【伊藤幸弘の子育てアドバイス】#166 「見守る」は「身守る」

2018-04-25

こんにちは、伊藤です。

本日も子育ての悩みから、
ひきこもりや非行など、子どもの問題行動に
悩む親御さんに役立つ情報をお伝えします。

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前回のおさらい
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前回ご紹介した、
私の書籍出版の際に
TVキャスターの草野仁さんが
お寄せくださった手記に
このような文章がありました。

「子どもたちは
建て前には飽き飽きしています。

建て前的な関わりをしても
信じてくれません。」

まさにその通りです。

子ども達は、先入観が少ない分、
固定概念などに染まった大人よりも
まっすぐに物事を見ます。

ですから、建前で話していると
すぐに見透かされてしまいます。

それでは、本当の信頼関係は築けません。

どうぞ本気で、そして正直に
お子さんと向き合ってください。

本日も
草野さんの手記の続きを
ご紹介します。

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責任を他者に押し付けないで
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100人以上の少年たちやその親たちと
関わってきていますが、
そこにはある共通点があると言います。

問題行動を起こす少年たちの親は

「責任を人に押しつける」

ということです。

「学校教育がなっていない」
「社会がこんなだから」
「母親がしっかりしつけをしないから」
「なに不自由なく育てたのに、
 問題行動を起こすなんて子どもが悪い」

などです。

この親達には自らの反省がありません。

「親は子どもの鏡」

とよく言いますが、
このような親や家庭環境で育つ子どもは
親と同じように責任を他に転嫁します。

子どもの責任を親が持たなくて
誰が持つのでしょうか?

伊藤さんは書籍の中で、

「昔の親は
子どもが悪いことをしたなら強く叱り
時には体罰もした。

しかし、社会的に追い込まれたりすると
最終的には子どもをかばった。

ここには子どもの逃げ場があった。

これが親バカである。

今の親は子どもをかばわない。

鑑別所でも刑務所でも
行ってしまえという態度をとる。

ここには子どもの逃げ場がない。

これはバカ親である。
最近、このバカ親が増えている。」

と書かれています。

まさにその通りだと思います。

「ワルほど人の気持ちに敏感だ。

この人は本当に俺のことを
わかってくれる、
俺の存在を認めてくれる

とすぐに感じ取れる。

そしてそういう存在がいれば立ち直れる」

という伊藤さんの話を聞き、
問題行動を起こすような少年たちの
すぐそばにいて

「理解し認める」

そういう人がいるだけでいいと
感じました。

「見守る」は「身守る」ことです。

少年たちを温かく見守ることが、
彼らを問題行動に走らせないことにつながり、
少年たちの身を守ることなのだと
教えられました。

多くの親御さんにぜひ

「見守ってほしい」

と痛感しました。

伊藤さんが日夜、
少年たちの更生に努力される姿には
頭の下がる思いです。

これからもぜひ頑張ってほしいです。

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編集後記
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あなたはお子さんが
何か悪いことをしたとき、
そしてそれによって
お子さんの立場が悪くなったとき、
お子さんを当たり前のようにかばえますか?

もしかしたら、
逆のことをしていませんか?

「悪いことをしたんだから、
厳しくするのは当然だ」

と考える親御さんもいると思います。

ですが、親御さんが厳しくすることで
お子さんが四面楚歌になってしまったら
どうでしょうか。

学校
友達
周囲の人
家族

すべてがお子さんに厳しく冷たくなってしまったら
お子さんはどうなるでしょうか。

もし、あなたがそんな状態に陥ったら
どう感じますか?

ご存知の通り、
私は少年時代に暴走族に入っていて
刑務所に入ったこともあります。

みなさんのお子さんは
私ほどは悪くないとは思いますが、
「わが子が刑務所に入ることになったら」
と仮定してください。

学校の友達も、先生も、周囲の人も、
親戚もみんな、あなたのお子さんを
白い目で見ると思います。

お子さんは悪いことをしたから、
刑務所できちんと刑に服しています。

悪いことをした報いを
きちんと受けています。

それでも世間は厳しく、
白い目で見られるでしょう。

私が刑務所にいる間も
自宅の外壁には、

「伊藤出て行け」

と落書きされたことが何回もありました。

わが子がそのような立場になったら
あなたはどうしますか?

「あんな子、うちの子じゃない」

「あいつが悪い」

と見捨てますか?

私は何度も少年院や刑務所から出てきた子を
世話していますが、
そういう子どもたちの家族の中には、
私に子どもを預けて引っ越してしまう親もいます。

それまでと同じ町に
住みづらくなったお気持ちも
とてもよくわかります。

ですが、ご家族が引っ越してしまうと、
その子は家と家族を失います。

私の父は、私が刑務所に行っている間、
あっちこっちに頭をさげて回ってくれました。

家に落書きされても
黙って消してくれました。

父は私に帰る家を残してくれたのです。

残念ながら、
私がその話を伯母から聞いたのは
父が息を引き取る直前でした。

父は刑に服した私に

「社会がきちんと罰を与えたのだから
それ以上に親が罰を与える必要ない」

と考えてくれたのです。

周囲が白い目で見る中、
父と伯母だけは私を見守ってくれました。

その家族がいてくれたからこそ、
今の私があると思っています。

どうかこのメルマガを読んでいる
あなただけは最後まで
お子さんの味方でいてあげてください。

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読者の方から頂いた喜びの声
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続いて、DVD、メルマガ、
子育てラジオ定期便などをご覧になり、
状況を改善された読者の方の
喜びの声をご紹介します。

今回は、DVDをご覧になったNMさんから

「学校に通えています!」

という嬉しいご報告をいただきました。

どのような対応の結果、
良い結果が生まれたのか、
具体的に書いてくださっています。

ぜひ参考にしてください。

*******************ここから********************

いつもメールをありがとうございます。

DVDを繰り返し見たり、子育てラジオや
メールのアドバイスも毎回参考にして
息子の育て直しをがんばっております。

一学期に中1の息子が登校渋りになり、
6月に伊藤先生のDVDを購入し、
過保護に徹した夏休みでした。

息子は、本当に甘えてくるようになりました。

細かい要求がたくさん出てきます。

細かい、他愛ない要求に
毎日毎日応えあげることが
最初はうまくできませんでした。

しかし、次第に普通に応えられるようになると、
息子は家で安心しリラックスして
過ごせるようなったようです。

二学期からは、
二日間だけ休んだものの、
学校に通えています。

昨夜息子に、

「学校は嫌だし、大変だし、
ストレスだけど、家が自由だから、
俺、今日も早く帰ればいいや!と思うと、
朝学校に行く気になる。

お母さん ありがとう」

と言われ、涙が出てしまいました。

一学期に、暴言や暴力もあったので、
まだまだ過干渉のしつけをするのは
早いと思っています。

宿題もせず、帰宅後は、
スマホ依存のような状態からも
抜け出せていません。

それでも、
学校に行き、部活も出て、
友達とも遊びに行き、
家で暴れない!

今はそれだけで十分です。

一応22時に、

「スマホはおしまいね」

「お風呂に入ってね」

とだけ声をかけます。

スマホはすぐにはやめられませんが、
自分なりに終わりにして、
23時までには床につきます。

夏休みから、息子と同じ部屋で寝ています。

「外で何があっても、
私の顔をみたら安心できる」

そんなお母さんになれるように
これからもがんばります。

そのうちに、息子にやりたいことが
見つかったら嬉しいです。

全力で応援したいと思います。

伊藤先生、今後とも
どうぞよろしくお願いいたします。

*******************ここまで********************

NMさん、
貴重なメッセージをいただきまして
ありがとうございました。

「細かい他愛ない要求に
毎日毎日応えあげること」

が簡単なようでとても大切です。

お子さんも

「あれ、なんかお母さん変わったな」

と感じたはずです。

そして、少しずつ
愛情を感じ始めたことでしょう。

「お母さん ありがとう」

これは、本当に嬉しい言葉ですね。

息子さんから親にお礼を言うのは
勇気が要ることだったと思います。

感謝の気持ちを持っていても
照れてなかなか口に出せない子もたくさんいます。

そんな中、
お礼の言葉がお子さんの口から出たことは
本当に大きな意味を持つことでしょう。

改めまして、
貴重なメッセージをお送りくださいまして
ありがとうございました。

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NMさんの息子さんはお母さんに、

>「学校は嫌だし、大変だし、
>ストレスだけど、家が自由だから、
>俺、今日も早く帰ればいいや!と思うと、
>朝学校に行く気になる。

と言いました。

これこそDVDやメルマガで
ずっとお伝えしていることです。

家庭は、
職場や学校、部活や習い事などにより
外で疲れストレスを溜めて帰ってくる
お子さんにとって、
ストレスをおろせる場所でなくてはなりません。

リラックスできたり、
ストレスを忘れられるくらい楽しかったり、
いい意味で自由であるべき場所です。

そういう家庭があれば、
子ども達は、家庭を拠り所にして
また外に飛び出すことができるのです。

そしてもう一つ、

>スマホはすぐにはやめられませんが、
>自分なりに終わりにして、
>23時までには床につきます。

とあります。

以前にどれくらいスマホをやっていたかは
書かれていませんが、

>スマホ依存

と書かれているので、
かなり長い時間スマホを触っていたのでしょう。

NMさんのメッセージを読んで、

「約束の時間から1時間を過ぎて
やっとスマホをやめる」

と捉えると、

「約束を守れてない」

と思う読者の方もいるかもしれません。

しかし、これは

「自分なりに終わりにして」

というところに重要な意味があります。

自主的にやめれるようになっていれば
これからどんどん改善していく
可能性があります。

実は、過保護ができてくると
お子さんのストレスが減ってきますので
ルールが守れるようになるのです。

NMさんが過保護を続けることで
さらにスマホ依存は改善されていくでしょう。

ぜひ、このまま過保護の
子育てを続けていただければと思います。

*************

さて、突然ではありますが、
これまでお届けしてまいりました
【子育てアドバイス】は今日で最終回となります。

長らくご愛読いただきまして
誠にありがとうございました。

今後は新たな形で
メルマガをお届けすることを予定しています。

新しいメルマガの配信をどうぞお楽しみに。

*************

あなたが抱えるお子さんの問題行動が
1日も早く解決することを
心から願っております。

本日も最後までご覧いただきまして
ありがとうございました。



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KM

新たな メルマガを楽しみにしています。健康と活躍に期待しています。いつもありがとうございます😊

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