまま待っていればいいでしょうか?

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始めに、以前高校生の女の子の対応を
していた時の話をしました。

その子はリストカットをしたり、
2階からも飛び降りてしまうようなこともありました。

そしてお父さんが大嫌いでした。

お父さんは、今回の相談者の方と同じで
上から目線で物を言う方だったからです。

そして、その少女は、
お父さんを注意しない
お母さんも大嫌いでした。

・お母さんはお父さんに対して
 穏便に事をすませようとしている

・自分が我慢すればいいから
 我慢している

・父親が子ども達に八つ当たりがないように
 先回りして注意している

こんな家庭がよくあります。

お母さんは良かれと思ってしているし、
お子さんたちに愛情をかけてもいます。

それでも、このように、
お父さんから守ってくれないというだけで、
お母さんを嫌いになる例もあるのです。

相談者の方には、ご主人への対応法から
知らないリスナーと会うことのリスク
お金のこと、スマホのことなどを
具体的にアドバイスしました。

この相談の後、この相談者の方から
メールをいただきました。

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今回、子育てラジオで
自分の具体的な問題に答えていただき、
全く新たな気付きをもらうことが出来ました!!

社会性を子供に伝えるには、どうしたらいいのか?
悩んでいたので、

「そうやって言えばいいんだ」

と、腑に落ちました!!

娘に

「YouTuberのイベントに行くからお金が欲しい」

と言わましたが、交通費800円しか渡さず、

「これ以上は渡せない」

と先生に言われたように説明し言いました。

すると、翌日、

「お金がないから行かないよ。」

とあっさり行きませんでした。

こんなこと、初めてです!
伊藤先生♪ありがとうございます

——————————–

さっそくアドバイス実践され
効果が現れたようで良かったです。

こちらのお母さんへのアドバイスの詳細は
ぜひ本編をご覧ください。

※『子育てラジオ定期便』の詳細はこちら↓

https://futoukou365.com/radio/

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読者の方から頂いた喜びの声
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続いて、DVD、メルマガ、
子育てラジオ定期便などをご覧になり、
状況を改善された読者の方の
喜びの声をご紹介します。

今回はDVDをご覧いただいた
TMさんから

「ついに登校できるようになった!」

と嬉しいご報告をいただきました。

どのような経緯で学校に戻れたのか、
具体的に書いてくださっています。

*******************ここから********************

いつも素晴らしい内容のメルマガを
ありがとうございます。

中1の1学期の期末テスト頃から
学校に行けなくなりました。

DVDを見て、小さい頃からの
酷い過干渉と愛情不足を思い知りました。

5年前に3人目が生まれたことと、
愛情の塊のような人だった私の母が亡くなった事も、
愛情不足に拍車をかけていたのだと思います。

でも当時は問題行動の理由が分からず、
どうしていいか途方に暮れ、
落ち込むばかりでした。

DVDやメルマガで、伊藤先生の言葉が、
本人の気持ちを代弁してくれている様で
とても分かり易く、「そうだったのか」と
素直に愛情が湧いてきました!

笑顔で接することができるようになり、
その頃から、子どもも前向きになっていきました。

中2の3学期頃からついに登校できるようになり、
中3の今は、決めた高校の見学会に
友達と参加するなど頑張っています!

不登校を起こす以前の
私だったらすべてに口出しして、
きっと大変な事になっていたと思います。

本当に感謝しています。

ありがとうございます。

*******************ここまで********************

TMさん、
貴重なメッセージをいただきまして
ありがとうございました。

「小さい頃からの酷い過干渉と
 愛情不足を思い知りました。」

と書かれていましたが、
このように反省できるのは
とても素晴らしいことです。

自分の過ちに気がつかなければ
前進はありません。

素直に自分の過ちを認められ
そして、落ち込むことなく
その気づきを前向きな活力に
変えられたことも素晴らしいです。

「不登校を起こす以前の
私だったらすべてに口出しして、
きっと大変な事になっていたと思います。」

ともありましたが、
中3の大事なときに
きちんと正しい子育てを理解できたのは
本当に良かったと思います。

自分で高校を決め、友達と一緒に見学会に行く
というお話にお子さんの自主性や自立が伺えます。

素晴らしい成長ですね。

ぜひこれからも
お子さんの気持ちを大切にして
たくさんの愛情を注いでください。

改めまして、
貴重なメッセージをお送りくださいまして
ありがとうございました。

お子さんとの関係が
さらに良くなることを
心から願っています。

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TMさんはDVDをご覧になり、

「本当の子育てとは何か?」

に気づかれ、実践されることで
ご家庭の問題を解決されました。

DVDやメルマガを読んで

「私の育て方が悪かったんだ」
「私がいけないんだ」

と落ち込まれる方がたまに
いらっしゃいます。

DVDやメルマガには
たびたび「愛情不足」という
言葉がで出てきますが、それは、

「あなたに愛情がない」

と叱責しているわけではありません。

愛情を感じるバロメーターは
子ども一人ひとり違うのです。

たくさんの愛情を注いだつもりでも
まだ欲しがるお子さんもいると
いうことです。

まず、それを理解してください。

また、お子さんの幼児期に手がかかり、
精神的にも体力的にも時間的にも
余裕がない時期を過ごしてしまった方は
多いかと思います。

そういう場合は、子どもがある程度
自分で何でもできるようになり、
余裕が持てるようになったら、
幼児期からの育てなおしをしてほしいのです。

TMさんは、

>そうだったのかと素直に愛情が湧いてきました!
>笑顔で接することができるようになり、

と書かれていました。

DVDやメルマガを、ネガティブな気持ちではなく
前向きな気持ちで見ていただければ、
正しい理解ができ、必ず良い方向に向かいます。

今一度、DVDやメルマガを
見直していただければと思います。

【伊藤幸弘の不登校ひきこもり解決DVD】

https://futoukou365.com/dvd/16

また、より具体的な対応を知りたいという方は
【子育てラジオ定期便】をお勧めします。

【子育てラジオ定期便】では、
親御さんから実際にいただく質問に
具体的にお答えしています。
より具体的でリアルなアドバイスを
ご覧いただけます。

【子育てラジオ定期便】

https://futoukou365.com/radio/

あなたが抱えるお子さんの問題行動が
1日も早く解決することを
心から願っております。

本日も最後までご覧いただきまして
ありがとうございました。

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