【伊藤幸弘の子育てアドバイス】#71 子どもに悩み相談をされた時の「最高の対処法」

2016-06-09

おはようございます。
伊藤幸弘です。

本日も子育ての悩みから、
ひきこもりや非行など、子どもの問題行動に
悩む親御さんに役立つ情報をお伝えします。

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前回のおさらい
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前回、

「有り余ったお金をちょっと寄付するような愛情は、
本物の愛情じゃない」

という佐々木先生の言葉がありましたが、
この言葉に少しドキッとした親御さんも
いたのではないでしょうか?

さらに、

「子どものプライドのため、
子どもの要求を満たしてあげるために、
自分が苦しさに耐える。
プライドの一部を捨ててやる。
こうするのが親の愛情だと思うし、
一番子どもに愛情として伝わると思います。」

という言葉もありましたね。

こちらに関しても
きっと多くの親御さんが
何かしら感じられたことと思います。

いきなり

「プライドを全て捨ててください」

というのは酷だとは思いますが、
ぜひ、
あなた自身のプライドや世間体よりも
お子さんのプライドを
大切にしてあげること、
意識してみてくださいね。

少しずつ、少しずつ
あなたが変わることを願っています。

さて、それで本日の本題に移っていきます。

テーマは

『喜怒哀楽』

です。

前回の話にも通じる話です。
じっくりご覧ください。

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本日のテーマ:喜怒哀楽
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■伊藤:

僕が娘とのやり取りの中で感じているのは

「本音で子どもと向き合うこと」

それは喜怒哀楽をはっきりさせることではないか
ということなんです。

大人だって、親だって
甘えたい時はありますよね

僕は寂しくなったら
娘を抱きしめるんですよ。

そうすると娘が

「いい子、いい子」

なんかしてくれたりしてね、
本当に癒されるんです。

それを親だからといって

「いつでも頼ってこい」

としか言わないのは
やせ我慢だと思うんですよね。

●佐々木先生:

確かにそうですね。

■伊藤:

僕は母親を亡くしたときも
かっこつけて泣かなかったし、
かっこつけて非行に走ってきました。

それで喜怒哀楽がおかしくなったんです。

だから大人も子どもも
喜怒哀楽を豊かにすれば
本来の姿が出てくるんじゃないかと思います。

娘との関係でも
こちらが喜怒哀楽をはっきりさせれば
娘のほうも喜怒哀楽を
はっきり出してくれるんですよね。

そうすると
娘が何を思っているのか
何を考えているのか、
掴みやすくなって来ます。

●佐々木先生:

これが嬉しいんだ!
これは正しいんだ!
これは哀しいんだ!

ということを
はっきり出してやる

ということですね。

■伊藤:

そして哀しいときは
一緒に泣けばいいし
喜ぶ時は一緒に喜んであげればいいんです。

悩んでいるときも
一緒に悩めばいいんですよ。

悩んでいるからなんとかしてやろうなんて、
親にもそんな力は無いんですから。

一緒に泣いて、
一緒に心配して、
一緒に悩んであげるところから、
答えが出てくるんじゃないかと思います。

●佐々木先生:

なるほど、
親はめちゃくちゃ格好つけるから、
自分のプライドを犠牲にできないんですね。

だから子どものプライドを
踏みにじって
結局、子どもは傷ついて
不信感を持ってしまいます。

■伊藤:

学校の先生もそうだと思うんですよ。
先生だからなんでも分かるかといえば
そうではありませんよね?

「分からないものは、分からない。
じゃあ一緒に考えよう!」

これでいいと思うんですが、
そうするときっと格好が
つかないんでしょうね。

我々人間というのは
格好で生きている部分が強くなってくると
人格も歪んでくるんじゃないかなと思いますよ。

つづく

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編集後記
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『人は自分を映す鏡だ』

とよく言われます。

たとえば
あなたが目の前にいる人に対して
怒りの感情を持てば
相手も怒りの感情を持ちます。

あなたが目の前にいる人に対して
笑顔で接すれば
相手も笑顔になります。

そして、
それと同じ原理で
あなたがお子さんに対して
正直な気持ちを隠せば
もちろんあなたのお子さんも
正直な気持ちを隠すようになります。

逆にあなたが素直な気持ちで
喜怒哀楽をさらけ出せば
子どもだって
それに合わせて
あなたに変な気遣いをすることなく
喜怒哀楽をさらけ出すようになります。

いかがでしょう?

あなたは今、
正直な気持ちで子育てをすることが
できていますか?

今回のこのメルマガが
あなたの子育てを
改めて考えるきっかけになれば幸いです。

ただ、中には、

「いや、そう言われても
正直に感情を出してしまうと
ついつい口うるさく
怒ってしまったりするんです」

とおっしゃる親御さんもいるかもしれませんね。

親も人間です。
ついつい感情的になってしまう事も
怒ってしまう事も
あるかもしれません。

そういう時は、子どもに話す前に
一呼吸して、

「過保護」

と心の中で唱えてから、
話してください。

当たり前のことですが
お子さんはあなたの言うことを何でも聞く
操り人形ではありません。

お子さんにはお子さんの人格があり、
意思を持っています。

それは、あなたに人格があり
意思があるのと同じです。

お子さんに対して、あなたが
自分の意思・意見を通したいように
お子さんは過干渉で自由が少ない分、
さらに自分の意思や意見を通したいのです。

もちろん他人に迷惑をかけたり
社会のルールや法律を破る行為は
正すべきですが、
それ以外の行動に関しては
是非、お子さんの意思や意見を
尊重してあげて下さい。

そして変なプライドを持たずに
あなた自身の感情を気持ちを
素直に伝えるようにしてください。

たとえば

「大人がこんなに大喜びするのはかっこ悪い!」

などと思い、
本当はとても嬉しいのに、普通の顔をする、
そんな風に体裁を取り繕うことは不要です。

嬉しい時は喜色満面に喜んで下さい。

いいな、えらいなと思った時は、
素直にそれを言葉にして下さい。

あなたの素直な喜怒哀楽が
きっとお子さんの心にも届くはずです。

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読者の方から頂いた喜びの声
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それでは本日も読者の方から頂いた
子育ての体験談を紹介させていただきます。

本日は、YYさんという方からのメッセージです。

不登校だった娘さんが
建築関係の専門学校に入学されたということで
ご連絡をいただきました!

ぜひご覧いただき、
あなたの子育ての希望にしてください。

*******************ここから********************

いつも色々な配信を
いただきありがとうございます。

おかげさまで、19歳の娘が
今年4月から
建築関係の専門学校に入学しました!

高校1年の終わり頃から不登校になり、
ひきこもっておりましたが
コンビニのアルバイトをしたり、辞めたり、
お金が無くなるとまた行くようになりました。

そこで自分に自信が出来たようで
自分から今の学校を決めて
京都への引っ越しも自分で段取りして
今向こうで奨学金の手続きとアルバイトを決めて、
私にLINEで連絡してきました。

今のところがんばっております。

ここまで成長してくれて本当に感謝です!

ただ、油断しないように
私も過保護を意識して
これからも勉強させていただこうと
思っておりますので
これからもどうぞよろしくお願いします。

感謝しております。

*******************ここまで********************

YYさん、
貴重なご報告メッセージを
送っていただきまして
ありがとうございました!

きっとYYさんは、
このメルマガをご覧になり、
その内容を素直に取り入れ
過保護な子育てを
実践されたのだと思います。

メルマガでご案内している子育て論を
信頼していただけたことが嬉しいですし、
そして何よりも、結果を出されたことを
心から嬉しく思います。

娘さんとLINEでメッセージを
やり取りされているとのことで、
親子のコミュニケーションも
円滑に進んでいるようですね。

これからも今の関係が続くことを
心から願っています。

YYさんご自身が

>油断しないように
>私も過保護を意識して
>これからも勉強させていただこうと
>思っております

と書いてくださっているので
もう心配無用ですね。

これからも価値あるコンテンツの配信を
目指してまいります。

ぜひ引き続きご覧ください。

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YYさんの娘さんが
不登校の状態から自信を取り戻し、
そして自立されるまでの様子が
しっかりと伝わってきましたね。

正しい子育てを実践すれば
必ず結果は現れます。

お子さんの年齢に関係なく
親子関係は修復可能です。

YYさんのメッセージからそのことを
ご理解いただけたら幸いです。

それにしても

「子育てにおいて嬉しいことがあった」

という報告のメールは
何通いただいても嬉しいですね。

実は、紹介しきれていませんが、
いつもメッセージをくださる
親御さんもいらっしゃいます。

メールをいただくたびに
親子関係が良くなっていくことが分かるので
本当に嬉しい気持ちになります。

ちなみにその親御さんが以前、

「メッセージを書くと
自分の子育てが客観的に見られるので
すごく意味があるような気がします。

伊藤先生に見られると思うと
気も引き締まりますしね。」

と書かれていました。

「なるほどな」と思いました。

文字に起こすとき、
自然と子育てについて深く考える
という作業が伴います。

書きながら正しい子育てに関して
理解が深まるということなのでしょう。

あなたもぜひ
子育てを振り返って書いてみる
ということを試してみてください。

さて、次回は
「喜怒哀楽」について
さらに深くお話します。

あなたは、
子育てにおいて喜怒哀楽の中で
どれが一番大切だと思いますか?

というお話もさせていただきますので
ぜひ次回もご期待ください。

それでは、
本日も最後までご覧下さいまして
ありがとうございました。



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