【伊藤幸弘の子育てアドバイス】#90 子どもを愛おしく思えないあなたへ

2016-10-27

おはようございます。
伊藤幸弘です。

本日も子育ての悩みから、
ひきこもりや非行など、子どもの問題行動に
悩む親御さんに役立つ情報をお伝えします。

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前回のおさらい
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前回は、私が名古屋へ逃亡した後、
おばさんの作戦にはまってしまい
地元へ戻った話をお伝えしました。

地元へ戻った私は

「やはり父とは暮らせない」

という気持ちを
叔母夫婦に伝えたところ、
叔母夫婦は、

「うちの運送屋で働け」

と言ってくれました。

そして私は運送屋で働き始めます。

かなりハードでしたが、
休みの土曜日には、
仕事で朝帰りしても
一睡もしないで遊びに行くなど、
仕事にも遊びにも
エネルギーを費やしていました。

先週も、
私が名古屋に逃亡していたとき、
実は「家に戻ろうかな」と考えていた、
とお伝えしました。

私に限らず、
家出をしている子どもは
家に戻るタイミングを
人知れず考えている、
ということをぜひ
覚えておいてください。

本日は、
私が運送屋で働き始めてから
2年後のエピソードをお伝えします。

やはり相変わらず父親からの
愛情を感じられずにいた私は
さらなる大事件を
起こしてしまうのでした・・・

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本日のテーマ
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運送屋で働き始めてから2年後。

相変わらず
仕事はきちんとしていました。

仕事をきちんとしているから
遊びも面白い。

仕事はキツイけれど
自分のお金でなんでもできることが
喜びでした。

そんな頃、私は
再び高校時代の友達と
遊ぶようになりました。

仲間たちは横浜から
シンナーを持って遊びに来ます。

仕事の後、
先輩が出かけたり
寝静まったのを確認して
4、5人でシンナー遊びをしました。

高校を中退してからは
薬物やその他の非行行為は
していませんでしたが、
シンナーを吸い始めると
昔の悪い習慣がよみがえります。

そしてある日の夜中、私は
車高を低く改造したシャコタンと呼ばれる
先輩の車を無断で運転しました。

どんなどんくさい奴でも
シャコタンに乗っていれば
モテる時代でした。

私は高校時代に
自動車教習所に通っていたので
運転することができました。

私が運転し、友達を助手席に乗せて
先輩に気づかれないよう
駐車場から出発しました。

確かその時も
シンナーを吸っていたと思います。

車は加速し、
トップギアに入れた時には
時速100キロを超えていました。

私と友達は

「行け、行け」

と大声をあげました。

ところが・・・

車は車体後部を激しく左右に振り、
運転技術が未熟な私には
ハンドル操作が
できなくなってしまったのです。

そして

「おい、伊藤!ぶつかる!」

と叫ぶ友達の声に合わせたかのように
車はブロック塀に激突、
ボンネットがめり込んでしまいました。

衝突の瞬間、
私は意識を失ったように感じましたが
皮肉にもその時
今までに味わったことのないような
気持ちの良さを感じたことを覚えています。

しかし、
気がついたら右肘に
大きな怪我を負っていました。

友達の方を見ると

「うーん、うーん」

とうなっていて
額から血を流し
顔面が血だらけの状態でした。

すぐに車の周りに
大勢の人が集まってきました。

1人のおじさんが

「けがは大丈夫か?
早く車から出ろ!
爆発するかもしれないぞ!」

と叫ぶのを聞き、
私は友達を抱えて
必死に車から脱出しました。

救急車を待ちながら

「えらいことをしてしまった。
社長さん、奥さん、先輩・・・
みんなに叱られる。

車なんか運転しなければ良かった」

とさすがに反省しました。

病院の待合室で
警察に幾つか質問をされました。

そのうちに先輩や先輩の友達がかけつけ、

「ユキ、大丈夫か」

と声をかけてくれました。

その後、社長である
叔父が事故の処理をしてくれました。

壊してしまった先輩の車は、
毎月私の給料から差し引いて
弁償することになりました。

事故の後しばらくは
シンナーもせず、
問題も起こさずにいましたが、
父は相変わらず

「あいつは問題ばかり起こしてしょうがない奴だ」

と怒っていました。

父が怒れば怒るほど、
私は、父から離れていきました。

つづく

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編集後記
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相変わらず
私は悪さを続けていました。

そしてついに
事故を起こしてしまったのです。

しかも自分の車ではなく、
先輩の車を破壊してしまいました。

10代の頃というのは
どうしても
周りにいる仲間の影響を受け、
悪い仲間と一緒に居ると
状況がどんどん悪い方へ向かいます。

そして止められなくなるのです。

一旦悪い仲間ができてしまうと
そこから抜け出すことは
容易ではありません。

そして、後のことを一切考えず
恐れ知らずの状態で
悪さをし続けることになるのです。

このメルマガを読まれている
親御さんの中にも、お子さんが
悪いお友達と一緒に遊んでいる事に
悩まれている方がいるかもしれません。

そういう方は、
その状況をなんとかしたいと
思われていることでしょう。

しかし、
悪いお友達とあなたのお子さんを
引き離すことは
そう簡単なことではありません。

以前のメルマガでもお話しした通り、
お子さんが悪い友達と一緒にいるのは、

・家に居場所がない
・その仲間が自分を認めてくれる
・うるさい事は言われず好きにできる

からです。

ただ、どんな状況であっても
絶対に諦めないでください。

望みはあります。

私自身も
散々悪いことをしたものの
しっかり更生しました。

そして
最悪の状態から更生した子どもたちを
数え切れないほど見て来ています。

問題行動を起こしているお子さんは、
「愛情を求めて」右往左往しているのです。

ですから、
正しい「過保護」の子育て法を学び、
「過保護」の子育てを続けてください。

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読者の方から頂いた喜びの声
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それでは本日も
読者の方から頂いた
ご報告のメッセージを
紹介させていただきます。

前回、ご紹介した ririさんからの
メッセージの後半です。

ririさんは
中3の息子さんがいらっしゃる
シングルマザーの方です。

ご自身がお父様の過干渉が強い環境で育たれました。

子どもの頃は「自分がお荷物だ」と感じ、
親が困ることをわざとしていたそうです。

そのような経験から
ご自身も息子さんに対し、
お父様にされたように
頭ごなしに怒ってしまう、
ということでした。

しかし、息子さんの問題行動を機に
子育てに対する考えを改め、
過干渉をやめられたことで
息子さんが目を見て話すようになった
という変化が生まれます。

ところが、ある出来事をきっかけに
また過干渉な子育てに戻ってしまいます。

本日は、
その後 ririさんがどう対応し、
問題を解決することができたのか
メッセージ後半をご紹介します。

*******************ここから********************

息子のため、自分のためにDVDを購入しました。

「こうしたら、子どもはこうなる」
ということが、
まるでうちの息子のことのように
例に取り上げられていました。

DVDを見て、
中途半端な理解ではダメだったな
と深く反省しました。

お陰様で今は焦ることなく息子に接しています。

すると

「夏休み中は一切外に出ない」

と宣言してた息子が
朝いきなり

「ばあちゃん家に行ってきていい?」

「犬の散歩に行ってきていい?」

と言うようになりました。

後で、ばあちゃん家には
何をしに行ったのか聞いてみたら
「外に出たかったから」
と言いました。

凄く嬉しかったです。

自ら昼夜逆転を直したいからと
昼間に寝ないで頑張って起きているんですが
結局寝てしまいます。

あまり変わってないのですが、
本人が前向きに考えて頑張っているのが
とても嬉しいです。

今日は寝てない息子が

「朝ご飯を食べたら遊びに行ってくる」

と言って出かけたので、
凄く嬉しくなりました。

前に一度、
ゲームのコントローラーを取りに帰って来たときに
どこに遊びに行くのか聞いたら

「キモい」

と言われてしまいましたが、
最近はずっと「キモい」と言われてなかったので
その時は、かなりしつこく聞いてしまったんだなと
反省しました。

不登校になってから
友達と関わることが全くなかったので
自分から友達と関われるくらい
心に余裕が出来たのかなと
本当に嬉しく思います。

伊藤さんと出会ったことで
息子と向き合うことができました。

こんなにも愛おしく思えるようになりました。

以前に比べるとできることが増えて
嬉しくてたまりません。

これからも頑張っていこうと思います。

*******************ここまで********************

ririさん、
過干渉をやめ、辛抱強く
過保護を続けられた成果が見られたようで
本当に嬉しく思います。

正しい子育てを深く理解されて
そして行動に移されている
ririさんは本当に立派です。

息子さんも
ririさんの変化をしっかりと
感じていることと思います。

>寝ないで頑張って起きている

と書かれていますが
息子さんご自身にも
素晴らしい変化が見られますね。

また、

>こんなにも愛おしく思えるようになりました。

とのことですが、
息子さんのことを心から愛されている
ということが伝わってきて
こちらまで嬉しくなります。

ぜひDVDやメルマガを
継続的にご覧いただき、
今の子育てをずっと続けてくださいね。

改めまして
素敵なメッセージを
ありがとうございました。

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いかがでしたか?

正しい子育てをすれば
確実に結果が出る

ということを改めて
感じていただけたのではないでしょうか?

ちなみに、ririさんが問題を解決された
ターニングポイントは
どこにあったのでしょうか?

手前味噌ではありますが、私は
DVDをご覧頂いたことだと感じました。

私のDVDでは
子育てを学んでいただく為の
ステップが組まれています。

DVDに加えて、
様々な購入特典でご紹介している
個別のケースに対する丁寧な解説をご覧いただき、
ririさんも一気に
子育てに対する理解を
深めて頂いたようです。

ですから、
もしあなたが今もなお
子育てに悩まれているのであれば、
ぜひ ririさんのように、DVDも併せて
ご覧いただくことをお勧めいたします。

正しい子育てとは

『過保護な子育てをする』

という簡単な言葉で
説明できてしまいます。

しかし、この言葉だけを聞いても

「じゃあ実際に何をしたら良いのか?」

ということまでは
すぐには理解しづらいと思います。

こちらのメルマガと併せて
DVDをご覧いただき、
子育てを体系立てて学んでいただくことが
解決への最短距離です。

→ → https://futoukou365.com/dvd/16

あなたが抱える問題が
1日も早く解決することを
心から願っています。

それでは
本日も最後までご覧下さいまして
ありがとうございました。



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