【伊藤幸弘の子育てアドバイス】#84 親子関係はこんな一言で崩壊します

2016-09-08

おはようございます。
伊藤幸弘です。

本日も子育ての悩みから、
ひきこもりや非行など、子どもの問題行動に
悩む親御さんに役立つ情報をお伝えします。

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前回のおさらい
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前回は、
私が10代の頃、

「父の存在がだんだん、けむたくなってきた」

そんな時期の様子を
お話させていただきました。

ストレートに

「帰りが遅い」
「店を手伝え」

といった言葉を浴びせ、
ちょっと失敗をすると

「やる気がないからドジを踏むんだ」

という具合に
叱ることはあっても
まず褒めることは無い、
そんな父の存在が
イヤで仕方ありませんでした。

そして、ついに高校1年の夏、
父と私の間の溝が
取り返しがつかなくなるほど
深くなる出来事が起こりました。

それは仲間と海に遊びに行った時の話です。

「仲間にカッコイイところを見せたい」

という虚栄心から
無理に泳いでいたところ、
足がツッてしまい
私は溺れてしまったのです。

そして・・・

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本日のテーマ
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海水を飲んで気が遠くなったとき
私の脳裏に浮かんだのは
その頃付き合っていた彼女や
死んだ母親のことでした。

周りの人の声が大きくなったり
小さくなったりして
聞こえていました。

しかしそんな中、

「おい、どうしたんだ!早く捕まれ!」

という、父と同じくらいの年齢の
おじさんの声が聞こえました。

私は無我夢中で
その人の浮き輪につかまりました。

その人のおかげで
私は助かりました。

その後、注射とマッサージをしてもらい、
しばらく横になっていました。

何分かして
お巡りさんが

「どう、気分は?」

と優しく声をかけてくれました。

そして、

「名前は?
住所は?
誰と来たの?」

といったことを聞かれました。

本当は、

「俺は気分が悪いんだ。うるせえ!」

と言いたかったのですが、
言えませんでした。

そしてその日は
未成年だから、という理由から
家族に迎えに来てもらうことになりました。

私は

「おい、マジかよ!
親父が来たら叱られるに決まってる!」

という気持ちでした。

逃げ出したくてしょうがなかったのですが、
気分が悪くてそれもできませんでした。

そうこうしているうちに
一緒に来た仲間が全員、
周りに来てしまいました。

このときは、本当につらかった・・・

私は

「溺れた」

と言うとカッコ悪いと思い、

「両足がツッてしまった」
「泳ぎが下手なのではなくて
これは事故なんだ」

と強調しました。

その後、迎えが来たのですが、
来たのは父ではありませんでした。

迎えに来てくれたのは
家族ではなく、店の常連客でした。

私はその常連客の人に連れられて帰り、
帰宅後は無言で裏口に座っていました。

すると母が心配そうに

「大丈夫?」

と言ってくれました。

一方で、
ねじり鉢巻をし汗びっしょりで
忙しく働いていた父は
私が戻ったことにも
気づいていない様子です。

私は父に一言声をかけてもらいたくて、
裏口からレジの近くに移動して、
頭を抱えてふさぎこんでいました。

しかしその姿を見て父は
頭の上から

「この忙しいのに店も手伝わないで
遊んでいるからこんなことになるんだ。

まったく・・・

弁当が無いから
弁当屋に取りに行ってから
店番をしてくれ」

と言い放ちました。

「気分が悪くて横になりたいのに
何てことを言うんだ・・・」

と思い、
私は父を睨み返しました。

そしてこの事件をきっかけに私は、
父を本格的に憎むようになっていったのです。

つづく

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編集後記
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当時の私の気持ち、
あなたに伝わりましたか?

なぜ私が父を憎み始めたのか

その心情を読み取っていただけたでしょうか?

海での事件は、
私に非常に大きい精神的ダメージを与えました。

なにしろ死を覚悟させるほどの瞬間だったのです。

そんな経験をした私は

「この苦しかった気持ちを理解してほしい、
心配してほしい」

という思いを強く持っていました。

事件当日は
包み込むような愛情を欲していたのです。

しかし、実際に父から与えられた言葉は
愛情とはまったく正反対のものでした。

私の気持ちなど一切お構い無しで

「お前が悪いんだ」
「仕事を手伝え」

といった言葉しか与えられませんでした。

ただただ私の行動を咎めるような言葉が
吐き捨てられたのです。

そして、このように
自分のことしか考えず、
子どもの非常事態にも
一切甘えを許さない父のことを
私は大嫌いになってしまったのです。

もしかしたらこの時父が、

「大丈夫か?」

という言葉を一言でもかけてくれて、
心から心配してくれていたなら、
私は全く別の人生を
歩んでいたかもしれません。

「大げさだ」

と思われるかもしれませんが、
たった一言、子どもに発する言葉によって
親子の関係が大きく変わることもあるのです。

ですから、
どうかあなたも
言葉を軽んじないでください。

ぜひ普段の日常生活の中で

「これは子どもが望む言葉だろうか?」

ということを意識して
発するようにしてください。

子どもは必ず

「満たされたい想い」

を持っていて、
その想いに親がしっかり応えなければ
親に対して反感を抱くようになるのです。

このことをどうぞ
念頭に置いておいてください。

ただし、もちろん嘘はいけません。

たいして心配もしていないのに

「大丈夫?」

と声をかけても、
子どもはちゃんと

「あっ、本当はどうでも良いんだな」

ということを見透かしてしまいます。

ですから、上っ面ではなく
子どもに対して本物の愛情を
示さねばならない、ということです。

「難しい・・・」

と思われましたか?

今現在、お子さんのマイナスの面ばかりが
目についてしまう状態であるなら、
その気持ちも分からないではありません。

しかし、
子どもは必ず良いところを持っています。

ですから
どんな小さなことであっても
それをたくさん見つけてあげるようにしてください。

そして愛情を持つキッカケにしてください。

もちろん、
本来であればこんなことを意識せず
無償の愛情を注げればそれがベストです。

しかし、今それができなくても
ご自身を責めることなく
あなたにできることを
少しずつ始めていきましょう。

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読者の方から頂いた喜びの声
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それでは本日も
読者の方から頂いた
ご報告のメッセージを
紹介させていただきます。

ASさんという方からいただいたメッセージです。

DVDをご覧頂いたことをきっかけに
これまでの行動を悔い改め
そして今まさに
娘さんとの新たな関係を
築かれようとされている様子を
ご報告してくださいました。

ASさんの心情や葛藤が
リアルに伝わるメッセージです。

ぜひあなたの子育ての参考にしてください。

*******************ここから********************

中学校1年生の娘が不登校になりました。

学校の話も楽しそうにするのに
行きたがらない娘の気持ちが理解できず、
また、学校に行かなくなった娘を
私自身が受け入れられずに悩んでいたました。

毎日、学校に行く時間になると
腹痛を訴えるようになったものの、
病院にも行かず、治そうともしない事が
私には理解できませんでした。

伊藤先生のDVDを購入する前は、
娘が大変だと言いつつ、
私自身が事態を受け入れられず
辛かったんだと気付きました。

DVDも自分が楽になりたくて
購入したんだと思います。

藁をも掴む気持ちでDVDを見て、
これまでは、娘の気持ち無視して
その自分の辛い気持ちを娘に押し付けていたんだ、
娘が生まれてから
私の価値観をずっと押し付けていたんだ
ということに気付きました。

その瞬間、娘に本当に申し訳なく思ったと同時に、
まだ間に合う今のうちに娘に向き合って、
娘のありのままを受け入れて、
私の愛情のすべてを
娘に注ぎたいと思うようになりました。

まだ娘は学校には行っていませんが、
私は娘をコントロールしようという気持ちは消え、
随分とおおらかな気持ちで娘と向き合えています。

また、私の気持ちも伝わっているのか、
娘がふさぎ込むことはなく、
とても素直に自分の気持ちを
伝えてくれるようになりました。

そして、毎日笑顔を見せてくれています。

*******************ここまで********************

ASさん、
貴重なメッセージをいただきまして
ありがとうございました。

学校が嫌いな様子ではない、
なのに学校を嫌がる・・・
そういった状況を
不可解に感じるのが普通だと思います。

しかし、
そこで諦めずにDVDをご覧いただき、
不登校の本当の理由に気付いていただけて
良かったです。

ちなみに、

「ASさんご自身が楽になりたい」

という動機でDVDをご覧になった
と書かれていましたが、
決して悪いことではないと思いますよ。

まずはASさんご自身が
幸せを感じて生きていなければ
お子さんを幸せにすることはできないからです。

不登校が解消されるまでに
まだ時間はかかるかもしれませんが、
それでも今のまま
ASさんの愛情のすべてを
娘さんに注ぎ続けられれば
必ず道は開けます。

>随分とおおらかな気持ちで娘と向き合えています。

と書かれているので
解決までは時間の問題だと思います。

改めまして素敵なメッセージを
ありがとうございました。

これからも引き続き、
DVDやこちらのメルマガなどをご覧いただき、
正しい子育てを実践し続けていただければ
幸いです。

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ASさんのリアルな心情が
伝わってきたのではないでしょうか?

そして、あなたにとって
参考になることも書かれていたはずです。

例えば、

>これまでは、娘の気持ち無視して
>その自分の辛い気持ちを娘に押し付けていたんだ、
>娘が生まれてから
>私の価値観をずっと押し付けていたんだ
>ということに気付きました。

と書かれていますが、
このメルマガをご覧になっている親御さんの中にも
過去、もしくは現在までに
同じことをした方も少なくないはずです。

既にご自身でその問題に気づかれていた方、
今回のメルマガで改めて気づかれた方、
様々だと思います。

いずれにしても、
その問題点から目を背けないで下さい。

なぜなら、単に気づくことと
それを改善できるかどうかは
全く別問題だからです。

「分かっていても、どうしても
価値観を押し付けてしまう」

という親御さんは少なくないと思います。

これを機にその習慣を改めて、

「親の価値観を押し付けることが
子どもにとってどれほど精神的苦痛なのか」

ということを
考えていただければと思います。

これを深く理解できていれば
価値観を押し付けることは
自然と無くなっていくはずです。

1つ1つのことを丁寧に考え、
そして解決への足がかりにしていきましょう。

次回は
父に対して憎しみをもった私が
ついに思い切った行動を
起こしたエピソードをお伝えします。

非行の度合いは
一気にエスカレートしていきますが
引き続き、10代の少年の
生々しい心の叫びに耳を傾け、
そしてあなたの子育てに
役立ててください。

さて、
あなたが子育ての中で感じた変化に関して
何かしらエピソードがありましたら
メッセージをお寄せください。

どんな些細なことでも構いません。

これを読まれている親御さんはみなさん、
藁をもすがる思いで
DVDやメルマガをご覧になっています。

そういう親御さん方を手助けするため
1つでも多く、有益な情報を
共有させていただきたいと
真剣に考えております。

お忙しいかとは思いますが
ぜひご協力いただきますようお願いいたします。

それでは、
本日も最後までご覧下さいまして
ありがとうございました。



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