【伊藤幸弘の子育てアドバイス】#98 子どもの派手な格好をやめさせる方法

2016-12-22

おはようございます。
伊藤幸弘です。

本日も子育ての悩みから、
ひきこもりや非行など、子どもの問題行動に
悩む親御さんに役立つ情報をお伝えします。

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前回のおさらい
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前回は、
私が刑務所から出所した後、
以前勤めていた会社の社長の元で働き、
社員の方々の温かい愛情に救われた
という話をご紹介しました。

「どんな愛情が子どもを救うのか?」

ということを
ご理解いただけたのではないでしょうか?

そしてもう1つ、
私に「恵子」という彼女ができて
彼女の家に遊びに行ったときの
お話もしました。

本日はその後、
私が更生していく過程をご紹介します。

ぜひあなたのお子さんが
社会に復帰する姿をイメージしながら
ご覧ください。

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本日のテーマ
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私は彼女の恵子の家に遊びに行き
彼女の両親とも仲良くなって、
楽しく過ごしていました。

穏やかな彼女の両親がいる家は、
私にはとても居心地の良い場所でした。

恵子と街を歩いていると
昔の仲間たちに
出会うことがよくありました。

そんな時、
どうしても私は
肩で風を切るような
歩き方になってしまいます。

そういう昔の雰囲気を
消しきれない私を見て
叔母は恵子の母親に

「幸弘の髪の毛を黒くするように
言ってください」

と言ったそうです。

私が恵子の両親と仲良くしているので、
「恵子の母親の言うことなら聞くだろう」
と思ったようです。

しかし恵子の母親は
叔母の意に反して、

「今に自然と黒くなりますよ」

と言ったそうです。

私は、恵子の両親から、
私の姿や態度について、
一度も注意を受けたことは
ありませんでした。

恵子の両親は私のありのままを
認めてくれていたからだと思います。

何も言われていないのに、
その後しばらくすると私は
恵子の母親が言ったように
髪の毛を黒く戻したのです。

私が髪を黒く戻したのは、
その頃にはもう茶髪が一般的になり
周りにゴロゴロと茶髪の人間がいたので

「工夫をしなければ自己主張できない」

と考えたからです。

私は髪を黒に戻し、
スーツをビシッと着込みました。

すると私の思惑通り、
周りは注目しました。

%%NAMESei%%さんは、
この、

「工夫をしなければ自己主張できない」

という気持ちが理解できますか?

若者が茶髪にしたり
派手なスタイルにするのは
自分自身の存在をアピールするためです。

学校の勉強でアピールできない子は
勉強以外の方法で自分を
アピールするしかありません。

スポーツや部活動、趣味など
自己アピールができれば
本当は何でも良いのですが、
一番苦労せずに済むのがファッションなので、
多くの子がこの簡単な自己主張の方法を選びます。

もちろん私もそうでした。

「自己主張したい」と思い
茶髪にしていたのですが、
「逆に茶髪ではもう自己主張ができない」
と考えるようになったため
髪を黒く戻したのです。

叔母は、そんな私の姿を見て

「幸弘は本当にまじめになった」

と大喜びでした。

そして、その頃から、

「結婚をして、そろそろ身を固めたら?」

と言われるようになりました。

私自身も結婚すれば
これまでの過去とおさらばし、
新しい人生のスタートを切れると
思っていました。

そこで恵子にプロポーズしました。

恵子の両親からも

「まだ娘は若いし、
あと3年経って
今の気持ちが変わらなければ
結婚すれば良い」

と言って貰えました。

刑務所を出てから
会社の先輩たちや
いろいろな人に依存し、
やっとここまできました。

特に恵子との関係は
私が本来的に望んでいた
安らぎや安心感を与えてくれました。

安らぎや安心感が得られると私は次第に、

「何かしなくては」

「自分にしかできない何かをやろう」

と漠然と考えるようになりました。

当時、近所の子どもがよく遊びに来ていて
その中の1人が

「伊藤さんの話を聞いていると
勉強に身が入る」

と言ってくれました。

そんな噂を聞いた近所の主婦の方たちからも

「なんでうちの子は派手な格好をしているの?」
「なんで言うことを聞かないの?」
「学校でたばこを吸ったりして荒れているの?」

など聞かれるようになりました。

その度に自分の体験を通して
子どもの気持ちを代弁したり、
子どもはどうして欲しいと思っているのか?
などについて話をしました。

そんな問題行動を起こしている
子どもたちの事が他人と思えず、
心配で何かしてあげたかったからです。

そうしているうちに、

「もしかしたら俺は子どもが好きなのかもしれない。
子どもを助けるようなことができれば・・・」

と考え始めたのです。

つづく

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編集後記
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いうまでもなく、
私がここまで更生できたのは
周りの方々のおかげです。

1人でいたらまた昔の仲間と会い、
元の世界にどっぷり
浸かってしまったことでしょう。

誰と付き合うかで、
人間は180度違った人生を
歩むことになるのです。

今日は髪の色について話しましたが、
今、あなたのお子さんが
派手な格好をしているようであれば、
それは、

自分のことを認めて欲しい
自分を見て欲しい

という満たされない思いを抱えている
ということです。

そして、その満たされない思いを
満たして欲しい
助けて欲しい
というサインに他なりません。

あなたがお子さんの派手な格好を
やせさせたいと思っているのであれば、
解決方法は1つです。

それは、
あなたが愛情を注ぐことです。

お子さんがわざわざ自己主張する
必要が無くなるくらい
褒め・認め・満たしてあげればいいのです。

最初のうちは
何の変化も見られないかもしれませんが、
根気よく続ければ
必ず少しずつお子さんに変化が見られます。

お子さんの身なりについて
あれこれ言いたくなる気持ちも分かりますが、
あなたがいくら言葉で諭しても
状況が変わることはきっとないでしょう。

それよりも、今はぐっと堪え、
お子さんを信じて愛情を注いでください。

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読者の方から頂いた喜びの声
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それでは本日も
読者の方から頂いた
ご報告のメッセージを
紹介させていただきます。

MMさんからのメッセージです。

DVDで過保護に接することの大切さを学ばれ、
その結果、お子さんに変化が見られた
というご報告をくださいました。

過保護の効果
感じていただけるメッセージです。

ぜひ参考になさってください。

*******************ここから********************

娘は現在、中学2年です。

小6年の時に2ヶ月不登校となったものの、
その後、自分から登校するようになり
安心していました。

ところが、中1年の2月よりまた不登校となり
悩んでいました。

そこで伊藤先生のDVDを買って勉強し始めました。

「幼児期と思春期は繋がっていて、
幼児期に過保護にされていないと
思春期になり問題行動をとるようになる」

というお話しに、思い当たるところがありました。

そして、今からでも育て直しができるという事に
希望がわきました。

それからは自分なりに過保護を実践しました。

最近は、
自分から手を繋いできたり、抱きついてきたり、
「小さい時にもっと私と
スキンシップを取りたかったんだな」
と感じさせる行動を取るようになりました。

今まで聞いた事もなかった話をしてくれ、
自分の気持ちを打ち明けてくれるようにもなりました。

少しずつ心を開いてくれているのが分かります。

学校に行くまでは
まだまだ時間がかかるかもしれませんが、
このまま頑張っていきたいと思います。

*******************ここまで********************

MMさん、
素晴らしいご報告をありがとうございました。

中学生になって
また不登校になってしまった時は
非常に大きいショックを受けられたのではないかと
お察しします。

私がそうだったように、
ご家庭に変化がなくても、
お友達や先生の力など、
ちょっとしたきっかけで
不登校は解消することもあります。

ですが、
根本的な原因が改善されていないと
登校が長続きしないことが多いのです。

ですから、不登校が再発した時に
DVDをご覧いただき
正しい子育てを実践していただけて
本当に良かったです。

今後も応援させていただきますので
引き続きDVDやこちらのメルマガをご覧ください。

改めまして、
貴重なご報告をいただきまして
ありがとうございました。

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MMさんは

>「幼児期と思春期は繋がっていて、
>幼児期に過保護にされていないと
>思春期になり問題行動をとるようになる」
>というお話しに、思い当たるところがありました。

と書かれていました。

あなたのご家庭ではいかがですか?

お子さんの問題行動は
幼児期にその原因があり、
だからこそ、
お子さんが幼児期に戻ったつもりで
子育てをやり直さなければいけない
ということです。

これまでもお伝えしてきていますが
ぜひこの機会に再確認してください。

また、幼児期に戻って
子育てをやり直すといっても

「具体的にどうすれば良いのか?」

と思われた方もいることでしょう。

そういう方は、ぜひDVDをご覧ください。

https://futoukou365.com/dvd/16

それでは
本日も最後までご覧下さいまして
ありがとうございました。



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