【伊藤幸弘の子育てアドバイス】#134 お子さんに愛情を伝える方法

2017-09-07

こんにちは、伊藤です。

本日も子育ての悩みから、
ひきこもりや非行など、子どもの問題行動に
悩む親御さんに役立つ情報をお伝えします。

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前回のおさらい
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前回は
問題行動を起こしている15歳の少年の
母親が書いた手記をご紹介しました。

その少年が
小学生から中学生にかけて
どのような生活を送っていたのかが
書かれていました。

中学2年のスキー合宿では、

>ピアスをつけていること、
>態度が反抗的であることから
>参加を断られることになりました。

というエピソードもあったように、
少しずつ問題が起こり始めている様子を
感じていただけたかと思います。

本日はさらに状況が悪化してゆく様子を
ご紹介します。

当時の少年の気持ちを考えながら
お読みください。

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始まる家庭内暴力
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小学5年生のときの担任の先生が
コーチであったことから
ミニバスケットボールに入部。

たらたらと練習していたので、、
いつやめるのかな? と思っていると
友達二人と夢中になり出し、
盛夏でも朝から夕方遅くまで
バスケ、バスケで
またたく間にスタメンに入ることが出来ました。

水泳で泳いでいる時、
スキーですべっている時、
ボーイスカウトで活躍している時、
バスケをやっている時、
体育祭のリレーで走っている時、
本当にかっこう良かったです。

我が子ながら
ほれぼれとながめ
夢中で応援していました。

この子は実に明るく
ユニークで話をすればとても楽しかった。

小学校、中学校(二年生まで)
の通知表を見ると、

「大変明るく、ユーモアがあり、
クラスを明るくし、クラスのムードメーカー」

と書かれてあった。

その子がいつからか、
眉にしわを寄せ、口を閉ざし
全く表情を表さなくなりました。

私がこの子の異変を感じたのは、
中学2年生の1月8日の三学期始業式からです。

それ以前も色々と学校から注意があったり、
中学2年の夏休み明けに
バイクに二人乗りに後ろに乗っていて
警察に補導されたりなどありましたが、、
1月8日に学校から帰って来た時のこの子の目が、
何とも悲しそうな、
こんな暗い目をしたのは初めてで、
思わず

「何があったの?、どうしたの?」

と聞いても、この子は何も言わない。

私はさらに慌てました。

それから間もなく、
ある生徒を足蹴りし、
いじめたということで
両親共々の呼び出しがあり、
学校へかけつけました。

いじめられた側の両親と
学校の先生、
校長先生など、
大人15名の中で
息子1人を責める形になりました。

私たち両親も彼を守るというより
そういう行動をした息子のことを
わびる側に立ち、
ただひたすら申し訳ないとお詫びしました。

なぜ、そんな行動をしたのか
理由を聞くと、
息子が電話をしている最中、
その子がうるさく言ったから
との事でした。

学校側は、その前からの
色々な息子の行動が気にかかり、
ここで押さえておこうという
気持ちが強かったのだろうと
今は思います。

学校はこの子にとって良かれと思い、
また、必要と思いしてくださったが、
息子を少しずつ学校から遠ざけることになりました。

それでも本人なりに
頑張って学校に行っていました。

しかし、3年生のクラス分けは
グループからはずされ、
息子1人別(大変まじめな子ばかり)の
クラスになったのです。

クラスが面白くなく、
だんだん授業にも
出られなくなったのです。

保健室に行くと

「気分が悪いなら家で休むように」

との担任の言葉をきっかけに
学校の授業には全く出なくなりました。

「学校は」

と私が声をかけると
カッターナイフで
自分の手首を傷つけようとしました。

この頃から家庭内暴力も
始まったのです。

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編集後記
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目つきが変わり、
それに呼応するように
学校の友達との問題が起こります。

母親は
なぜそのようなことになったのか
全くわかりません。

>「何があったの?、どうしたの?」
>と聞いても、この子は何も言わない。

とあるように、
母親は少年から理由を聞くことも
その理由を想像することもできませんでした。

それはなぜでしょうか?

少年に心が向いていなかったからです。

前回のメルマガで紹介しましたが、
この少年の姉が大病を患っていたため、
母親はそちらばかり向いていたのです。

ピアスをしたり
バイクの二人乗りをしたり、

>それ以前も色々と学校から注意があったり

と書かれていることから、
この子は、随分と前から
SOSを発していたことが分かります。

しかし、そのSOSに親は反応しませんでした。

だからこそ、この少年は親に
「何も言わない」のです。

経験から、親に何を言っても、

助けてくれない
わかってくれない
何もしてくれない

と思ったからです。

次回はさらに悪化の一途を辿ってゆく
手記の続きをご紹介します。

どのように事態が悪化し、
それに対して母親がどのような対応をしたのか?
お分かりいただけるかと思います。

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読者の方から頂いた喜びの声
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続いて、DVD、メルマガ、
子育てラジオ定期便などをご覧になり、
状況が改善した方の喜びの声をご紹介します。

本日紹介させていただくのは
SYさんからのメッセージです。

DVDをご覧になり、
正しい子育てを実践することで
お子さんに変化が現れたと
ご報告をくださいました。

勇気をもらえるような内容です。

ぜひ参考にしてください。

*******************ここから********************

中学2年の息子が、
夏休み明けから不登校となりました。

昼夜逆転の生活で、
ゲームやインターネットに依存しています。

どうしたらいいのか行き詰まっていたときに、
インターネット検索していて
伊藤先生のホームページに行き当たりました。

伊藤先生の実績とホームページの内容に興味を持ち、
藁をもつかむ思いでDVDを購入しました。

DVDを見て実践したところ、
まだ登校はできていませんが、
親の考え方が変わり、
子どもとの関係も良くなりました。

DVDを見て、自分が過干渉気味だった
ということがに気づき、反省しました。

仕事を減らして子どもと向き合う時間を作るようにし、
久しぶりに子どもの好きなプリンを作ってあげた時、
子どもが本当に嬉しそうに笑いました。

それがとても印象的でした。

自分の部屋にひきこもって
ずっとアニメを見ている息子に対し、
様子を見ながら部屋に入り

「お母さんにもそのアニメ見せて」

と、息子のおすすめのアニメを見て
感想を言ったりしています。

昨日は一緒にアニメの映画を見に行きました。

購入したDVDの内容はすぐに全部見て、
特に不登校に関するものは
何度も見て参考にしています。

DVDを購入したら終わりではなく、
その後のフォローのメールも
ありがたく熟読しています。

メールを読んで参考にさせていただくだけでなく、
私自身も一人じゃないと勇気づけられ、
子育ての糧にさせていただいています。

登校できるようになるまであと少し、
しっかりと「子育てのし直し」を
していきたいと思います。

これからも、メールの配信をよろしくお願いします。

*******************ここまで********************

SYさん
貴重なメッセージをありがとうございました。

DVDをご覧いただき、
正しい子育てを実践していただき、
とても嬉しく思います。

そして何よりも
お子さんに変化が見られているとのこと
本当に良かったです。

>久しぶりに子どもの好きなプリンを作ってあげた時、
>子どもが本当に嬉しそうに笑いました。
>それがとても印象的でした。

市販のプリンではなく手作りのプリン、
これこそ真の愛情です。

こういった日常の些細な変化が
とても嬉しいですよね。

人間は
趣味や好きなことを共有できる人のことを
好きになる傾向があります。

お子さんと一緒にアニメを観ることは
親子関係の再構築にとても良いことです。

また、DVDご購入後の
メールもしっかりご覧いただき、
ありがとうございます。

このまま過保護な子育てを続けていかれれば、
きっと解決に向かうことでしょう。

お子さんが学校に通われる日まで、
楽しんで「子育てのし直し」を
してください。

改めまして
貴重なメッセージありがとうございました。

**********************************************

過干渉をやめて
お子さんとの距離を縮めることで
親子関係に駅的な変化が生まれる
ということがよく分かりましたね。

>仕事を減らして子どもと向き合う時間を作るようにし、

と書かれていますが、
簡単なことではなかったはずです。

中には、母子家庭、父子家庭で
仕事の時間を減らすことが
難しい方もたくさんいらっしゃるでしょう。

ただ、大切なのは、
一緒に過ごす時間の長さではなく、
「子どもと向き合おう」という気持ちです。

仕事を減らしても、
市販のプリンを買ってきて

「あなたの好きなプリンよ」

と渡すのと、
味や形がいまいちだったとしても
手作りのプリンを渡すのとでは、
愛情のかけ方が違います。

それはそのままお子さんに伝わります。

読者の皆様も既にご存知かと思いますが、
私は離婚しており、
父子家庭で娘二人を育てました。

仕事のため、
食事をはじめ、家事なども娘達に
頼ってしまうことが多かったです。

そんな生活の中でも、

「朝ごはんは手を抜かず
必ず手作りのものを作る」

と決め、
前の日が仕事でどんなに遅くなっても
朝5時に起きて、朝ごはんを作り、
一緒に食べれないときは、
食事と一緒にメモを置いて出かけました。

時間がない中にも、
愛情を伝える方法は
必ずあるはずです。

ご家庭の事情にあわせた方法で構いません。

無理のない方法で良いのです。

問題行動を起こしているお子さんに対して
まだ十分に愛情を伝えられていない方は
どんな方法ならできそうか、
この機会に考えてみてください。

また、

>DVDを購入したら終わりではなく、
>その後のフォローのメールも
>ありがたく熟読しています。

とのことですが、
DVDご購入者様には無料で
専用のメルマガを配信させていただいております。

DVDの内容を補足、
多くの方が対応を勘違いされる事例のご紹介、
よくある質問への回答、
成功事例や体験談などのご紹介など
盛りだくさんの内容でお届けしています。

また、無料イベントのご案内や、
講演会などの先行案内もしています。

読者の皆様から
とてもわかりやすいと
ご好評いただいています。

DVD購入者用のメルマガには上部に

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このメールは、以前「不登校・ひきこもり解決DVD」を
お買い求めいただいた方に配信させていただいております。
==========================================

という記述がございます。

もし、DVDを購入されたのに、
ご購入者様用のメルマガを受信されていない方は
事務局までお問い合わせ下さい。

それでは、
本日も最後までご覧いただきまして
ありがとうございました。

PS:

メルマガでお伝えしていることを実践されて
お子さんに何か変化はありましたか?

SYさんは、

「メールを読んで参考にさせていただくだけでなく、
私自身も一人じゃないと勇気づけられ、
子育ての糧にさせていただいています。」

と書いてくださいました。

あなたのエピソードが
誰かの勇気になります。

何か、エピソードがありましたら、
シェアしていただけないでしょうか?

ぜひこちらのメルマガで
他の親御さん方に共有させていただきたいと思います。

どうぞご協力のほどよろしくお願いいたします。



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