【伊藤幸弘の子育てアドバイス】ダラダラするわが子を受け入れるには?

2017-04-27

こんにちは、伊藤です。

本日も子育ての悩みから、
ひきこもりや非行など、子どもの問題行動に
悩む親御さんに役立つ情報をお伝えします。

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前回のおさらい
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前回は、静也という少年が
家庭内暴力の果てに逮捕されてしまう、
というエピソードを紹介しました。

逮捕後は、
精神の異常が疑われ大学病院に入院、
3年間も入院生活を送ることになりました。

退院した静也は
再び事件を起こしてしまいます。

つまり、病院では根本的に
問題行動を治すことはできなかったのです。

本日は、
静也が再び暴れ出すシーンから始まります。

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暴力を振るう子どもに対して私がくだした決断
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静也が退院して少し経ったある日、
一家はディズニーランドで1日楽しく遊び
帰途につきました。

両親は
久しぶりの家族での外出に
幸せな気分に浸っていました。

ところが突然 納屋の方から

「ちょっと来て、早く来て!」

という静也の声が聞こえます。

何事かと駆けつけた両親が
納屋に入ると扉が閉められました。

そこに立っていたのは
手に金属バットを握りしめた静也です。

なんと静也は
両親をめがけて襲ってきたのです。

数分間の地獄の時間が過ぎた後、
父親は流血して倒れ、
母親はへたれこんでいました。

静也は、

「お前らは、俺が嫌だと言うのに
病院に入れやがった!

これはその罰だ。

次に、こんなことをしたら承知しないぞ!」

と叫んでいました。

それからというもの
静也は両親に
金を要求し続けました。

両親は仕方なくお金を渡していたものの、
ついにはノイローゼ気味になってしまいました。

静也の両親が私のことを知り、
手紙をくれたのはちょうどそんな頃です。

手紙を受け取った私は
両親と実際に会い、
全ての事情を聞きました。

話を聞いた結果、
私はとりあえず
この親子を切り離すことが
必要だと感じました。

そのため、静也を1人を家に残して、
両親と妹はどこかに身を隠すように勧めました。

両親も私の意見に同意してくれて
この案が実行されました。

静也はその日から1人ぼっちです。

近所に住んでいた父親の友人に
時々様子を見に行ってもらうよう依頼しました。

それまで1人になった経験がなかった静也は
怖くて仕方がないようでした。

当初は、両親が置いていった生活費で
ゲームセンターや映画館下へ出かけたり、
漫画を読んで気を紛らしていた静也でしたが、
1ヶ月、2ヶ月と経つうちに
次第にノイローゼになっていきました。

実は私は、この時を待っていたのです。

私はその時期に静也に会いに行きました。

静也は体こそ大きいものの、
かわいい顔をしていて
最初は彼があんな暴力を振るうなんて
想像できませんでした。

ただ、彼には表情がありませんでした。

私が何を言ってもあまり反応がありません。

私は

「君がこのまま暴力を振るい続けていると
両親も妹さんも一生帰ってこないぞ!」

と言い聞かせようと何度も話しましたが、
なかなか彼の心に響きませんでした。

私はその日、
彼の隣に布団を並べ寝ることにしました。

正直言って
かなり不気味でした。

いつ襲い掛かられるか分からないと思い
いつでも対応できる態勢をとっていました。

結局その夜は何も起こりませんでしたが、
私は一睡もできませんでした。

その後は1ヶ月に2度くらい彼の家に通い、
生活費を置いたり、様子を見たりしました。

つづく

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編集後記
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多くの方が静也の行動に
衝撃と恐怖を感じたことでしょう。

愛情不足がどれほど子どもの心に
悲しみや憎しみを生み出すか、
ご理解いただけたかと思います。

残念ながら静也のような状態になると、
そこから抜け出すのは非常に困難です。

私でも静也に対応するのは
大変 骨が折れました。

しかし、簡単ではありませんが、
自分のことを心から信じ、
愛してくれる存在がいれば
子どもは変わり始めることができます。

次回は静也のエピソードの結末をお伝えします。

どうぞご期待ください。

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では、この後は

【子育てラジオ定期便】

の一部を特別にご紹介いたします。

正しい子育て法に出会うと、
「実践しなければ」と
皆さん大変努力されます。

・過干渉をやめる
・子どもの全てを受け入れる
・過保護にする

など、頭では十分理解されていると思います。

ところが、
不登校やひきこもりとなり、
気力をなくして、
家でだらだらしているわが子を
そのまま受け入れることが
できる親御さんは多くありません。

そして

・このままじゃいけない
・ずうっとひきこもりだったらどうしよう?
・前向きに動き出して欲しい

といった不安や焦りの気持ちが
正しい子育て法の実践よりも
つい先に立ってしまうのです。

そこで、
今回配信の【子育てラジオ定期便】では
そんなお悩みや不安を抱える親御さんに
アドバイスをしています。

親はなぜ、先回りして心配したり
焦ったりしてしまうのでしょうか?

それは、

「待てない」

からです。

そして、そんな焦る親の姿を見て
子どもも焦ってしまうのです。

ですから、まずは

「焦らない」

ことが大前提となります。

とは言え、
それが簡単にできれば
苦労しませんよね。

では、焦らないようになるためには
どうすれば良いのでしょうか?

その秘訣は、

・確かな知識を身につける
・将来に確信を持つ

ことです。

焦ってしまうのは
将来が見えないからです。

「本当にこのままで大丈夫だろうか?」

と不安で、確信を持てないから
焦ってしまうのです。

逆に言えば、
正しい子育ての知識を身につけ、
その実行が問題解決につながると確信できれば、
焦る気持ちはなくなります。

「正しい子育ての知識」
について解説しましょう。

まず必要なことは

「2?4歳の子育てに戻り、
その頃の子育てをもう1度やり直す」

ことです。

つまり、
幼児の子育てをやり直すことで、

「自律性を身につけさせ、しつけをやり直す」

のです。

自律性とは読んで字のごとく、
自分を律すること
衝動をコントロールすることです。

しつけとは、子どもが
社会で慣習にあった振る舞いができるよう
訓練し、教え導くことです。

では、どうしたら
子どもが自律性としつけを身に付けるように
導くことができるのでしょうか?

その答えは、
これまでのメルマガをご覧になっている
あなたならもうご存知ですよね。

答えが「わからない」方は、
過去のメルマガを読み返してみてください。

もしくは、【子育てラジオ定期便】の本編で
詳しくお伝えしていますのでぜひご覧ください。

→ https://futoukou365.com/radio/

【子育てラジオ定期便】は無料ではありません。

だからこそ、
私はお子さんとあなたご自身の
運命を変えるつもりで
毎回真剣に話をしています。

お子さんの問題行動に悩むあなたにとって
有効な解決への道しるべであると確信しています。

ぜひご活用ください。

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本日も最後までご覧いただきまして
ありがとうございました。

お子さんの問題が
1日も早く解決することを
心から願っています。



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