【伊藤幸弘の子育てアドバイス】#101 愛は言葉などなくても伝わるものです
おはようございます。
伊藤幸弘です。
本日も子育ての悩みから、
ひきこもりや非行など、子どもの問題行動に
悩む親御さんに役立つ情報をお伝えします。
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前回のおさらい
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前回は、
父の話をご紹介しました。
父が危篤になって初めて
父の偉大さ、父の愛情に
気づくことができました。
前回のメルマガで
「子どもと一緒に過ごせる時間は限られている」
ことに改めて気づいていただけたかと思います。
1日でも早くお子さんの問題行動を解決し、
1日でも多くお子さんと
素晴らしい時間を共有できるよう、
解決に向けて行動を起こしてください。
それでは本日のお話しです。
ついに父と別れる瞬間が
訪れてしまいました。
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本日のテーマ
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父が意識不明になったその日は
私が非行カウンセラーとして初めて
大勢の人の前で
講演することになっていました。
姉に看護を交代してもらい
出発前に
「親父、がんばれよ!
俺はすぐ戻ってくるから」
とささやき、
涙を流してしまいました。
その涙が父の顔に落ちた時、
私の手を握っていた父の手に力が入り、
ギュッと握ったと思ったら、
今度は手を離し、
「行ってこい」
と言わんばかりに自分の手を振ったのです。
後ろ髪を惹かれる思いで病院を後にし、
講演会場に向かいました。
到着した私に係の人がすぐ
「お父さんが息をひきとったそうです」
と教えてくれました。
慌てて私は叔母に電話しました。
叔母は
「細かいことはこっちでやるから
ゆきはちゃんと仕事を済ませてから来なさい」
と言ってくれました。
父の死を知った時、私は
「親父はもう死ぬと分かっていて
あえて俺を仕事に向かわせたんだ。
『「子ども達の更生のためにがんばってこい』
と言ってくれたんだ」
と気づきました。
父は、死の直前に私に勇気をくれたのです。
その日、私は
父親の死という悲しみを乗り越えて
800人の人たちの前で
無事に講演を終えることができました。
葬儀の場で父の祭壇に手を合わせて
「人のために生きる人生を送る」
と約束しました。
父に約束したものの、
子どもの問題を解決する活動は
そうたやすいものではありません。
時には子どもの問題を解決する活動に対して
バッシングを受けることもありました。
「悪ガキ達を引き連れて
いい気になっているお山の大将」
「若い子たちに掃除や家事をさせて、
楽している」
などと言われたこともあります。
でも、私は、
「言いたい奴には言わせておけば良い」
そう思い、
本日まで活動を続けてきました。
人が何と言おうと、どう見られようと、
できる限りの力で、子ども達や
子育てに苦悩する親御さん達のために生きる
と、私は決めています。
%%NAMESei%%さんも同じです。
もしかしたら、
家族や周りの人たちに
子育てのことで嫌なことを
言われているかもしれませんね。
でも、
「言いたい奴には言わせておけば良い」
のです。
どうか%%NAMESei%%さんは
ぶれずに正しい子育てを続けてください。
さて、話は変わりますが、
最後に一つ
子どもの問題について
お伝えしたいことがあります。
最近の少年が起こす非行を見ていると
昔の非行少年たちと明らかに違う
ということに気づきます。
昔の少年たちは
ツッパリを売っていたような気がします。
肩で風を切り、
自分の尊大さをアピールし、
自分の生き方を主張して
「俺はもう一人前だ」とアピールしている
少年が多かったように思います。
しかし、今の少年たちは
幼児性はそのままに、
身体だけが大きくなったような感じがします。
自分のストレスを解消したいために、
自分の世界に依存したいがために
問題行動を起こしている
そんな感じがします。
集団暴力やいじめなど
結果が想像できないのか、
その場の雰囲気や自分の気分に任せて
とんでもないことをしてしまいます。
言葉では説明しにくい精神的な
問題行動が目立ちます。
ただ、そんな中でも
昔も今も変わらないこともあります。
彼らは決まって
寂しがり屋で甘ったれ
ということです。
おそらくあなたのお子さんも
そうではないでしょうか?
もし、そうなら
お子さんの「寂しさ」や
「甘ったれ」から来る「わがまま」を
あなたの愛情で
包み込んであげてください。
そうすれば、きっとお子さんの
問題行動は解決すると思います。
つづく
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編集後記
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父と別れる日が訪れました。
私は最後の最後に、
父の手を握ったことで
大きな愛を受け取った気がしました。
また、それだけで
救われたような気にもなったのです。
「ああ、私は父親から本当に愛されていたんだ。
自分のことをこんなに
愛してくれている人がいたんだ。」
ということを心の底から感じ
生きることに対して、
自信を持つことができました。
これは、父から私への
最後にして最大のプレゼントだったと思っています。
このエピソードから
あなたに伝えたいことは
『愛を伝えるために
必ずしも言葉は必要ではない』
ということです。
あなたが愛情を持っていたならば
その想いは、言葉を介さなくても
必ず伝わるものなのです。
あなたが、いま
「何を言っても子どもに全く届かないんです。」
と悩んでいるとしても大丈夫です。
伝わっていないように思うかもしれませんが、
きっとお子さんには伝わっています。
今は、その愛情に対して感謝するだけの
心の余裕がお子さんにないだけです。
ですから、どうか諦めずに
そのまま愛情を注いであげてください。
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読者の方から頂いた喜びの声
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それでは本日も
読者の方から頂いた
ご報告のメッセージを
紹介させていただきます。
DVDをご覧いただき、過保護にした結果、
お子さんが学校に通えるようになり、
解決までもう少しの状態にある
DAさんからのメッセージです。
今回も本当に大切なことが書かれています。
ぜひあなたの子育ての参考になさってください。
*******************ここから********************
現在、中3の長女が
中2の時に不登校になりました。
当時、中1だった次女も
思春期のせいか口が達者になり
対応に困っていました
長女が中2の3学期の頃には、
どうしても元気になってもらいたくて、
焦っていました。
中3の春が、学校に行く最後のきっかけだ
と感じていたからです。
その頃、私自身も転職し
かなりのストレスを抱えていました。
心機一転、娘たちと共に
春から新しい環境でやっていくためにも、
専門家である伊藤先生の
具体的な声のかけ方や対応方法のアドバイスは
とてもありがたかったです。
母子家庭のためフルタイムで仕事しており、
なかなか時間が取れないため、
まだ全てのDVDは見れていませんが、
不登校の部分は拝見しました。
物を与えるのが愛情ではなく、
すぐに反応、対応してあげることが
大事と分かりました。
伊藤先生のDVDや子育てラジオの実例は
愛情のかけ方についてのアドバイスが
他のサイトや本よりも
とても分かりやすかったです。
抽象的な考え方だけではなく
具体的な言葉や動きも教えていただけるので、
伊藤先生の愛情のかけ方が見えるようで
実践しやすかったです。
お陰様で
長女は4月からまた学校に行き始めました。
すぐ体調を崩したり
休みがちになりますが、
(私には体調不良を自ら
作り出しているように見えます)
子どもから「お母さん」と
呼ばれたらすぐに行くように、
話しかけられたら顔を見るように
過保護を実践しています。
以前はいかに子どもに向き合っていなかったかを
思い知らされています。
すぐに過保護を忘れて
以前の母親に戻ってしまいがちなので、
何度もDVDを見たり、メルマガや
子育てラジオを見直しながら
頑張りたいと思います。
ありがとうございました。
*******************ここまで********************
DAさん、貴重なメッセージを
送ってくださいまして
本当にありがとうございました。
DVDを信じてご覧いただき、
そしてその内容を実行していただけて
とても嬉しいです。
>子どもから「お母さん」と呼ばれたらすぐに行く
と書いてくださっていましたが、
それだけでも
娘さんにとっては嬉しい事です。
「家事や自分の都合よりも
何よりもあなたが大事だ」
ということを
身を持って娘さんに示すのは
とても良いことです。
お仕事も大変かと存じますが、
ぜひ諦めずに娘さんのために
これからも時間を使ってあげてくださいね。
改めまして
詳細にご報告いただきまして
ありがとうございました。
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読者の皆様の中には、
DAさんのようにシングルマザーとして
お仕事と子育ての両方を
頑張ってらっしゃる方もいるかと思います。
本当に大変だと思います。
ただ、ぜひお伝えしたいことは
子育てを負担に思うのではなく、
子育てを楽しみに変えて欲しい、
ということです。
「家に帰ったら頑張って
過保護にしなければいけない・・・」
と思うのではなく、
「家に帰ったら子どもと
楽しく過ごせる」
というように
楽しみに変えて欲しいのです。
きっと昔は仕事を終えて帰宅後に
お子さんと会うことが楽しくて仕方ない
という時期もあったことでしょう。
是非その頃のように
お子さんと接するように意識してみてください。
今すぐには無理かもしれませんが、
あなたが少しずつ意識を変えてゆけば
お子さんの意識もそれにつられて
徐々に変わってくるでしょう。
頑張って下さい。
それでは
本日も最後までご覧下さいまして
ありがとうございました。
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