【伊藤幸弘の子育てアドバイス】#100 お子さんとの時間には限りがあります

2017-01-12

おはようございます。
伊藤幸弘です。

本日も子育ての悩みから、
ひきこもりや非行など、子どもの問題行動に
悩む親御さんに役立つ情報をお伝えします。

*********************************************
前回のおさらい
*********************************************

前回は、私が、

“人生の使命”

を見つけたお話をさせていただきました。

当時付き合っていた彼女から

「最近の幸ちゃんを見ていると
何か自分のやることを見つけたみたいね」

という言葉とともに突然別れを告げられ、
それをきっかけに私は
自分自身の使命に気付いたのでした。

それはもちろん、

「子どもの問題を解決する」

という使命です。

その使命に気づき、
私の人生は一変しました。

生きる活力を与えられました。

使命は人に生きる活力を与えます。

ですから、親御さんは
お子さんが使命を見つける
お手伝いをしてあげてください。

もしお子さんが

「自分はこれをするために生まれてきたんだ」

という使命を見つけることができれば
お子さんの人生は一気に輝き始めます。

もちろん、使命を見つけるのは
そう簡単ではありません。

しかし、すべての人が
何かしらの使命を持って生まれてきています。

ぜひお子さんの才能を信じ、

“人生の使命”

を一緒に見つけてあげてください。

それでは、本日のテーマです。

本日は私と父とのエピソードです。

ついに私と父との関係が
修復される日が訪れました。

しかし・・・

********************************************
本日のテーマ
*********************************************

私が更正して5年目、
父が脳軟化症で倒れました。

入院当初、担当の医者は

「おそらく、だめでしょう」

と言っていました。

あんなに嫌いだった父親でも
病室で寝ている姿を見ていると、
愛おしく思えてきます。

そして私は、
過去の自分の行いを深く反省しました。

好き勝手なことをして
気に入らないことがあれば
家出をしたり、暴力を振るったりと、
自分勝手な生き方をしてしまったことを
改めて反省し始めました。

すると、
私のその思いが通じたのか
父は奇跡的に助かり
半年で退院したのです。

父の退院から10年。

私は、たくさんの人たちの愛情に包まれ、

「子どもたちの更生の手助けができる」

という喜びで充実した日々を送っていました。

そして、
私もついに結婚をしました。

ところが・・・、

私が結婚してから3年後の
平成2年12月1日、

「父危篤」

という一報が入りました。

私は車を走らせ
病院に駆けつけました。

病室のベッドの上で
父は既に意識がありませんでした。

叔母が

「ユキがきたよ!」

と起こそうとしますが
返事はありません。

私の中で、なんとも言えない
感情が溢れてきました。

そして私は病室に入るやいなや
親父の手を握り、

「ごめんよ、ごめんよ・・・」

と頭を下げ
これまでの親不孝を父に謝りました。

私の目から大粒の涙があふれ出ました。

すると、その瞬間父が

「う?、う?」

と唸り声をあげ、
目から涙を流し始めたのです。

私はハンカチを取り出し、
その涙を拭きながら

「生きてくれ、生きてくれ!」

と訴え続けました。

しかし翌日、
父はまた意識不明となりました。

この日は私が非行カウンセラーとして
初めて大勢の人の前で
講演をすることになっていました。

姉に父の看護をお願いし

「親父、がんばれよ!
おれはすぐ戻ってくるから」

と出発前にささやきました。

私はその時にまた、
涙を流してしまいました。

そして、
私の涙が父の顔に落ちたその時、
握っていた父の手に力が入り、
私の手をギュッと握りました。

その後、私の手を離した父は、

「行ってこい」

と言わんばかりに
自分の手を振ったのです。

私は涙をぬぐいながら

「行ってくる、頑張ってくるよ」

と言って病院を後にしました。

つづく

*********************************************
編集後記
*********************************************

本日は父と私のエピソードを
お伝えしました。

私は父を毛嫌いしていましたが、
その父が危篤になった時、
言葉では言い尽くせないほどの
愛情を感じました。

そしてようやく
父の偉大さ、父の愛情に
気づくことができたのです。

しかし、遅すぎました。

私が父の愛情に気づいた時には
父と共有できる時間は
もうあまり残っていませんでした。

過ぎ去った時間を
取り戻すことはできません。

危篤となった父の横で
私にできる唯一のことは
ただただ涙を流しながら
感謝の気持ちを伝えることだけでした。

このエピソードから
あなたにお伝えしたいのは

「後悔だけはしないでください」

ということです。

あなたとお子さんには
いつか離れて暮らす日が訪れるでしょう。

その日が訪れた時に
絶対に後悔することが
ないようにしてください。

「あの時、なぜもっとあの子に
優しくしてやれなかったのだろう」

「なぜあの子の気持ちをもっと
考えてあげられなかったのだろう」

「なぜ私が望むことを
押し付けてしまったのだろう」

と思うようなことは絶対に避けてください。

今更どうにもならなことを
悔やむことほど
辛いことはありません。

もしかしたら
あなたは今、

「なんでこんな子に育ってしまったの!!」

と嘆き、
お子さんに対して愛情を感じることができず、
むしろ憤りを感じているかもしれません。

もしくは、
時に暴言を吐き、
暴力すら振るうお子さんに対して、
憎しみを覚えることすらあるかもしれません。

その結果、
お子さんに対して
きつく当たってしまったり
過干渉になってしまう場合もあるでしょう。

しかし、実は
お子さんと共に過ごせる時間があるだけでも
本当に幸せなことなのです。

1秒1秒が
宝石のようにキラキラと光り輝く時間なのです。

しかしその光り輝く時間には限りがあります。

永遠に続けることはできないのです。

この当たり前のことを
今一度胸に刻んで、
お子さんと一緒に過ごせる今という時間を
大切にしてください。

お子さんがあなたの言うことを聞いてくれず
つらいと思う瞬間もあるかとは思います。

そんな時はどうか

「その時間がどれだけ貴重な時間なのか」

ということを改めて思い返してみてください。

*********************************************
読者の方から頂いた喜びの声
*********************************************

それでは本日も
読者の方から頂いた
ご報告のメッセージを
紹介させていただきます。

DVDをご覧いただき
実際に息子さんの不登校を解決された
TKさんからのメッセージです。

子育てに本当に大切なことを書いてくださいました。

ぜひあなたの子育ての参考にしてください。

*******************ここから********************

現在高2の息子が、
去年の3月初めから突然、
学校へも部活へも行かなくなりました。

理由を聞いても話さず、
どう対応すればいいのか
全くわかりませんでした。

そんな時に伊藤先生のDVDに出会いました。

親の接し方や愛情不足に原因があることや、
親が変われば子が変わるというお話しが、
非常に府に落ちました。

それから、
・子どもの要求を聞く
・子どもの気持ちを想像してみる
ことを心がけました。

「あなたが生まれたときから
親である私たちが
どれだけ大切に思ってきたか」

「これからどうしていきたいか、
あなたたが出した結論は全力で応援する」

ということを文章で伝えました。

担任の先生や部活の先生、
スクールカウンセラーとも相談して、
子どもが自分で決めるまで待つことにして、
それを本人にも伝えました。

その結果、
3月はほぼ不登校だった息子が
4月の始業式から学校へ行くようになりました。

10日後には部活に復帰して、
今では朝練にも毎朝行くようになりました。

勉強にも前向きで
不登校以前よりもいきいきとしています。

私を変えるヒントときっかけを
与えてくれたこのDVDには
とても感謝しています。

*******************ここまで********************

TKさん、貴重なメッセージを
送ってくださいまして
本当にありがとうございました。

正しい子育てを信じ、
実行していただけてとても嬉しく思います。

>「あなたが生まれたときから
>親である私たちが
>どれだけ大切に思ってきたか」

>「これからどうしていきたいか、
>あなたたが出した結論は全力で応援する」

とありましたが、素晴らしいですね。

息子さんも嬉しかったと思います。

これは私の想像ですが、
TKさんはこれまで息子さんに
「こうあって欲しい」
という強い思いを持たれていて、
それを息子さんに強く
求めていたのではないでしょうか?

その気持ちを抑えて息子さんを信じ、
意思を尊重すると表明されたことが
今回の結果につながったとお察しします。

>勉強にも前向きで
>不登校以前よりもいきいきとしています。

と書かれていましたが、
息子さんが自信を手に入れられたことが
よく分かりますね。

本当におめでとうございます。

改めまして、
貴重なご報告をいただきまして
ありがとうございました。

**********************************************

TKさんが問題を解決された
最大の理由は何だと思われますか?

それはもちろん、

「正しい子育てを信じ、
そのまま素直に実行してくださった」

からです。

「過保護な子育てを正しく実行する」

本当にそれだけで
見違えるほどお子さんに変化が生まれる、
ということを改めて
感じていただけたのではないでしょうか。

「過保護な子育て」って
具体的に何をすれば良いの?

そう思われる方も少なくないでしょう。

実際に必要な対応は事例により異なるため
一言でご説明できるものではありません。

「具体的な事例が知りたい」

「まだ思うように変化が現れていない」

ということでしたら、
ぜひ『子育てラジ定期便』をご活用ください。

【子育てラジオ定期便】

→ https://futoukou365.com/radio/

【子育てラジオ】は、
実際に今、
子育てに悩んでいる方からのご質問にお答えし、
具体的な対応法をアドバイスします。

様々なご家庭のケースに合わせて
お答えしています。

そのため、%%NAMESei%%さんの
ご家庭の問題解決のヒントとなる
類似のケースもあるかと思います。

もちろん、ご質問をいただければ
%%NAMESei%%さんからのご質問にもお答えします。

具体的なアドバイスをお受けいただくことは
%%NAMESei%%さんのご家庭の
問題解決の早道になるかと思います。

本日のテーマでもお伝えしたように
お子さんとの時間は限られています。

今という時間は本当に貴重です。

貴重な時間を無駄にしないため
すぐにでも
お子さんとより素晴らしい時間を共有すること
を目指していただければと思います。

諦めず、
一緒にがんばっていきましょう!

それでは
本日も最後までご覧下さいまして
ありがとうございました。



まだメルマガにご登録されていない方は、下記よりお申し込みができます。
この他にも不登校やひきこもり役立つ情報を随時発信しております。
下記フォームよりお申し込みください

メールアドレス【必須】
お名前【必須】

※ご記入頂いた個人情報は、メールマガジン配信やセミナー情報など、その他弊社のからの不登校解決のご案内のみに使用させていただくものです。どんなことがあってもあなたの情報を第三者にはわたしません。詳しくはプライバシーポリシーをご覧下さい。 ※ご登録後も「いならい」「役に立たない」と思ったら、ワンクリックで配信解除ができます。お金は一切かかりません。あなた自身の目で内容をご確認下さい。
guest
0 Comments
Inline Feedbacks
View all comments

TOP